2011年9月28日水曜日

フリーウェアのヴァーチャルアナログシンセ Synth1 がMacに対応

少し前のニュースなので、そのスジの方々はすでにご存知だと思いますが...

フリーウェアのヴァーチャルアナログシンセ Synth1 が、 Macにも対応 しています。VSTi 2.4仕様で、AU版も開発中とのこと。まだベータ版ということもあって様々な不具合が出ているようですが、Macユーザ待望のソフトシンセだけに期待が高まりますね。

細かい部分まで試せていませんが、Ableton Live Lite 8 で Ver.1.13 beta5 を使用する限り、起動は正常で音も出ています。時間が取れたら、ちょっといじってみようと思います。

2011年9月27日火曜日

ICONIA TAB 100AとThinkPad Tablet

ケータイWatch ほかのニュースで報じられていますね。

ICONIA TAB A100 は、同A500と同時期に発表されていましたが、このたび日本国内で正式に発売が決まったようです。性能的にはTegra2: 1GHz、RAM: 1GB、Android 3.2、ATOK for Androidプリインストールといった感じ。Sharp/EMOBILEのGALAPAGOS A01SHの好敵手となりそうな製品です( 比較表 )。

しかし、予想価格4万円というのは、ちと高い。A500が売れているのは間違いなく「安い」というのが大きいでしょう。A500の市場価格は、量販店で36,800円にポイント還元といった感じで、ネット通販の安い店だとニーキュッパくらいまで下がっています。最新モデルとはいえ、スペック面で特に優れた点のないA100が4万円だと、売れないでしょう。32,800円にポイント還元くらいなら食指も動きますが。

ThinkPad Tablet は、従来、法人向けモデルとされていた製品ですが、 直販サイト で一般向けにも販売を開始しています。性能的には Android 3.x 系タブレットとして標準的ですが、USB2.0ホスト機能があるのでUSBメモリを利用できるのは良いですね。また、MMCスロットを持ったタブレットは、これが初めて? データ暗号化、ペン入力など、法人での導入でなくともビジネスマンが持つ1台として良さそうです。置き忘れや盗難は怖いですからね。

今回は3G非対応ですが、年末までに3G対応モデルを投入するという 噂もあります 。個人的には現状 Sony Tablet P になびいています が、本当にThinkPadブランドで3G対応モデルが出るなら、ちょっと気になりますね。

しかし、何ですね、ThinkPadブランドがIBMの手を離れてから文字通り「パッド」になったというのは、IBM時代のThinkPadを愛用していた人間としては感慨深いものがあります。気になってるのは、そういうノスタルジーもあるのかも。

2011年9月25日日曜日

金高の剃刀

金高 の剃刀です。日本剃刀は需要が減りつつあり、生産している鍛冶師も少なくなっているようですが、金高では自社生産しているようです。鋼には安来鋼の白紙2号が使われています。

剃刀は、「髪」を剃る道具として僧侶や武士に使われてきました。ここ京都には寺が多いこともあって、日本剃刀は比較的需要が多いようですが、最近では剃髪も儀礼化してきていて、大部分を安全剃刀で剃っている場合も少なくないとのこと(出身校が仏教系なので、その手の話を聞く機会がけっこうあります)。

金高では一丁掛け、二丁掛けの2種類を生産していますが、これはやや小振りの一丁掛けです。切れ味は良いですが、慣れないのでなかなか上手く剃れません。ほっぺたは割と簡単ですが、口ひげやあごひげは平面を作りにくいので難しい。落ち着いて剃らないと、刃が滑ってエラいことになりそうです。

日本剃刀は、安くても1万円くらい、高いと3〜4万円もしますが、T字剃刀も切れ味を維持しようと思うと週1回くらい刃を替えていく必要があるので、替え刃代に年1万円近くかかります。そう考えると、砥石(天然砥石なので目が飛び出るほど高いですが、コッパなら3000円くらいで手に入ります)を合わせても、そんなに高いものではないでしょう。

ただ、深剃りは難しそうです。いや、上手くなればできるのかな?

