2012年8月22日水曜日

ウィルス対策ソフトの乗り換えを検討中

Intego VirusBarrier X6 の更新期限が迫ってきました。1年間の更新ライセンスが 3,600 円(税別)で2台までインストール可能なので、月額 300 円(1台当たり 150 円)と考えれば高くはないんですが、無料のウィルス対策ソフトもたくさん出てきてるので、迷います。

VirusBarrier X6 は、ウィルス対策のほかに、スパイウェア対策、アンチバンダル、フィッシング対策、有害サイトからの保護、ファイアウォール機能などがありますが、実質的にはウィルス対策ソフトとしてしか使っていません。

もっとも、「いったんスキャンしたファイルに変更がなければ無視する」ことでスキャン時間を短縮するターボモード、USB メモリなどをマウントした際に自動スキャン、スケジュール機能など、さすがに有償版だけあって機能は充実しています。

乗り換えの候補は、 Sophos Anti-Virus for Mac Home Edition です。コンピュータセキュリティ企業として信頼できることのほか、リアルタイム(オンアクセス)スキャンなど必要にして十分な機能を備えています。USB メモリなどのスキャンは明言されていませんが、レビューによればその機能もある模様?

VirusBarrier X6 の更新期限までちょうど2週間あるので、2台のうち1台にインストールしてみて使い心地を確かめてみようと思います。

2012年7月31日火曜日

眼鏡研究社で新しいメガネを作ってもらった

眼鏡(がんきょう)研究社 玉垣 は、京都の観光地 新京極 にある眼鏡店です。ラインナップは全てオリジナル、ハンドメイドのメガネで、既製品はありません。

店内に所狭しと並べられた大量のメガネは、レロトな丸メガネやセルフレームが中心です。丸メガネの場合、丸の大きさ(レンズの大きさ)とレンズ同士の間隔は、ともに2mm違いでラインナップされています。色やメッキも含めて、ほとんどあらゆ るオーダーに応えてもらえるようで、ほとんど無限の組み合わせの中から選べます。こんなメガネ屋さんは、ちょっと他には思い当たりません。

開放的な店構えなので気軽に入れて、ご主人も付かず離れずといった感じで、絶妙のタイミングでアドバイスを下さるので、居心地が良く、「このまま出ていくのも悪いな」という気にもさせません。気分良くフレーム選びができました。

僕のメガネ歴は20年近くになりますが、この間ずっとメタルフレームばかりで、四角や楕円形が多かったので、今回は丸メガネかセルフレームにしようと思っていました。いろいろ試装させてもらって、同じデザインのサイズ違い・色違いもたくさん見せてもらいましたが、最終的には、一緒に来てくれた家族に受けが良く、ご主人も「似合うよ」と言ってくれた、少し上が潰れた形の丸いセルフレームに決めました。


不透明な黄色をベースに、表側は黒色を組み合わせてあります。黒一色だとメガネの存在感が大きくなりますが、黄色が入ることで重苦しさが和らいでいます。黄色といっても控えめなので、ポップになりすぎることもなく、落ち着いた表情です。


テンプル(さや)の裏側に銘が入っています。彫り込まれているので、簡単には剥げないでしょう。


鼻当ての部分は別成形で、後から接着されています。メタルフレームと同じようにクリングスを付けてもらうことも可能なようで、女性など、まつげの長い人でも安心です。

また、完成後のフィッティングの際には、ここをヤスリで削ってかなり丁寧に当たりを調整してもらえました。セルフレームの場合、どうしても鼻当てが固く、点で当たる印象がありますが、調整後はシリコンのパッドが当たっているような柔らかな感触になって、かなり快適です。あらゆるパーツを自社生産しているからこそ、ですね。


ケースは革張りの赤を選びました。焦げ茶に近いワインレッドで、落ち着いた風合いです。中身は鉄板とのことで、空っぽでも「中身が入ったケース」と同じくらいの重さがありますが、車にでも轢かれない限り変形しなさそうなほど頑丈です。


お値段は、レンズ込みで 37,000 円弱でした。

2012年7月29日日曜日

シルキー170

以前、京都の刃物屋さんについて 書きました が、その中の1軒 菊一文字 で買ったハサミです。 シルキー170 という製品名で、ステンレス製の洋鋏です。

170というのは、切先から持ち手の下までの全長が 170mm という意味で、もう一回り小振りな シルキー155、シルキー135 という製品もあります。もう一回り大きな シルキー185 もあるようです。

価格は 2310 円と、事務用ハサミとしては安くありませんが、非常に切れ味が良く、名前に恥じないシルクのような滑らかさです。力を入れなくてもスッと切れて、まったく引っかかるようなところがありません。

菊一文字の商号が刻まれていますが、 Silky(シルキー)は関の 丸章工業 のブランドです。正式な型番は NBS-170 となっています。
影ができて見にくいですが、刃先のアップ。切れ味が悪くなったら、数回くらいは研ぎ直しができるとのこと。一生使える、という訳にはいきませんが、かなり長い間快適に使えそうです。

2012年7月28日土曜日

過去の記事「Macで使えるオーディオ・アナライザ・ソフト」を更新しました

Macで使えるオーディオ・アナライザ・ソフト を更新しました。

新たに3種類のソフトを掲載したほか、既出のソフト1本が Mac App Store で取扱いが開始された点などを追記しました。また、価格情報などを更新しました。

2012年7月26日木曜日

ヒビノと iBasso がコラボして作った高級ポータブルプレーヤーがついに発売に

オーディオ関係の大手商社ヒビノが、iPod 用ヘッドフォンアンプなどで有名な iBasso とコラボして Android ベースの高級ポータブルプレーヤーを開発中という 話題がありました が、 ついに発売になるようです (Impress - AV Watch)。

店頭予想価格は 88,000 円とけっこう高額になるようです。ちょっと高いですね。一般人や「ちょっとだけこだわってる人」はハナから相手にしてないのでしょうけど。そういう人は(同じく iBasso の) iPod 用ヘッドフォンアンプをどうぞ、ってことですね。

まあ、iPod touch (64GB) が 33,800 円なので、これにちょっとしたヘッドフォンアンプを付ければ 8 万円くらいは行く訳ですが、天下の iPod と知る人ぞ知る中国のヘッドフォンアンプ屋とではブランドバリューが桁違いです。

