2012年2月22日水曜日

iMac (Early 2009) の HDD が異常

先々週の木曜日辺りから、iMac (Early 2009) の HDD が S.M.A.R.T. 情報を拾わなくなりました。コンディションが悪化している訳ではなく、「良好か悪化しているかが分からない」という状況で、考えようによっては一番やっかいな症状です。

この iMac はトラブル続きで、購入後1年で ネットワーク関係が壊れてロジックボード交換 、その後1年でまたしても ネットワーク関係が不調 という状況でしたが、ここにきて HDD も故障でしょうか。5000円程度とはいえ メモリを増設した ばかりで、Apple Care も今年の6月まで残っているので修理には出しますが、 年1回確実に壊れる のでは使い物になりません。Mac の価格は Apple Care 込みで見積もる必要がありそうです。家電製品や他社のパソコンの一般的な保証期間が1年とはいえ、 保証期間ちょうどで壊れるのでは悪名高い S*NY タイマーと同じ ですね(が、いままで SONY 製品で保証期間経過直後に壊れた、という経験はありません)。PowerMac 辺りまでは、経年劣化で壊れるなんて想像できないほど頑丈、という印象だったんですが、最近はあまり好感が持てません。

ちなみに、この iMac の前に使っていた iMac (Late 2006) も 2009年6月頃に HDD の I/O エラーを出して、それで iMac (Early 2009) に買い替えた経緯があります。世間一般ではどうか分かりませんが、個人的には 20 インチの iMac は3年以内に HDD が壊れる という確証を得ました。それでも、iMac (Late 2006) はこのトラブル以前には問題を起こしていないので、iMac (Early 2009) のほうがヤワですが。昔の方がネットゲームなどで Mac を使う時間は長かったので、iMac (Early 2009) になって酷使するようになった、という理由ではないでしょう。

修理に出すとはいえ、いい加減うっとうしいので、すでに新しい Mac を調達済みです。これもまたすぐに壊れるかも知れませんが。

2012年2月14日火曜日

iPod nano 交換 - 第6世代ゲット

燃えるというウワサの iPod nano(第1世代)を持っていたので、 交換プログラム を申し込んでみました。長らくほとんど使ってなかったし、今後も取り立てて使う予定はなかったんですが、せっかくなので利用しない手はありません。

不良個体はごく僅かのようで、現に手元の個体も発熱する気配はまったく感じませんでしたが、交換対象と認められました。1月上旬に発送して、1ヶ月余りで返送されてきました。

すでに第1世代の代替品が底をついているようで、現行の第6世代が送られてきた、という人をけっこう見かけましたが、僕のところにも第6世代が送られてきました。色はシルバー、容量は 8GB です。コンパクトで軽くて良いですね。

今日は雨で、バスか電車で帰宅することになるので、さっそく活躍してもらいましょう。

2012年2月7日火曜日

PreSonus Monitor Station 修理

ヘッドフォン出力が4つとも左右が反転している という不具合の見つかった Monitor Station ですが、わざわざ修理に出さなくても直るかも、と思って腑分けしてみました。






けっこう中身が詰まっています。基板は2枚で、いずれも表裏両面に表面実装部品が載っています。基本的に、音声回路は下の基板(写真では手前側)、メーターやスイッチ類に関する回路が上の基板、という分かれ方に見えます。

写真を撮り忘れていましたが、ケースの底に電源回路が載っており、左下の黒いケーブルで繋がっています。勢いよく開けるとコネクタを痛めます。


肝心のヘッドフォン出力部分です。幸い、基板側はハンダ付けではなく脱着可能なコネクタでした。左端の1個が修正済みで、残りの3つが最初の状態です。赤色と白色のケーブルを入れ替えるだけなので、5分もあれば修正できました。

Fidelia Advanced の詳細設定

せっかく 購入した ことなので、"Advanced" タブの設定について調べてみました。ディザについては iZotope の詳しい技術解説があるのですが、慣れない英語&専門用語頻出でなかなか読破できません...

ここに書いてあるのは、あくまで 個人的に調べたもの で、Fidelia の開発元である Audiofile Engineering が言っている訳ではありません。正確な情報は Audiofile Engineering の サポートページ で確認してください。


Audio device is exclusive to Fidelia
すでによく知られた (?) 機能ですが、いわゆる Hog mode (Exclusive mode) です。"Output" タブで選択したオーディオデバイスを、Fidelia 専用に割り当てます。これによって、他のアプリケーションや Mac OS X 自身が発する音を無視できるようになります。

一般的に言われているメリットとしては、
  1. 「興ざめな音を出さない」だけでなく、
  2. サンプリングレートの異なる曲ファイルが混在しているときに、再生ソフトがオーディオデバイスに送り出す際のサンプリングレート自動で切り替えることを可能にする、
  3. CoreAudio (Mac OS X の音声処理システム) の余計なプロセスを経ないことで高音質化に貢献する、
などが挙げられています。Audiofile Engineering では、[1] の点を目的としているようです。Decibel などは、オーディオデバイスのネイティブフォーマットで送り出せる点を挙げていますが、Fidelia では特に触れられていません。