オーバートーンフルート

昨日(23日)、 コイズミ楽器 に立ち寄りました。もともと行く予定ではなかったんですが、前を通りかかったら先日テレビでオーバートーンフルートが映っていたのを思い出して、欲しくなってしまいました。

コイズミ楽器は、その筋ではちょっと有名なエスニック楽器の専門店です。寺町通の御池を少し下がったところにあり、店内は世界各地のエスニック楽器で溢れかえっています。ディジュリデュ、ジェンベ、タブラ、ケーナ、パンフルート、尺八、カリンバ、シタール、三線、二胡などおなじみ(?)のものから、バードホイッスルなどの擬音楽器まで様々です。エスニック楽器のCDや教則本なども置いてあります。

店舗の2Fは音楽教室になっていて、エスニック楽器の講座が開講されています。

目当てのオーバートーンフルートは、僕が探していたハンガリーのものはなかったのですが、ベトナム製の短いものがあったので、これを買いました。オーバートーンフルートは、東欧の羊飼いが使っていた笛がルーツと言われており、地方によって様々なバリエーションがありますが、基本的に音孔(トーンホール)がありません。オーバートーンとは倍音の意味で、つまり「指使い」ではなく吹き方(息の使い方)を変えて音程を変える管楽器です。

購入したベトナム製のこれは、おそらくローズウッド系の材木を使っています。リード部分の形状はあまり奇麗ではありませんが、 10数本ある中でいちばん倍音に当てやすかったので、これにしました。2,980円也。ほかに、フヤラ(チェコ〜スロヴァキア地方のオーバートーンフルート)もありましたが、4万円以上するとのことで、さすがに買えませんでした。

オーバートーンフルート自体はけっこう有名なようで、水道用の塩ビパイプを加工して自作している人も多いようです。構造的には単純なので、1つ作ってみようかな。

2011年9月21日水曜日

PreSonus: AudioBoxシリーズを一新、ソフトウェアDSPも

低価格・高音質で有名な PreSonus から、USB2.0対応のオーディオI/F、 AudioBox VSLシリーズ が発売されるようです。これまでもUSB1.1で2in/2outの AudioBox USB がありましたが、今回はUSB2.0で24bit/96kHzまで対応しています。

ラインナップは、 AudioBox 1818VSLAudioBox 44VSLAudioBox 22VSL で、それぞれの型番がフィジカルな入出力数を示しています。すなわち、
  • AudioBox 1818VSL:18入力、18出力
  • AudioBox 44VSL:4入力、4出力
  • AudioBox 22VSL:2入力、2出力
となります。他の製品と同様、XMAXと称する高電圧動作のマイクプリや内蔵DSPミキサを搭載し、DAWソフト StudioOne Aritst をバンドルするほか、新機能として、ソフトウェアベースのDSPである Virtual StudioLive (VSL) との連携可能になっています。

VSLは、カーネル領域で動作するソフトウェアで、空間系エフェクト(リバーブ、ディレイ)とチャンネルストリップ(コンプ、リミッタ、パラメトリックEQ、ハイパス)が使えるようです。VSLソフトウェアから見たAudioBox VSLの入出力数は、それぞれ、
  • AudioBox 1818VSL:26入力、8出力
  • AudioBox 44VSL:8入力、4出力
  • AudioBox 22VSL:4入力、2出力
となるようです。


PreSonusのオーディオI/Fは、高音質ながら高音域に若干作為的なクセを感じるというか、ちょっとわざとらしいきらびやかさがあるように感じられるので、個人的には購入にまでは至っていませんが、なかなか面白そうではあります。


もっとも、カーネル領域で動作するソフトをインストールするというのは、安定性などの点でどうなんでしょうか? レイテンシーはかなり低くなり、ハードウェアDSPエフェクトに迫るという話ですが、パソコン側の負荷は増えそうです。その辺りが問題なければ、モバイル用途に手頃かも知れません。

小刀、ナイフいろいろ (1)