2012年7月18日水曜日

Macで使える波形編集ソフトのメモ

とりあえずメモ程度。

Audacity
  • フリーウェア
  • マルチトラック
  • 処理精度は24ビット整数?
  • VST プラグイン対応
Amadeus Pro
  • Mac App Store 価格5200円
  • マルチトラック
  • バッチ処理OK
  • 処理精度は24ビット整数?
  • AU/VST プラグイン対応
  • Mountain Lion 対応
WireTap Studio
  • Mac App Store 価格6100円
  • Mac を通して聞くことができる音なら何でも録音可
  • トラック数不明
  • 処理精度不明
WavePad
  • Mac App Store 価格6900円
  • トラック数不明
  • サンプルレートは6k〜96kHz、32ビットまで対応
  • VST プラグイン対応
Sound Studio
  • Mac App Store 価格2600円
  • マルチトラック
  • AU プラグイン対応
  • 処理精度は32ビット浮動小数点
  • 簡単な波形生成機能付き
  • 64ビットアプリ(ただし32ビットのプラグインは32ビットモード時のみ利用可)
TwistedWave
  • Mac App Store 価格6900円
  • AU/VST プラグイン対応
  • 64ビットアプリ(32ビットのプラグインも利用可)
  • 処理精度不明
  • トラック数不明
  • マルチチャンネル形式可
  • DIRAC からライセンスを受けたタイムストレッチ、ピッチシフト
Wave Editor
  • 近日中に Triumph に改称予定
  • Mac App Store 予価79USD(7000円前後?)
  • Mountain Lion 対応
  • マルチチャンネル形式可
  • 64ビットアプリ
  • iZotope 製64ビットサンプルレートコンバータ、MBIT+ディザ搭載
  • AU プラグイン対応
  • DDP 形式での書き出し可

2012年6月30日土曜日

Nightwish: Imaginaerum

Nightwish の賛否両論の最新アルバム Imaginaerum を買いました。

(画像は 公式サイト より)
Nightwish というと、Tarja Trunen の脱退劇が有名ですが、彼女の後任となった Anette Olzon がリードボーカルを務める2作目のアルバムです。僕自身は、Anette 参加後、初めて聴く Nightwish です。Tarja 派、Anette 派、どっちも好き派など、いろんな人がいるとは思いますが、Tarja 嬢は良くも悪くも一癖あったので、Anette 嬢に変わって、ある意味で万人受けするようになったとは言えるでしょう。

全般に、スコティッシュ、アイリッシュ、あるいはケルティックの要素が感じられるメロディー、コード進行が多い気がします。たとえば、5曲目 I Want My Tears Back、6曲目 Scaretale、8曲目 Turn Loose The Mermaids、11曲目 Last Ride Of The Day など。また、7曲目 Arabesque はアラビックな雰囲気があります。クレジットを見ても、Uilleann Pipes(イリアンパイプス)、Low Whistle(ローホイッスル)、Bodhran(バウロン)、Hardanger Fiddle(ハルダンゲル・フィドル)など、いろいろな民族楽器が登場します。スコティッシュ、アイリッシュ、あるいはケルティックというのは素朴で、哀愁を帯びた優しい雰囲気の曲が多いので、日本では「ヒーリング」と称して売り出されています。それもあって、メタルにしては耳当たりが良いと感じる人は少なくなさそうです。

変拍子が多用されているのでリズムがキャッチーで、そちらに注意が行きがちですが、使われているパターンとしては、クラシック音楽に元ネタがありそうなものが少なくありません。Tarja のソロアルバムほどあからさまではありませんが、「これ、どこかで聞いたよ」というパターンが頻出します。

全体的には、これまでの Nightwish に比べてポップ寄りになった印象です。ボーカルが Anette 嬢に変わったこと、民族音楽的な色彩が濃いこと、映像化を前提としていることなどが関係しているとは思いますが、昔からの Nightwish ファンにはやや物足りないかも知れません。

ただ、個人的には、これはこれで良いアルバムだと思います。語れるほどに Nightwish を知っている訳ではないですが、ある意味でできあがってしまった Nightwish のイメージを内側から壊そうとしているというか、殻を破ってさらなる成長を目指そうという意気込みが感じられます。生オケ(オーケストラ)や合唱隊まで動員した大掛かりな曲作りはハリウッドを思い起こさせます。これからも目が離せないバンドですね。

2012年5月6日日曜日

Fidelia 1.2.0 を国内最速 (?) レビュー

Fidelia のメジャーアップデートがあり、バージョンが 1.2.0 になりました。国内最速(当社調べ)でレビューします。

ちなみに、Mac App Store にはすでにレビューを投稿しているので、このニッチなブログを見て頂いている方はすでにそちらも読まれているかも...

まず、今回のアップデートの目玉は、
  1. アルバムアート表示に対応(ベーシック版でも可)
  2. メモリープレイバック対応(Advanced 版のみ)
  3. FHX ヘッドフォンプロセッサ(有料アドオン)
となっています。

[1]
アルバムアート表示は、プレイリストの左下に、控えめに表示されます。小さいので見逃しそうですが、「□の中に▲のアイコン」をクリックするとアルバムアートの表示枠がせり上がってきます。表示されるのは、再生中の曲のアルバムアートのようです。

[2]
メモリープレイバックは、Fidelia Advanced のユーザ専用の機能です。"Load audio file into physical memory" というのがそれで、曲データをあらかじめ物理メモリ上に読み出しておきます。

Audiofile Engineering では効能をハッキリと書いていないようですが、一般に言われているのは、(1) 音飛びの可能性を抑えること(特に NAS 上から読み出す場合など)、(2) ジッタの低減による音質の向上、です。

(2) についての真義のほどは不明ですが(HDD を換えたら音質が変わった、という人もいるようですが、ちょっとオカルトじみています)、(1) に関しては効果があったようです。従来、Fidelia では若干の音飛びを感じていましたが、アップデート後は気にならなくなりました。

[3]
FHX ヘッドフォンプロセッサは、マスタリングエンジニアの Devin Kerr という人が開発に携わっているようです。Fidelia Advanced とは別の有料アドオンで、Fidelia Advanced を購入していなくても利用できるようです。

"Speaker Angle" というのは、シミュレートされるスピーカーの角度を設定する項目でしょう。曲によって効きやすい/効きにくいものがあります。最適値も曲によって違いますが、20〜45度くらいが良いのではないでしょうか。

"Crossfeed" は、すでに一部のヘッドフォンアンプなどで採用されていますが、左右の音を微妙に遅れさせて合成するものです。スピーカーの場合、左の音は、壁や床に反射して少し遅れて右耳にも届きます。これが臨場感(音場)を高めているので、ヘッドフォンでもシミュレートしてみよう、という訳です。やり過ぎるとリバーブがかかったような音になるので、50%前後が良いかと思います。