Load audio file into physical memory
こちらも、すでに Decibel や BitPerfect、Audirvana などで実装されていた機能で、音声ファイルを再生前にメモリ上に読み込んでおくものです。バージョン 1.2.0 で搭載されました。

Audiofile Engineering では、特にそのメリットを説明していないようですが、Decibel ではディスクアクセスに伴うグリッチ(音飛び)を回避できる、とされています。実際、従来は SSD でさえ若干の音飛びがありましたが、アップデート後は解消されたように思います。

Dither Settings
ディザとは、(ここでは)リサンプリングの際に意図的にノイズを加えることで、その質を向上させる技術です。「ノイズ=悪者」というイメージがありますが、単純にリサンプリングした場合に比べて結果的に歪みを少なくすることが期待できます。従って、ディザの恩恵があるのは、リサンプリングをする場合だけです。 いわゆるビットパーフェクト再生の場合には、意味がありません

なお、ディザ自体は Advanced 版を購入していなくても機能するようです。Advanced 版を購入すると、その設定をより細かく指定できるようになります。

Shape
ディザで加えるノイズの形状を設定するようです(詳細調査中)。

Amount
ディザで加えるノイズの量を設定します(詳細調査中)。

Bits
"General" タブでディザのタイプを "Type I" にしたとき有効になります(詳細調査中)。

Auto Blanking


Minimize Peaks


Silence Harmonics


iZotope Resampler Settings
リサンプラーの設定を変更できます。これも、ディザと同じく、Advanced 版を購入していなくても iZotope 製リサンプラーは機能しているようです。

リサンプリングが発生するのは、Fidelia の場合、4つのケースがあります。
  1. Fidelia のデジタルボリュームを使う場合。
    1. この場合、音楽ファイルが16bit/44.1kHz、オーディオデバイスが44.1kHz動作の場合でもリサンプリングが必要になります。

    2. 問題なのは、 どこで音量調整するのが良いか ということです。具体的には、(1) オーディオデバイスに音量調整機能がない場合、(2) アナログボリュームがついている場合、(3) デジタルボリュームがついている場合、が考えられます。

      1.  の場合は Fidelia のボリュームを使わざるを得ないので、Advanced 版の恩恵があると考えられます。

      2.  の場合は、むしろ Fidelia 自身はビットパーフェクト再生にしておき、アナログボリュームで調整する方が良いかも知れません。つまり、Advanced 版は必ずしも必要ではありません。

      3. はちょっと複雑です。デジタルボリュームの場合はいわゆる「ビット落ち」の可能性があります。そうではなく、リサンプリングされるのであれば、上記のように歪みの問題があります。そこで、 オーディオデバイスのリサンプリングと Fidelia のリサンプリングどちらがより高音質か 、という話になりますが、この場合も、いちおう Advanced 版の恩恵があると考えて良いでしょう。つまり、オーディオデバイス側のデジタルボリュームは使わず、Fidelia で音量調整する訳です。

  2. VST/AUプラグインを使う場合。
    1. この場合もリサンプリングが行われるはずなので、Advanced 版の恩恵があるでしょう。

  3. アップサンプリングした場合。
    1. これは、オーディオデバイスが 96kHz 動作にしか対応していないようなケースです。たとえば、FOSTEX HP-A3 は USB コントローラに「24bit/96kHz 動作」としか記述されていないようで、Mac に繋ぐと強制的にアップサンプリングがかかります。従って、リサンプリングの質を上げることが音質向上につながります。

    2. また、仮にビットパーフェクト再生ができるとしても、リサンプリングした方が「好みに合う」のであれば、それも1つの手です。この場合も、Advanced 版の恩恵があるでしょう。

  4. ダウンサンプリングした場合。
    1. こちらは、3の反対です。たとえば、ハイレゾ音源をダウンロード購入したいけれど、持っている USB DAC は 24bit/48kHz までしか対応していない、といったケースが考えられます。
ということで、必ずしも Advanced 版が必要とは限らない訳です。Advanced 版の意味は 設定の詳細を自分で変更できる という点だけですから、かなりこだわって使いたい人向けの機能ですね。

Presets
あらかじめ、数種類のセッティングが登録されています。とりあえず、この中から選んで違いを確かめてみるのが良いでしょう。

Filter Steepness
ローパスフィルタの急峻さを決定します。いわゆるナイキスト周波数の問題で、たとえばサンプリング周波数を 44.1kHz とすると、その 1/2 である 22.05kHz より高い周波数の音はサンプリング(デジタル化)できません。それだけなら大した問題ではありませんが、22.05kHz より高い周波数の音は「エイリアス歪み」という歪みになります。そのため、あらかじめローパスフィルタを通してカットしておく必要があります。

当然ながら、できるだけ高い周波数まで通したいので、スパッと切れる急峻なフィルタを使いたくなります。しかし、急峻なフィルタを通すと「リンギング」が増えることになります。また、ソフトウェアの場合は計算によって実現するので、急峻であるほど計算量が増え、CPU 負荷が増える(動作が重くなる)ことになります。