机の引出し、ペンケース、工具箱の中などに入っている小刀、ナイフを集めてみると、けっこうたくさん出てきました。このほかにも スイスアーミーナイフ やら何やらがありますが、別に マニア という訳じゃありません。
左から順に、
  • NTカッター:デザインナイフ D-400
  • NTカッター:プロシリーズ AD-2P
  • OLFA: クラフトナイフL型
  • 肥後隆義:肥後守
  • トップマン:肥後ナイフ
  • OPINEL:No.9
  • 梅鉢龍馬:横手小刀120mm
  • 義定: 小刀
となっています。

梅鉢龍馬:横手小刀120mmは、Amazon.co.jpや楽天などでも売られている一般的な小刀で、近所のホームセンターで購入したものです。
比較的大振りで、刃付けされている幅が実測57mmほどあり、義定(実測56mm)と同等です。子どもだと持て余すサイズですが、大人でも、細かい作業をするにはやや大きい気もします。

鍛造だと思いますが、2000円程度と手頃で入手も容易な小刀としては、切れ味も悪くないと思います。同じブランドでもっと小振りの小刀もあるので、子ども用や細かい作業用に好適でしょう。

というか、子どもに小刀を持たせるなら、せめてこの程度は切れるものが必要だと思います。ホームセンターや文具屋に行けば、プラスチック製のサヤが付いた数100円の小刀(切り出しナイフ)も置いてありますが、切れ味が悪くてかえって危ないし、正しい刃物の扱い方も身に付かないでしょう。切っ先の尖りが心配なら、削り落とせば良いだけです。

今日はここまで。

2011年9月20日火曜日

BitPerfect 0.31

iTunesの再生シーケンスを横取りして代替するアプリ、 BitPerfect が0.31にアップデートしています。もともとBetterSoundという名前のフリーウェアでしたが、0.29からAppStoreに登録され、450円の有料アプリになりました。iTunes StoreがまだiTunes Music Storeだった時代に買った3000円のプリペイドが1500円分余っていたので、0.30を購入して使っています。

高音質という触れ込みの通り、iTunesで直に再生するより雑味が少ない気がします。出力されているデータ自体は変わりません(その意味でもともとビットパーフェクトです)が、ジッタが少ないことがミソ、のようです。といっても、調べられませんわな。ジッタ測定器なんてシロートが買える値段じゃないし。

高音質プレーヤーのフリーフェアとしては Audirvana が有名で、個人的にはこちらを常用していますが、何より 操作性がiTunesそのもの というのが良いですね。BitPerfectを有効に使うには (1) BitPerfectを起動する、(2) iTunesを起動する、という順番を守る必要があるものの、それ以外は従来通りです(BitPerfectの初期設定で、BitPerfectの起動後にiTunesを起動するよう設定できます)。

Integerモード、アップサンプリングには若干の注意が必要で、音飛びや、最悪のケースではカーネルパニックが起こる場合がありました。

具体的には、Integerモード非対応のオーディオデバイスを使っている場合、IntegerモードをONにすると音飛び・音切れが発生する場合があります。Edirol (Roland) UA-1EXとRME Fireface UCで確認しています。

と思いましたが、ON/OFFに関わりなく発生するようです。具体的な条件がハッキリとしませんが、ディスクアクセスが多いときには頻繁に起こるようです。いちおうメモリープレイなんですがね... BitPerfectのCPU負荷はiTunesと合わせても3%前後なので、それほどシビアとも思えないのですが、よく分かりません。[2011/09/27追記]

アップサンプリングは、CoreAudioのBest品質で行なわれているようですが、メモリ管理の都合か、カーネルパニックを起こしたことがあります(iMac Early 2009、Fireface UC @ 176.4kHz)。もっとも、Firefoxで5ファイルほど並行ダウンロードするなど、ディスクアクセスの多い使い方をしていたときなので、BitPerfectだけが原因かどうかは不明。

BitPerfectは、iTunesとシームレスに連携しているだけに仕事中のBGMとして使うケースも多いと思いますが、カーネルパニックを起こすと未保存のデータは一発アウトなので、ちょっと怖いですね。Audirvanaでもアップサンプリング再生のときはカーネルパニックなどを起こしやすい気がするので、基本、現状ではアップサンプリングなしで使う方が良いのかもしれません。[2011/09/27追記]