"Equalization" は、おそらく、処理によって失われる(あるいは不必要に強調される)高音・低音を補うための機能と思われます。気持ち程度にブーストするのが良さそうです。

"Monitoring" は、ふつうに聴く分には不要ですが、ステレオ/モノラル切り替え、正相/逆相切り替え、チャンネル入れ替え、チャンネルソロを組み合わせられます。通常は "Mono: チェックなし"、"Swap Channels: チェックなし"、"Phase: In"、"Solo: Off" で使います。意味の分かる人だけ、切り替えて使えば良いでしょう。

さて、おそらく一番の目玉は FHX ヘッドフォンプロセッサでしょう。この手の機能は、得てして「わざとらしい」ものが多い気がしますが、その意味では優秀(わざとらしくない)だと思います。しかし、やはり音の細部が潰れるというか、失われた音があるように感じられます。

これは、特に、スピーカーのセッティングを追い込んでいてスピーカーの存在が消えるような音を出せている人や、ヘッドフォンの音はヘッドフォンの音と割り切れる人にとっては、けっこう気になると思います。どうしてもスピーカーには敵わないし、ヘッドフォンのメリットである「虫眼鏡で見るように、スピーカー以上に細部まで聞き取れる」部分がスポイルされるからです。

ジャンル的に言うと、ワンポイントステレオ録音のクラシックのように位相成分を豊富に含んだ曲は、けっこう効くように感じられます。Enigma や Era のようにコーラスを多用したポップス/ロックも良さそうです。意外とミニマル系も合うかも知れません。対して、マルチマイク録音のクラシックなどは、あまり合わない場合もあります。

4,300円(2012.5.6現在)の価値があるかと言われると、正直なところ「微妙」です。決して悪いものではありませんが、万人にとって "must buy"(ぜひ買うべき)とは言えないように思います。

FHX 機能は、しばらくいろいろ実験してみようと思いますが、現時点では積極的にはお勧めしない、という感じです。

2012年2月22日水曜日

iMac (Early 2009) の HDD が異常

先々週の木曜日辺りから、iMac (Early 2009) の HDD が S.M.A.R.T. 情報を拾わなくなりました。コンディションが悪化している訳ではなく、「良好か悪化しているかが分からない」という状況で、考えようによっては一番やっかいな症状です。

この iMac はトラブル続きで、購入後1年で ネットワーク関係が壊れてロジックボード交換 、その後1年でまたしても ネットワーク関係が不調 という状況でしたが、ここにきて HDD も故障でしょうか。5000円程度とはいえ メモリを増設した ばかりで、Apple Care も今年の6月まで残っているので修理には出しますが、 年1回確実に壊れる のでは使い物になりません。Mac の価格は Apple Care 込みで見積もる必要がありそうです。家電製品や他社のパソコンの一般的な保証期間が1年とはいえ、 保証期間ちょうどで壊れるのでは悪名高い S*NY タイマーと同じ ですね(が、いままで SONY 製品で保証期間経過直後に壊れた、という経験はありません)。PowerMac 辺りまでは、経年劣化で壊れるなんて想像できないほど頑丈、という印象だったんですが、最近はあまり好感が持てません。

ちなみに、この iMac の前に使っていた iMac (Late 2006) も 2009年6月頃に HDD の I/O エラーを出して、それで iMac (Early 2009) に買い替えた経緯があります。世間一般ではどうか分かりませんが、個人的には 20 インチの iMac は3年以内に HDD が壊れる という確証を得ました。それでも、iMac (Late 2006) はこのトラブル以前には問題を起こしていないので、iMac (Early 2009) のほうがヤワですが。昔の方がネットゲームなどで Mac を使う時間は長かったので、iMac (Early 2009) になって酷使するようになった、という理由ではないでしょう。

修理に出すとはいえ、いい加減うっとうしいので、すでに新しい Mac を調達済みです。これもまたすぐに壊れるかも知れませんが。

2012年2月14日火曜日

iPod nano 交換 - 第6世代ゲット

燃えるというウワサの iPod nano(第1世代)を持っていたので、 交換プログラム を申し込んでみました。長らくほとんど使ってなかったし、今後も取り立てて使う予定はなかったんですが、せっかくなので利用しない手はありません。

不良個体はごく僅かのようで、現に手元の個体も発熱する気配はまったく感じませんでしたが、交換対象と認められました。1月上旬に発送して、1ヶ月余りで返送されてきました。

すでに第1世代の代替品が底をついているようで、現行の第6世代が送られてきた、という人をけっこう見かけましたが、僕のところにも第6世代が送られてきました。色はシルバー、容量は 8GB です。コンパクトで軽くて良いですね。

今日は雨で、バスか電車で帰宅することになるので、さっそく活躍してもらいましょう。

2012年2月7日火曜日

PreSonus Monitor Station 修理

ヘッドフォン出力が4つとも左右が反転している という不具合の見つかった Monitor Station ですが、わざわざ修理に出さなくても直るかも、と思って腑分けしてみました。






けっこう中身が詰まっています。基板は2枚で、いずれも表裏両面に表面実装部品が載っています。基本的に、音声回路は下の基板(写真では手前側)、メーターやスイッチ類に関する回路が上の基板、という分かれ方に見えます。

写真を撮り忘れていましたが、ケースの底に電源回路が載っており、左下の黒いケーブルで繋がっています。勢いよく開けるとコネクタを痛めます。


肝心のヘッドフォン出力部分です。幸い、基板側はハンダ付けではなく脱着可能なコネクタでした。左端の1個が修正済みで、残りの3つが最初の状態です。赤色と白色のケーブルを入れ替えるだけなので、5分もあれば修正できました。

Fidelia Advanced の詳細設定

せっかく 購入した ことなので、"Advanced" タブの設定について調べてみました。ディザについては iZotope の詳しい技術解説があるのですが、慣れない英語&専門用語頻出でなかなか読破できません...

