2011年10月8日土曜日

EnqueueはMacユーザをiTunesの呪縛から開放するか

Enqueue という音楽プレーヤーアプリがあります。 Macの手書き説明書紹介されています

標準でiTunesライブラリのインポートができるほか、フォルダのモニタリングも可能です。Last.fmにも対応しています。この辺りの機能は、 Songbird に似ています(SongbirdはMozilla系のウェブブラウザも内包していますが)。

対応ファイル形式で注目したいのが、OggVorbis、 FLAC 、APEなど比較的オープンなフォーマットに対応している点です(Apple Losslessも再生できるので、iTunesユーザなら何の不安もなく移行できるでしょう)。アプリ自体は64bit Cocoaですが、音声処理が何bitかは明記されてません。Hogモード、Integerモード、アップサンプリングなど、いわゆるオーディオファイル向けの機能はなさそうです。

音質のほうは、取り立てて良いとは感じません。iTunesの標準状態と同じ、あるいはその他の(オーディオファイル向けではない)プレーヤーと同じ、という感じです。むしろ、iTunesのほうがクリアかも知れません。もちろん、iTunes + BitPerfect のほうが良いので、この点ではあまりメリットがありません。

しかし、iTunesではFLACの取扱いに難があります。Apple LosslessはiPod/iPhone/iPadでしか再生できませんが、FLACなら他のポータブルプレーヤーのほかネットワークプレーヤーでも比較的広く対応しています。

そして、高音質再生という点では、BitPerfectよりも Audirvana (Free) のほうが良さそうなので(ややドンシャリな気がしないでもないですが、クリアで前に出る音です。もちろんFLAC対応)、Enqueueをプレーヤーではなく 音楽ファイル管理アプリ として使えれば、iTunesとおさらばできる可能性が出てきます。

iTunesも、まあ悪いアプリではありませんが、やはりFLACを扱えない( fluke を入れても快適とは言い難い)のは決定的に減点対象です。

で、結果、ダメのようです...

Enqueueのウィンドウから曲名をドラッグしても、どこにもドロップできません。デスクトップにさえドラッグ&ドロップでコピーできないので、Macのソフトらしい直感的でシームレスな操作性がありません(インターフェイス自体はiTunesライクで使いやすいのですが)。ライブラリやプレイリスト自体は非常に良くできていますが、これでは使い物になりません。

現時点ではバージョン 0.47 なので、今後どうなるかは分かりませんが、もくろみはソッコーで頓挫してしまいました... orz

しばらくは、iTunes = Apple Lossless + Audirvana / BitPerfect という環境が続きそうです。

バージョン 0.4.9 がリリースされました[2011年11月7日追記]
バージョン 0.4.10 がリリースされました 。音質も改善した気がします。iTunes からの解脱(げだつ: 意味 )も夢ではないかも知れません。[2011年11月30日追記]

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