Cutoff scaling
ナイキスト周波数を基準として、どの周波数からカットオフを始めるかを決めるパラメータのようです。たとえば、44.1kHz で "Cutoff scaling = 1.0" だと 22.05kHz、"0.9" だと 19.8450kHz という意味だと思います。数値が大きい方が周波数特性がフラットになる一方エイリアス歪みが増え、小さい方が歪みが減る一方低い周波数からカットされることになります。

Preringing
フィルタの急峻さが増えるとリンギングが増えます。このパラメータは、リンギングの出方を調整するようです。単純に言えば、(急峻な)フィルタを通したことによるリンギング(による位相のズレ)を補償するもの、という理解で良いのでしょうか。いまいち良く理解できていません。

"Preringing = 1.0" だと、プリリンギング、ポストリンギングの両方に均等に作用するリニアな位相フィルタが適用される、とあります。"0.0" に設定すると、プリリンギングを大きく補正できる反面、非線形の位相歪みが生じるようです。プリリンギングの補正は、パーカッションのような立ち上がりの速い音の場合に有効なようです。

どう使えば良いか?
おそらく、高サンプリングレートの曲ファイルをダウンサンプリングする場合(例えば 192kHz → 96kHz)と、低サンプリングレートの曲ファイルをアップサンプリングする場合(例えば 44.1kHz → 96kHz)とでは最適値が異なるでしょう。

また、曲によって、(フィルタのカットオフ周波数に近い)高音の含まれ方が大きく違うはずなので、理想的には曲ごとに設定を変えるべきなのでしょう。実際、スタジオ用途ではそういう使い方がされていると思います。

まずはプリセットをいろいろ試して、音質の変化を確かめるのが良いでしょう。バランスがとれているという意味では、"Gentle linear phase" や "Intermediate phase" が良いと思います。"Minimum phase" や "Ultrasteep linear phase" では結構クセを感じますが、曲によっては合うかも知れません。

売り物にするために使う訳ではないので、「聞いて良ければ全て良し」で気楽に使えば良いんじゃないでしょうか。

2012年2月4日土曜日

BitPerfect 1.0 リリース

iTunes との連携がすばらしい 高音質プレーヤーBitPerfect がバージョン 1.0 にアップデートされています。

まだ使い始めたばかりで、細かい部分まで調べきれていませんが、音質も向上し、機能面でも他の高音質プレーヤーと並ぶ多機能ぶりとなってきています。価格は据置きの450円。4月1日から $9.99(現在の円ドルレートから行くと900〜950円くらい?)に値上げされるようなので、買うなら今のうちかも知れません。この音質、この機能、しかも使い慣れた iTunes と完璧に統合されているとあっては、買わない手はないでしょう。

新しい機能として、以下のような追加があります。
    (1) 64ビットオーディオエンジン ----- Decibel、Audirvana Plus、Fidelia Advanced などにおいて実装されている、すでに「おなじみ」となった機能です。サンプリングレート変換などの際に有利になるのでしょう。今後、「高音質」を謳う上では定番になっていくのでしょうか。

    (2) SoX サンプリングレートコンバータ ----- 僕にはあまり馴染みがありませんが、sourceforge.net 上でオープンソースとして開発されていたサンプリングレートコンバータ・ライブラリのようです。Foobar 2000 のプラグインなどとして提供されているようです。BitPerfect の開発元では、"Intermediate" がプリリンギング、ポストリンギングのバランスに優れているのでお勧めだが好みで変更してほしい、とされています。

    (3) オーディオデバイスが対応する最大ビット深度が利用可能 ----- たとえばオーディオデバイス(USB-DDC)が 32bit に対応しているのに対して、その先にあるオーディオ機器(DAC)が 24bit までしか対応していない場合のように、エラーの原因になる場合に、手動でビット深度を指定できる、という機能です。

    (4) ディザの設定 ----- サンプリングレート変換時や、(ソフト上の)デジタルボリュームで音量を下げた場合に機能します。これも、好み次第だが "Triangular High Pass Dither" をお勧めする、と書かれています。

    (5) iTunes との関連性を最小化する ----- "Minimize iTunes Interaction" というのがそれで、説明によれば、「BitPerfect が再生動作中、iTunes も平行して (聞こえないように) 同じ曲を再生しているが、この負荷を減らす機能」だそうです。CPU負荷を減らせるほか、音質面でも貢献し、ディスクアクセスを少なくできる、とあります。

    (6) iTunesのコメント欄に以下の記述をすると、それぞれに応じた動作をする ----- 珍しい機能です。どの程度実用的かは分かりませんが...
    • "invertpolarity" - 位相反転
    • "monophonic" - モノラル変換
    • "donotupsample" - アップサンプリング不許可
    • "fixedindexing" -ギャップレス再生に問題がある場合に試してほしい、とあります。

    (7) その他の詳細設定 ----- BitPerfect の優先レベルなどを設定できるようです。音質に影響する一方、不具合を生じる可能性もあるので、注意して使ってほしい、と書かれています。