バージョン番号もまだ0.31ということで、完璧な仕上がりではないということでしょう。しかし、手軽に高音質が得られ、App Storeなので支払いも簡単(しかもリーズナブル)と3拍子揃っていて、今後が楽しみです。

2011年9月19日月曜日

続・TEAC UD-H01(と関連製品)

先日の TEAC UD-H01 から続きます。

この製品、ドイツの HIGH END 2011 で発表されていたモデルのようで、Phile Webで山之内正氏(当初、山内と記載していました。大変失礼しました。[2011/09/28追記])が 紹介しています 。同時に、デジタルアンプA-H01も出品されていたようで、記事の書きぶりからすると、これもデジタル入力付きということでしょうか。

また、その写真でUD-H01の上に載っているのが、「AirPlay対応機」でしょうか。

TEACとしては、この H01シリーズ を広げて行く考えのようです。従来、TEACブランドでは Referenceシリーズ として200、380、500、600というラインナップがありましたが、H01シリーズは「 PCオーディオ 」のカテゴリに分類されているので、別のラインナップになるのかも。そのうちスピーカーも出してくるかも知れませんね。

スピーカーがペア5〜7万円程度と想定すると、10〜15万円くらいで1セットになるハイコンポ兼PCオーディオ、という感じでしょう。すでにオーディオに突っ込んでる人にはUD-H01でPCオーディオ入門をアピール、これからオーディオを始める人にはA-H01をプッシュ、かな?

コンセプトとしては悪くないし、TEACの音は個人的にも嫌いではないので、そういう知人がいたら薦めると思います。

関連記事
A-H01、DS-H01、S-300NEO 発表 」へ続きます。

2011年9月17日土曜日

Sony Tablet P (2)

以前、 Sony Tablet P と ニンテンドーDS で否定的なコメントをしましたが、現実問題として、僕がタブレット端末を買うとしたら最有力候補ではありそうです。

現在、タブレットやスレートの類いの多くは10インチ前後のディスプレイを採用していますが、手軽に持ち出すためにはウェストポーチに入るくらい、大きくてもA5版サイズ(およそ15cm x 21cm)が限界です。重量を考えても、600〜700gのスレート端末を持ち出すぐらいなら、処理能力が高くて周辺機器も自由なMacBook Airの11.6インチを選びます。

他方で、通信環境を考えると、モバイルWi-Fiルータには抵抗があります。b-mobile以外は回線契約=月額使用料というヒモが付く上に、バッテリの保ちが数時間しかありません。何より、「身軽さ」が信条のはずなのにケータイ、Wi-Fiルータ、タブレットと大量に持ち歩くのは、背理でしょう。

特に僕の場合、タブレットは、メール専用端末+電子書籍(自炊PDF)+文書ファイルの閲覧・簡易編集、という感じで使いたいので、メールはプッシュ受信できないと不便です。昼間の多くの時間を過ごす大学構内は無線LANがPPPoE認証なので、Wi-Fi専用の端末では使い物になりません。

そうすると、コンパクトで3G対応のタブレットがベストです。Sony Tablet Pなら、折り畳めば厚めの新書サイズなので、ポケットに入れて持ち歩くにはやや大きいですが、ウェストポーチなら余裕で入ります。

問題は回線契約ですが、月々サポートセット割がどの程度利くのか次第でしょう。場合によっては、白ロム端末にb-mobile SIM U300を入れたほうが安上がりかも?

2011年9月16日金曜日

TASCAM DR-40, Roland R-26

生録向けポータブルレコーダーの定番、TASCAMとRolandから、それぞれ新製品が発表されています。

TASCAM DR-40 は、可動式マイク、4トラックレコーダー(内蔵マイク+外部入力)、+48Vファントム電源登載、ワイヤードリモコンなど、 DR-100DR-07MkII の良いとこ取り+@といった印象です。DR-100は存続するようなので、音質面では差別化されていると思いますが、機能面ではこちらのほうが豊富で、ZOOM H4n的な印象を受けます。

オープンプライスですが、店頭価格は 2万円前後になる見込み のようなので、サイズさえ問題にならなければ、これから生録やバンド録音を始める人には魅力的な製品だと思います。