ここに書いてあるのは、あくまで 個人的に調べたもの で、Fidelia の開発元である Audiofile Engineering が言っている訳ではありません。正確な情報は Audiofile Engineering の サポートページ で確認してください。


Audio device is exclusive to Fidelia
すでによく知られた (?) 機能ですが、いわゆる Hog mode (Exclusive mode) です。"Output" タブで選択したオーディオデバイスを、Fidelia 専用に割り当てます。これによって、他のアプリケーションや Mac OS X 自身が発する音を無視できるようになります。

一般的に言われているメリットとしては、
  1. 「興ざめな音を出さない」だけでなく、
  2. サンプリングレートの異なる曲ファイルが混在しているときに、再生ソフトがオーディオデバイスに送り出す際のサンプリングレート自動で切り替えることを可能にする、
  3. CoreAudio (Mac OS X の音声処理システム) の余計なプロセスを経ないことで高音質化に貢献する、
などが挙げられています。Audiofile Engineering では、[1] の点を目的としているようです。Decibel などは、オーディオデバイスのネイティブフォーマットで送り出せる点を挙げていますが、Fidelia では特に触れられていません。

Load audio file into physical memory
こちらも、すでに Decibel や BitPerfect、Audirvana などで実装されていた機能で、音声ファイルを再生前にメモリ上に読み込んでおくものです。バージョン 1.2.0 で搭載されました。

Audiofile Engineering では、特にそのメリットを説明していないようですが、Decibel ではディスクアクセスに伴うグリッチ(音飛び)を回避できる、とされています。実際、従来は SSD でさえ若干の音飛びがありましたが、アップデート後は解消されたように思います。

Dither Settings
ディザとは、(ここでは)リサンプリングの際に意図的にノイズを加えることで、その質を向上させる技術です。「ノイズ=悪者」というイメージがありますが、単純にリサンプリングした場合に比べて結果的に歪みを少なくすることが期待できます。従って、ディザの恩恵があるのは、リサンプリングをする場合だけです。 いわゆるビットパーフェクト再生の場合には、意味がありません

なお、ディザ自体は Advanced 版を購入していなくても機能するようです。Advanced 版を購入すると、その設定をより細かく指定できるようになります。

Shape
ディザで加えるノイズの形状を設定するようです(詳細調査中)。

Amount
ディザで加えるノイズの量を設定します(詳細調査中)。

Bits
"General" タブでディザのタイプを "Type I" にしたとき有効になります(詳細調査中)。

Auto Blanking


Minimize Peaks


Silence Harmonics


iZotope Resampler Settings
リサンプラーの設定を変更できます。これも、ディザと同じく、Advanced 版を購入していなくても iZotope 製リサンプラーは機能しているようです。

リサンプリングが発生するのは、Fidelia の場合、4つのケースがあります。
  1. Fidelia のデジタルボリュームを使う場合。
    1. この場合、音楽ファイルが16bit/44.1kHz、オーディオデバイスが44.1kHz動作の場合でもリサンプリングが必要になります。

    2. 問題なのは、 どこで音量調整するのが良いか ということです。具体的には、(1) オーディオデバイスに音量調整機能がない場合、(2) アナログボリュームがついている場合、(3) デジタルボリュームがついている場合、が考えられます。

      1.  の場合は Fidelia のボリュームを使わざるを得ないので、Advanced 版の恩恵があると考えられます。

      2.  の場合は、むしろ Fidelia 自身はビットパーフェクト再生にしておき、アナログボリュームで調整する方が良いかも知れません。つまり、Advanced 版は必ずしも必要ではありません。

      3. はちょっと複雑です。デジタルボリュームの場合はいわゆる「ビット落ち」の可能性があります。そうではなく、リサンプリングされるのであれば、上記のように歪みの問題があります。そこで、 オーディオデバイスのリサンプリングと Fidelia のリサンプリングどちらがより高音質か 、という話になりますが、この場合も、いちおう Advanced 版の恩恵があると考えて良いでしょう。つまり、オーディオデバイス側のデジタルボリュームは使わず、Fidelia で音量調整する訳です。

  2. VST/AUプラグインを使う場合。
    1. この場合もリサンプリングが行われるはずなので、Advanced 版の恩恵があるでしょう。

  3. アップサンプリングした場合。
    1. これは、オーディオデバイスが 96kHz 動作にしか対応していないようなケースです。たとえば、FOSTEX HP-A3 は USB コントローラに「24bit/96kHz 動作」としか記述されていないようで、Mac に繋ぐと強制的にアップサンプリングがかかります。従って、リサンプリングの質を上げることが音質向上につながります。

    2. また、仮にビットパーフェクト再生ができるとしても、リサンプリングした方が「好みに合う」のであれば、それも1つの手です。この場合も、Advanced 版の恩恵があるでしょう。

  4. ダウンサンプリングした場合。
    1. こちらは、3の反対です。たとえば、ハイレゾ音源をダウンロード購入したいけれど、持っている USB DAC は 24bit/48kHz までしか対応していない、といったケースが考えられます。
ということで、必ずしも Advanced 版が必要とは限らない訳です。Advanced 版の意味は 設定の詳細を自分で変更できる という点だけですから、かなりこだわって使いたい人向けの機能ですね。

Presets
あらかじめ、数種類のセッティングが登録されています。とりあえず、この中から選んで違いを確かめてみるのが良いでしょう。

Filter Steepness
ローパスフィルタの急峻さを決定します。いわゆるナイキスト周波数の問題で、たとえばサンプリング周波数を 44.1kHz とすると、その 1/2 である 22.05kHz より高い周波数の音はサンプリング(デジタル化)できません。それだけなら大した問題ではありませんが、22.05kHz より高い周波数の音は「エイリアス歪み」という歪みになります。そのため、あらかじめローパスフィルタを通してカットしておく必要があります。

当然ながら、できるだけ高い周波数まで通したいので、スパッと切れる急峻なフィルタを使いたくなります。しかし、急峻なフィルタを通すと「リンギング」が増えることになります。また、ソフトウェアの場合は計算によって実現するので、急峻であるほど計算量が増え、CPU 負荷が増える(動作が重くなる)ことになります。

Cutoff scaling
ナイキスト周波数を基準として、どの周波数からカットオフを始めるかを決めるパラメータのようです。たとえば、44.1kHz で "Cutoff scaling = 1.0" だと 22.05kHz、"0.9" だと 19.8450kHz という意味だと思います。数値が大きい方が周波数特性がフラットになる一方エイリアス歪みが増え、小さい方が歪みが減る一方低い周波数からカットされることになります。

Preringing
フィルタの急峻さが増えるとリンギングが増えます。このパラメータは、リンギングの出方を調整するようです。単純に言えば、(急峻な)フィルタを通したことによるリンギング(による位相のズレ)を補償するもの、という理解で良いのでしょうか。いまいち良く理解できていません。

"Preringing = 1.0" だと、プリリンギング、ポストリンギングの両方に均等に作用するリニアな位相フィルタが適用される、とあります。"0.0" に設定すると、プリリンギングを大きく補正できる反面、非線形の位相歪みが生じるようです。プリリンギングの補正は、パーカッションのような立ち上がりの速い音の場合に有効なようです。