Roland R-26 は、内蔵指向性マイク、内蔵無指向性マイク、外部入力(+48Vファントム電源登載)の合計6トラックまで同時録音可能で、タッチパネル方式の大型ディスプレイ、大型の入力レベルつまみなど、従来の製品にあまり類を見ないデザインです。USBオーディオI/Fとしても動作するようです。

イケベ楽器サウンドハウス では44,800円となっているので、最近の同種製品からすると1ランク上の価格帯です。個人的に、デザインが酷いと思う(これに限らず、RolandはシンセでもオーディオI/Fでも、メカメカしさが強調されている割に近くで見ると安っぽさが目立つ気がして、あまり好きになれません)のであまり買いたくはありませんが...

2011年9月15日木曜日

Steinberg から新しいオーディオI/F - UR824 と UR28M

Rock oNのユース 経由。

UR824は、28in/28outのオーディオI/FでUSB2.0接続、UR28MもUSB2.0で4in/6out。いずれもDSPエフェクト内蔵とのこと。

UR824は、MR816シリーズの後継機種になるようです。UR28MはCIシリーズの後継機種ということでしょうか。いずれもJetPLL登載とあるので、今回もまたTC Electronicからライセンス、技術提供を受けているようです。

UR28Mは、モニターコントローラ的な卓上型です。CIシリーズではMIDIコントローラと一体化されていましたが、方針転換でしょうか。CC121などがあるとはいえ、「Cubaseとのシームレスな連携」がウリだったはずでは? 個人的には、モニターコントローラのほうが汎用性があって良さそうに思いますが。

ちなみに、 Rock oNのニュース記事 では
中途半端なDAWコントローラーは付けずに操作系統はCC121やMC、Automap等に任せ、卓上インターフェースには音に関わるモニターコントロール機能を厳選搭載したURの狙いは正直共感が持てます。
と書かれていますが、 CI2+に関する2010年7月3日の紹介記事 では、
もちろん自慢のAI knobも使用できますからコンパクトな筐体からは想像できないほど機能性を秘めているといっても過言ではないでしょう!
といって、かなり高く評価しています。・・・まあ、しょせん販売店の口上ですからね。

個人的にはそれほど魅力を感じませんが、MR816シリーズなどは良く売れたのでしょうか?

TEAC UD-H01

TEACから USB入力付きのDAC UD-H01 が新発売となるようです。

D/AはBB1795をモノラルで使用し、IV変換にMUSES 8920を採用するなど、いわゆるオーディオマニア向けの設計ですが、バランス出力(XLR端子)も付くようです。といっても出力レベルは2Vrmsで、アンバランス出力(RCA端子)と同じです。何となく、騙された気がしないでもない。

(まあ、民生用なので、細かい仕様はどーでも良いのでしょうね。Esotericブランドのウン10万円のDACでさえ、バランス出力とアンバランス出力の規定レベルが同じだったり、最高級のD-01に至っては「規定出力レベル」という項目さえない有様です。もちろん、TASCAMブランドのCDプレーヤーなどは、ちゃんとRCA端子 -10dBV、XLR端子 +4dBuとなっています。)

(しかし、UD-H01のアピールとして「プロ用オーディオ機器にも繋げる」と書くなら、やはり規定出力レベルくらいはしっかりしてもらいたいものです。そりゃ、確かに繋がりはしますがね。)

フロントパネルには入力信号のサンプルレートを表示するようですが、どんな信号でも 192kHz にアップサンプルするようなので、こういうギミックが必要かどうかはやや疑問です。というか、アップサンプリングはON/OFFを切り替えられたほうが良かった気がします。

PCオーディオ向けにアピールしているようですが、肝心のUSBオーディオデバイスはTENOR TE8802Lのようなので、要するに「TEACが作った Dr.DAC 2 DX」といったところでしょう。 実売5万円程度の見込みらしいので 、まあ、この程度と言えばこの程度なのかも知れません。最初に見たときは「おっ!?」と思いましたが、よくよく見ると大して面白そうなところはありません。

ダメ出しばっかりですが、もちろん、これからPCオーディオを始めてみよう、という人には悪くないでしょう。Dr.DAC2 DXが実売4万円前後なので、それを買うならUD-H01のほうが良いのではないでしょうか。その他、USBオーディオデバイスとしてPCM27xx系を使っている製品も「なんちゃってUSB-DAC」に見えるので、その手合いよりは良さそうに思います。

単体DACとして使えるので、すでにCDプレーヤーやミニコンポを持っていてアップグレードしてみたい、という場合にも使えます。既存のオーディオも、PCオーディオも、無難に対応できる辺りはポイントが高いですね。

続・UD-H01(と関連製品) に続きます。

2011年9月14日水曜日

義定の小刀

昨日 は、義定の小刀を買ったので、ついでに、と調べてみた訳です。

その小刀が、こちら。
ちと画質が荒いですが、刃渡りは比較的長めですが、全体に大振りなので、単体で見るとそれほど刃渡りが長いようには見えません。もちろん材質は鋼です。もっとも、鋼にはいろいろな種類がありますが、その中のどれかまでは聞きそびれました。

裏には「義定別打」と刻印されています。機械生産ではなく、手作りの打出しのようです。サヤ付きの小刀もありましたが、ちらは単に「義定」としか打たれておらず、刃先も機械研磨のように見えました。

その刃先。良く切れそう?

お値段は6,300円でした。

2011年9月12日月曜日

京都の刃物

日本で有名な刃物の産地というと、関(岐阜県)、越前(福井県)、堺(大阪府)、土佐(高知県)辺りだと思いますが、われらが京都にも刃物の伝統があります。その歴史は平安遷都に遡ると言われ、明治ころまでは、つまり京が都だった時期は全国的な産地であったと言われています。

菊一文字
最も古いと思われるのは、 菊一文字 でしょう。後鳥羽上皇のお抱えだったようで、700年以上の伝統があることになります。河原町三条から東に入った繁華街の中ですが、壁一面に多種多様な刃物がズラリと並んでいます。Victorinoxなども置かれていますが、やはり打出しのカスタムナイフなどが面白いでしょう。もちろん、包丁や鋏なども本職用から家庭用(とはいえ本物志向)まで幅広く揃っています。刃物なら、たいてい何でも揃うんじゃないでしょうか。

有次
世間一般で知られているのは、 有次(ありつぐ) でしょうか。1560年創業というので、450年の歴史がある老舗です。特に包丁が有名ですが、ハサミなどの刃物のほか、銅製やアルミ製の鍋やタンブラーといった料理道具・食器なども製作されています。錦市場の中にある本店のほか、有名デパートにも出店しているので、意外に手に入りやすいと思いますが、切れ味とお値段はさすがです。ちなみに、東京にある 築地有次 は、有次からの暖簾分けです。

金高
観光地に近い、といってよく紹介されているのは、 金高(かねたか) でしょう。六角堂の真正面に店舗を構えています。有次から徒歩15分くらいなので、観光でも一緒に回れます。カスタムナイフなどのカジュアルな刃物も扱っていますが(隔週土曜日にはカスタムナイフ講習会もある模様)、奥行きのある店内には様々な刃物が並び、本職用から家庭用まで数多く取り揃えられています。寛永末期に二条城付近に店を構えたとのことで400年近い歴史があるものの、蛤御門の変の際に店が焼け落ち詳しい資料などは残っていないようです。19世紀頃からの200年間は刃物商だったようで、21世紀に入ってから生産を再開したとのこと( 参考リンク )。日本剃刀も生産しています。

常久刃物店
さらに、繁華街のど真ん中、四条河原町を東に行った北側に、 常久刃物店 があります(ホームページはない模様)。ここも1631年創業とのこと。

安重
三条堀川の南には、 安重 があります。創業は元禄13年。

義定刃物
東山七条には、 義定刃物 があります。ここも300年以上の歴史がある老舗で、包丁がメインですが、小刀や彫刻刀も製作されています。知らなければ素通りしてしまうほど小さな店ですが、現社長の山口悌市朗氏は今年の春の褒章で 黄綬褒章を受章 (8ページ) 。付近には三十三間堂、京都国立博物館などの観光スポットもあり、やや遠いですが京都駅から徒歩15分ほどの距離です。