どう使えば良いか?
おそらく、高サンプリングレートの曲ファイルをダウンサンプリングする場合(例えば 192kHz → 96kHz)と、低サンプリングレートの曲ファイルをアップサンプリングする場合(例えば 44.1kHz → 96kHz)とでは最適値が異なるでしょう。

また、曲によって、(フィルタのカットオフ周波数に近い)高音の含まれ方が大きく違うはずなので、理想的には曲ごとに設定を変えるべきなのでしょう。実際、スタジオ用途ではそういう使い方がされていると思います。

まずはプリセットをいろいろ試して、音質の変化を確かめるのが良いでしょう。バランスがとれているという意味では、"Gentle linear phase" や "Intermediate phase" が良いと思います。"Minimum phase" や "Ultrasteep linear phase" では結構クセを感じますが、曲によっては合うかも知れません。

売り物にするために使う訳ではないので、「聞いて良ければ全て良し」で気楽に使えば良いんじゃないでしょうか。

2012年2月4日土曜日

BitPerfect 1.0 リリース

iTunes との連携がすばらしい 高音質プレーヤーBitPerfect がバージョン 1.0 にアップデートされています。

まだ使い始めたばかりで、細かい部分まで調べきれていませんが、音質も向上し、機能面でも他の高音質プレーヤーと並ぶ多機能ぶりとなってきています。価格は据置きの450円。4月1日から $9.99(現在の円ドルレートから行くと900〜950円くらい?)に値上げされるようなので、買うなら今のうちかも知れません。この音質、この機能、しかも使い慣れた iTunes と完璧に統合されているとあっては、買わない手はないでしょう。

新しい機能として、以下のような追加があります。
    (1) 64ビットオーディオエンジン ----- Decibel、Audirvana Plus、Fidelia Advanced などにおいて実装されている、すでに「おなじみ」となった機能です。サンプリングレート変換などの際に有利になるのでしょう。今後、「高音質」を謳う上では定番になっていくのでしょうか。

    (2) SoX サンプリングレートコンバータ ----- 僕にはあまり馴染みがありませんが、sourceforge.net 上でオープンソースとして開発されていたサンプリングレートコンバータ・ライブラリのようです。Foobar 2000 のプラグインなどとして提供されているようです。BitPerfect の開発元では、"Intermediate" がプリリンギング、ポストリンギングのバランスに優れているのでお勧めだが好みで変更してほしい、とされています。

    (3) オーディオデバイスが対応する最大ビット深度が利用可能 ----- たとえばオーディオデバイス(USB-DDC)が 32bit に対応しているのに対して、その先にあるオーディオ機器(DAC)が 24bit までしか対応していない場合のように、エラーの原因になる場合に、手動でビット深度を指定できる、という機能です。

    (4) ディザの設定 ----- サンプリングレート変換時や、(ソフト上の)デジタルボリュームで音量を下げた場合に機能します。これも、好み次第だが "Triangular High Pass Dither" をお勧めする、と書かれています。

    (5) iTunes との関連性を最小化する ----- "Minimize iTunes Interaction" というのがそれで、説明によれば、「BitPerfect が再生動作中、iTunes も平行して (聞こえないように) 同じ曲を再生しているが、この負荷を減らす機能」だそうです。CPU負荷を減らせるほか、音質面でも貢献し、ディスクアクセスを少なくできる、とあります。

    (6) iTunesのコメント欄に以下の記述をすると、それぞれに応じた動作をする ----- 珍しい機能です。どの程度実用的かは分かりませんが...
    • "invertpolarity" - 位相反転
    • "monophonic" - モノラル変換
    • "donotupsample" - アップサンプリング不許可
    • "fixedindexing" -ギャップレス再生に問題がある場合に試してほしい、とあります。

    (7) その他の詳細設定 ----- BitPerfect の優先レベルなどを設定できるようです。音質に影響する一方、不具合を生じる可能性もあるので、注意して使ってほしい、と書かれています。

    2012年1月26日木曜日

    Fidelia Advanced は Mac App Store で購入できます!

    従来、Fidelia のアドオン( Fidelia Advanced )は Audiofile Engineering の直販のみでしたが、 Mac App Store から購入した Fidelia でも Advanced 版にアップグレードできるようになっています。

    方法は簡単。
    1. Mac OS X 10.7 Lion にアップグレードする。
    2. Mac App Store で Fidelia を購入する。
    3. Fidelia を起動し、"Purchase Advanced..." を選択する。
    4. Mac App Store の認証を求められるので、AppleIDでサインインする。
    < 4,300円でした。 >
    これだけです。Snow Leopard では、Fidelia の In-App Purchase が対応していないようです。もちろん、iTunes のアカウントにクレジットカードが登録されているか、iTunes カードの残金が入っている必要がありますが、「購入できたよ」といった通知さえないので、本当に購入できたのか不安になるくらいです。

    ちゃんと購入できていれば、"Purchase Advanced..." がメニューから消え、初期設定ウィンドウに "Advanced" タブが現れます。


    Advanced 版では、主に、
    1. 排他モード( Audirvana や Decibel でいう "hog mode")
    2. デジタルボリュームのディザの詳細設定
    3. iZotope 製ディザ、サンプリングレートコンバータの詳細設定
    の3つの機能が追加されます。詳細は マニュアル に書かれていますが、まだ十分に読み込めていません。

    ディザの方は、あまり違いがわかりません。サンプリングレートコンバータの方は、けっこう大きく変わります。オーディオマニア的な基準でいえば「激変」といって良いと思います。

    ちなみに、同じ AppleID を持っている Mac であれば、Fidelia Advanced のライセンスも共有できます。"Purchase Advanced..." を選択すると上記と同様の確認メッセージが表示され、サインインを求められますが、「購入済みだよ。再ダウンロードするかい?」と訪ねられて、無料でライセンスが適用できます(クレジットカードの登録なし、アカウントの残金550円でOKでした)。

    2012年1月21日土曜日

    PreSonus Monitor Station のヘッドフォン出力に不具合(誤配線?)

    詳細は、 PreSonus Monitor Station 導入 の記事に追記しています。全てのヘッドフォン出力が、左右が入れ替わっており、誤配線もしくは設計ミスの可能性が高そうです。

    [2012/2/7追記]
    自前で修正しました

    Enqueue が Mac App Store に登場

    ことあるたびに紹介してきた Enqueue ですが( 初出バージョン0.4.90.4.100.6.2 )、本日 (米国1/20、日本1/21) から Mac App Store で販売 が開始されています。価格は、現時点で850円です。これに伴い、開発者ウェブサイトからのダウンロードは、従来のベータ版も含めてできなくなっています。

    メリット、デメリットは既に上記の各記事で書いてきましたが、まとめておくと...
    1. 音質
      1. 再生エンジンに、 Mac用高音質プレーヤー として有名な Decibel の作者である Stephen F. Booth 氏が手がけている SFBAudioEngine を採用しています。このエンジンは、もちろん Decibel にも採用されており、高音質での再生が可能です。
      2. もっとも、そういった高音質プレーヤーと違って、現時点ではアップサンプリング、インテジャーモード、排他モード、フルメモリープレイ、ディザなどの機能は備えていません。また、バッファサイズの詳細も不明です。
      3. 聴感上は、iTunes よりもクリアに聞こえます。本家本元の Decibel には及ばないものの、「普通にいい音」と言える音質だと思います。
    2. 機能
      1. ライブラリ、プレイリストとは別にキューリスト(再生する曲の予約表みたいなもの)があるため、iTunes よりも柔軟です。たとえば、複数のプレイリストを連続再生したり、複数のプレイリストから「いま聞きたい曲」だけを連続再生したり、といったことが可能です。
      2. 再生履歴がグラフ化されるので、見た目に分かりやすく、この点も iTunes より優れています。
      3. 反面、ライブラリやプレイリストから、曲を他のアプリケーションにドラッグ&ドロップできません。Finder もダメなので、たとえば iTunes のように、プレイリストにある曲をデスクトップの USB メモリにコピーする、といったファイル操作が不可能です。
      4. iPod などの同期には対応していないようです。
    総合評価としては、「再生ソフト」としては 10点中8点 、「音楽ファイル管理ソフト」としては 10点中3点 という印象です。ファイル操作に対応していないのは、ライブラリやプレイリストの機能が優れているだけに、残念度合いが大きくなります。

    率直に言って、現時点では 850円はやや高い という印象を拭えません。確かに高音質ですが、 Decibel や Audirvana には劣ります。それなら、iTunes を使いつつインテジャーモードや排他モード、アップサンプリングまで可能な BitPerfect のほうが便利でしょう。

    個人的には、購入は見合わせるつもりです。iPod などの同期とファイル操作に対応すれば、850 円は十分出す価値のあるソフトだと思います。それまでは、様子を見ようと思います。

    2012年1月19日木曜日

    RME から新しいオーディオ I/F:Fireface UCX [2012/1/23更新]

    RME が新しいオーディオ I/F の出荷を開始しています。
    < 出典:RME >

    その名も Fireface UCX 。Fireface UC/400 と同サイズのハーフラックで、X-Core による DSP エフェクト(192kHz でも全チャンネルに適用可能)、2011年に再設計された Fireface UFX、Babyface と同等の AD/DA(音質向上とレイテンシ低減)、自動ゲイン設定、ワイヤードコントローラ対応など、多岐にわたるアップデートが施されています。

    なお、ワイヤードコントローラは、標準機能のものが付属するほか、同日発表の Advanced Remote Control (ARC) にも対応しています。こちらは、2012年3月出荷予定となっています。ちなみに、 ARC は Fireface UFX にも対応しているようですが、シリアルナンバーが 23241707 以降については標準対応、それより前の個体は有償で対応ということのようです。
    < 出典:RME >

    パソコンとの接続は、 FireWire 400 又は USB2.0 (USB3.0 でも接続可能)。 ただし、Fireface 400 が FireWire バスパワー対応だったのに対して、Fireface UCX は FireWire 接続時でも外部電源が必須のようです。バスパワーが必要なら、Fireface 400/800 か Babyface を使ってくれ、ということでしょうか。 [バスパワー駆動可能のようです。1/23の更新参照]

    フロントパネル は、Fireface UC/400 に比べて、チャンネル間にあった白線の区切りがなくなって若干スッキリしていますが、基本的な配置等には変更がなさそうです。ロータリーエンコーダは、Fireface UFX と同様に黒色に変更されるようです。
    < 出典:RME >

    バックパネル は、Fireface UC に比べて FireWire 端子、リモートコントローラ用端子が増えたことによって、デジタル I/O 周り(上段)が若干窮屈になっている印象ですが、大きな変更はありません。ユーザでなければ、一瞬では気付かない程度の違いです。なお、Wordclock 入力にあったターミネータ ON/OFF スイッチは撤去されているようです(ソフトウェアで切り替えるのでしょう)。
    < 出典:RME >
    かなり衝撃的な機能として、 iPad/iPad2 に直接接続できる ようです。しかも、 96kHz/24bit 対応 とのこと。これまでも iPad にオーディオ I/F を繋ぐ試みはあり、対応を謳った製品もいくつか出ていましたが、業務用レベルの製品では世界初だと思います。

    対応 OS は、Mac OS X 10.5 以降、Windows XP SP2 以降となっています。ただし、パソコンのハードウェア要件として、USB 接続では Core 2 Duo 以降が必須です。

    すでに Fireface UC を使っていて、とうてい使いこなしているとは言えない状況ですが、 これはかなりキました 。てゆーかヤバいです。出たらソッコーで買ってしまいそう。最近のユーロ安もあって、10万円そこそこで買えちゃったりするんじゃないでしょうか。Synthax.de での希望小売価格は 1290.00 ユーロ(物価税19%込み) となっています。不埒ですが、あと2〜3ヶ月ほどユーロ安が続いて欲しいところです(笑)。 [価格、国内発売時期についての言及がありました。1/23の更新参照]

    [2012/1/20更新]

    更新個所が増えてきたので、 末尾にまとめました。

    シンタックスジャパンにも 日本語での製品情報がアップ されました。現時点では希望小売価格、国内発売時期などの詳細は不明ですが、発売すること自体は間違いなさそうです。一方で、オプションのワイヤードコン トローラである ARC に関する情報は掲載されていません。せっかくなので、こちらも国内で販売して欲しいところです。

    iPad に接続できるのは、クラスコンプライアント(標準規格準拠)だから、とのことで、このときアシンクロナスモードで動作(ホスト側のクロックに依存せず、 Steady Clock で動作)するようです。もしかすると、パソコンと繋いで、いわゆる "USB-DAC" 的な使い方もできるかも知れません。

    YouTube に紹介ムービーがアップされています。

    国内でこのニュースを最初に取り上げているのは、音源出版の Phileweb のようです。記事によれば、国内発売などの詳細については後日発表があるとのこと。楽しみです。 [以上]

    [2012/1/23更新]

    Rock oN の Winter NAMM SHOW 2012 レポート に詳細がアップされています。それによれば...
    • 初出時、 FireWire 400 でもバスパワー不可、と書いていましたが、可能のようです。
    • 本体価格は 1749USD を想定しているとのこと。現在の円ドル換算レートからすると13〜14万円前後でしょうか。
    • 日本での発売時期について、第2四半期までには、ということのようです。第2四半期=7月〜9月なので、あと半年はかかるってことですか...ちょっと待てないかなぁ。Apogee か Lynx か ATI 辺りの DA/AD コンバータを買っちゃいそうです。
    [以上]

    2012年1月18日水曜日

    Enqueue 0.6.2 リリース

    気付いていませんでしたが、 Enqueue のバージョン 0.6.2 がリリースされています。 バージョン 0.4.10 で音質が良くなったようだ と書きましたが、以後のリリースは安定して高音質です。

    クレジットを見ると、Enqueue には Decibel.app で有名な Stephen F. Booth 氏が提供しているオーディオエンジン SFBAudioEngine が使われているようです。そりゃあ、音良いわな。0.4.7 以前がパッとしなかったのは、バッファが少ないなど最適化が足りなかったんじゃないかと思います。本件 Decibel.app に劣るように感じるのは、排他モードの有無などでしょうか?

    今回も、他のアプリケーションへのドラッグ&ドロップには対応していませんが、プレーヤーとしての完成度はかなり高まっているので、もうこの機能は要らないかも知れません。

    2012年1月17日火曜日

    Sommer Cable Galileo 238 と Van Damme XKE Microphone でラインケーブルを自作してみた

    Garret Audio で取扱いが開始されたので、ものは試しと買ってみました。

    Sommer Cable は、ドイツの電線メーカーです。Galileo 238 は、Sommer Cable のマイクケーブルの最上位クラスとして紹介されています。外径は 7mm 弱あって、比較的太いマイクケーブルです。ケーブル外皮の表面はさらさらしていて、カナレやモガミと同じ程度の弾力があり、取り回しも容易です。RCA プラグは Switchcraft の金メッキ、フォンプラグは G&H です。


    音のほうは、かなり太い印象です。Belden のようなゴリッとした「太さ」ではなく、地に足の着いた安定感のある音という意味で「太い」という感じです。カナレやモガミだと薄っぺらい印象を受けますが、こちらは厚みを感じる音です。ただ、少なからず野暮ったい感じもあります。バーンインで多少変わるでしょうか?

    Van Damme は、Abby Road Studio などにも導入されているというイギリスの電線メーカーです。XKE シリーズは、信号線の中心に銀メッキ銅線、その周囲に銅線という構造を特徴としているようです。外径は 6mm 強で、細くはありませんが、使用するプラグを選ぶほど太くもありません。こちらも、RCA プラグは Switchcraft の金メッキ、フォンプラグは G&H です。外皮は見るからに「ゴムっぽい」質感で、けっこうブヨブヨとした手触りです。若干の光沢があり、電工用のキャブタイヤのような感じ、とも言えます。


    こちらは、かなり大人しい音です。音源から一歩引いた位置で物静かに眺めている感じ、と言えば良いでしょうか。荒っぽさ、熱っぽさはなく、落ち着いたボーカルなどの収録には適しているような気がします。ラインケーブルとしては、音調がやや抑制され過ぎる印象です。これも、バーンインで変わってくるのでしょうか?

    2012年1月16日月曜日

    Crucial M4 のファームウェア・アップデート

    Impress の Akiba PC Hotline ! の記事 で知りましたが、 MacBook (Late2008, アルミ) に登載した Crucial M4 シリーズの SSD に不具合があったようです。具体的には、合計動作時間が 5,184 時間を超えると SSD が一定時間反応しなくなり、その後、1時間ごとに同じ症状が発生する、ということのようです。原因は、S.M.A.R.T. 情報の誤処理のようです。

    影響を受ける SSD は、CT***M4SSD1 と CT***M4SSD2 です。僕の MacBook に積んだのは CT256M4SSD2 なので、アップデートが必要です。

    ファームウェアは、 Crucial のダウンロードページ から、Version 0309 を入手します。英語ですが、 guide をよく読んで作業にかかります。現在手元に空の CD-R がないので、明日、家から持ってきて作業することにします。

    作業手順としては、大雑把にリストアップすると、
    1. バックアップをとる(ファームウェア・アップデートはユーザエリアに影響を与えませんが、何らかの理由でアップデートに失敗したとき、データ救出が不可能になる可能性があります)。
    2. ダウンロードした zip ファイルを解凍し、ISO イメージファイルを取り出して、空の CD-R に焼く。
    3. 再起動し、CD-Rから起動する(起動中に C キーを押し続ける)。
    4. コマンドが自動実行されて、
      Searching for eligible SSDs...
      The following drive is eligible for a firmware update:

      M4-CT***M4SSD*
      **********(シリアルナンバー)
      *****(現在のファームウェアのバージョン)

      Update firmware on this drive?
      Enter 'yes' or 'no', case sensitive.
      ->
      と訊かれるので、「yes」を入力。
    5. アップデートが終わったら、電源ボタン長押しでシャットダウン。あとは普通に起動すればOK。
    となるようです。

    2012年1月15日日曜日

    PILOT ELABO(パイロット エラボー)を買いました

    国産筆記具の定番 パイロット の変わり種万年筆の1つ、 ELABO(エラボー) を買いました。字幅は SM(ソフトミディアム)で、軸色は金属軸のレッドです。

    下が今まで常用していた カスタム742 の FM(ファインミディアム=中細)です。カスタム742の方が若干太く、 ELABO の方が若干重くなっています。

    アップで見ると、ペン先の特異な形状が目を引きます。カスタム742 は10号サイズのペン先ですが(10号というのはパイロット独自の規格であって、各社共通の呼び名ではありません)、 ELABO はサイズうんぬんではなく、形状自体が非常に特徴的です。

    ペンポイントはやや下向き加減で、パイロットで言うと PO(ポスティング) と似ていますが、サイド部分の曲げが少なく平べったい形状は FA(フォルカン) と似ています。しかし、何より、この隆起が目を引きます。カスタム742、743、カスタムヘリテイジ912は、フォルカンやポスティグなどの特殊なペン先も含めて15種類がすべて揃っていますが、 ELABO のペン先は ELABO だけです。

    しかも、SEF(ソフトエキストラファイン)と SB(ソフトブロード)の2種類の字幅も、 ELABO にしか設定がありません。エキストラファインやブロードのソフトタイプは、他社も含めてかなり珍しい設定だと思います。

    裏から見ても、ペン芯の形状・構造の違いがよく分かります。ELABO のペン芯は、どちらかというと低価格帯の小振りなペン先の万年筆に似ています。しかし、微妙なカーブの描き方は、低価格帯のそれとは全く異なります


    カスタムはペン先のハート部分までインクに浸っていれば吸入できますが、ELABO では首軸までドボッと浸けないと全く吸入しません(カスタムなどに採用されているペン芯は、チップフィール・ペン芯と言うそうで、ハート部分まで浸っていれば吸入できるのもこれの恩恵だとか)。インクは今まで 30ml 入りを買ってましたが、今後は 70ml 入りのほうが良さそうです。[2012.01.17追記]

    書き心地は、かなり柔らかい印象です。僕は、もともと(万年筆のときは)かなり筆圧を弱めに書くんですが、それでも、ELABO の後にカスタム742を持つと、ペン先がかなり固く感じます。店頭にあった SM 2本のうち当たりが柔らかくインクのよく出る方を買ったこともあって、ぼってりとインクが乗ります。ふつうのペン先だと B くらいの量は出ているように感じます。

    インクはパイロットのブラックを入れています。さらさらとしたインクで書きやすく、気に入っています。

    2012年1月10日火曜日

    Sony Tablet P - 今のところ問題なし?

    2度目のシステムアップデート以後、 APN 周りのトラブル再発かと懸念していましたが 、2週間ばかり経った現在、とりあえず問題ないように見えます。あれは何だったんでしょうね。

    3日前に無線 LAN を ON にしたまま寝てしまって、一昨日はその状態で日中を過ごし、夜、帰宅してようやく無線 LAN が ON になりっ放しだったのに気付きましたが、APN 設定は消えてません。当初ほど酷い状況ではないので構わないんですが、なんとなく釈然としませんね。

    2012年1月6日金曜日

    MacBook (Late 2008) に SSD 登載

    メモリを 8GB に増強した MacBook (Late 2008) ですが、気を良くして HDD を SSD に交換しました。ブツは、 Crucial M4 シリーズの 256GB、 CT256M4SSD2 です(リンク先は価格.com)。京都の パソコン工房 (TWO TOP) で3万990円でした。ほかに、USB の外付け HDD ケースが980円と、帰り道に マルツ でドライバ2本(トルクスT6とプラスNo.00)を購入。

    交換作業自体は、特に難しくはありません。Disk Utility.app で起動ディスクをコピーして、入れ替えるだけです。180GB程度使っているのでコピーに4時間弱かかりましたが、入替え自体は5分もかかりません。まあ、HDD は何回か交換しているので、慣れてるのもありますが。

    しっかり「 TRIM Support: Yes 」となっています。
    入替え後、 Trim Enabler 2.0 beta 2 を使って TRIM コマンドを有効化してみました。なお、 beta 4 もリリースされています。beta 2 を使ってるのは、単に beta 4 の存在に気付かずに beta 2 を当てちゃったけど動いてるみたいだから、まあ良いか 、というだけです。

    ちなみに、ファームウェアは購入当初から最新の 0009 でした。今のところ、いわゆる プチフリ は起こってないように見えます。

    めちゃくちゃ速くなったという訳ではないですが 、動作音は圧倒的に静かになりました。スピンドルの振動もなく、表面温度も下がったのを実感できます。かすかにファンの音が残ってますが、今までの騒音を10とすれば、1以下に減ったくらいの感覚です。いちばん快適なのは、スリープ時に HDD のスピンダウンを気にしなくて良いってことですね。フタを閉じながら持ち上げてサッとカバンに放り込めます。

    安く上げるなら、SSD の容量は OS X とアプリケーションをインストールできる最小容量にしておいて(60〜80GB程度)、光学ドライブを取り去り、今まで使ってきた HDD をデータ用に転用する、という方法もあります。たとえば、秋葉館の Macbay 辺りが定番でしょう。これだと、コミコミ1万5000円でおつりが来ると思います。

    でもねぇ、これをやると けっきょく HDD の振動・騒音・発熱を避けられないし、消費電力も増えるので、何のこっちゃ分からん と思うのです。データ用 HDD がスピンダウンしてしまうと、データの読み書きの前にスピンアップを待つ必要があって、かえってイライラするんじゃないでしょうか? しかも、せっかく光学ドライブ内蔵で whole in one なのに、わざわざ取っ払うのも本末転倒な気がします。

    という訳で、どうせ買うなら1台で全部賄える容量が良いと思うのであります。

    2012年1月1日日曜日

    あけましておめでとうございます

    旧年中は万事にわたってお世話になりました。
    ありがとうございました。
    本年もなにとぞ宜しくお願いいたします。

    さて、2011年は、言わずもがな、何に付けても大地震の年でした。イスに座っていましたが、酔っぱらっているような、目が回るような揺れ、というより「うねり」があって、最初は風邪を引いて熱でも出てきたか?と思いました。ふと天井を見上げると、部屋中の照明がゆ〜らゆ〜ら揺れていて、初めて地震だと気づきました。USTREMEで見た、東北の沿岸が津波に飲まれて行く映像は、今思い出しても胸が詰まります。

    また、原発のずさんな設計、運用、想定の甘さなどは、史上最悪レベルの原子力事故へと発展しました。今から見れば、もし福島のメルトダウンや水素爆発がなければ、少しでも復興が進んでいたはずです。

    ところで、最近、震災関連の募金箱などが減ってきているように思います。しかし、むしろ今からこそが現金が必要な段階だと思います。NHKや赤十字の募金は「敢えて」行く必要があるので、どうしても心理的な抵抗感が拭えません。コンビニなどで釣り銭であっても募金できる方が、震災を多くの人の記憶にとどめることもできて良いと思います。事業者の皆さん、もっと募金箱を設置してください。

    原発といえば、節電です。僕もこうして電気の恩恵にあずかっている訳で偉そうなことは言えませんが、原発をなくすために多少の不便は仕方ありません。原発廃止か快適な生活かの二者択一なら、原発廃止を採ります。新築のお宅の前に、家庭用ガス発電機を見かける機会が多くなりました。電力市場を自由化すれば、エコロジカルな発電方法の開発・普及も進むはずです。

    個人的に、最近「お香」を始めました。といっても、本格的なものではなくて、スティック状やコーン状のお香ですが。手軽なので、深夜に帰宅しても、寝る前の数分間だけ楽しめます。今年から趣味の1つに加えられればと思います。