今井義延商店
そこから北へ5分ほど行くと、 今井義延商店 があります。明治40年の創業と、京都の店としては新しいですが、彫刻刀やノミなどに定評を得ているようです。


とりあえず、今日はここまで。

[2011.09.23写真追加]

2011年9月10日土曜日

パワーディストリビューター(2)

Googleの解析によると、今月に入ってから去年6月の「 パワーディストリビューター 」の記事が最もページビューが多いようです。良質な電源を求める人が多いのかも知れません。
ということで(?)、個人的メモをかねて整理してみました。
  • スタジオ、PA/SR向け
    レコーディングスタジオやPA/SR用途での使用が想定されたモデル。こういう現場ではノイズが多いので、多くがノイズフィルタを登載しているようです。照明など大電力機器と隣り合わせなので、電圧が安定しないケースもあり、安定化装置を登載したモデルもあります。
    • FURMAN
      • PRESTIGEシリーズ
        安定化装置、ノイズフィルタ登載のフラッグシップシリーズ。ノイズフィルタはPLシリーズと同等の高音質タイプの模様。
      • PLシリーズ
        電源ラインと並列に入る高音質タイプのノイズフィルタを登載した主力シリーズ。
        • PL-8CJ ----- 3Pが9個口。前面ライト付き。背面ライト端子あり。内部で2系統に分かれていて、デジタル系とアナログ系に分けられる。MERITシリーズより意匠が良い。
        • PL-Plus DMC J ----- PL-8CJに電圧・電流計を付けたモデルだが、高い。
        • PL-Plus J Series II ----- 電圧計がLED表示。発売時期が古いためかMERITシリーズに近い意匠。
        • PL-Plus DJ Series II ----- PL-Plus J Series IIの電圧計を7セグメントLEDにしたもの。
        • PS-8 RJ Series II ----- 3系統のシーケンス機能付き。
      • MERITシリーズ
        電源ラインと直列に入るタイプのノイズフィルタを登載した普及価格帯のシリーズ。間隔が広いのでACアダプタなども無理なく挿せるが、全部の差込口が switched なので、やや使い辛い面も。
        • M-8x2 ----- 3Pが9個口。実売13000円前後。奥行き95mmと短い。
        • M-8Lx ----- 3Pが9個口。前面ライト付き。背面ライト端子なし。
        • D10-PFP ----- ノイズフィルタなしの3Pが10個口。
      • 主幹電源装置
      • テーブルタップ
        • SS-6B ----- 3Pが6個口。フィルタはMERIT相当か。延長用に好適。
        • PST-6 ----- 3Pが6個口。フィルタはMERIT相当か。
        • PST-8D ----- 3Pが8個口。フィルタはPL相当か。
    • TASCAM 
      •  AV-P25RmkII ----- un-switched が計6個口、switched が9個口で使い分けに便利だが、全部2Pで間隔が狭いのが難点。
    • CLASSIC PRO
      サウンドハウスのオリジナルブランドで、ノイズフィルタ登載。廉価なため人気がある模様。
      • PD12II ----- 3Pが計12個口。前面の1つが un-switched 。背面ライト端子あり。
      • PDMII ----- 3Pが計9個口。前面に un-switched 。背面ライト端子あり。電圧・電流計あり。
      • PDM/LII ----- PDMIIに前面ライトを付けたモデル。
      • PDM/LSII ----- PDM/LIIにシーケンス機能を付けたモデル。
    • Proceed
      • PZ-10 ----- ゼロクロススイッチを使ったディストリビューター。ノイズフィルタは登載しない。
    • Volt Ampare
      • GPC-TQ ----- 高品質ノイズフィルタ、ステップアップトランス登載。
      • GPC-T Limited Edition ----- 同上だが、フィルタが異なるらしい。
  • 設備向け
    他のディストリビューターとタイマー連動したり、非常放送時に電源を遮断したりできるように設計されています。音質面よりも、使い勝手の良さと非常時の対応に重点が置かれているように見えます。
    •  TASCAM
    • RAMSA
    • TOA
    • LogAudio
      • LD2000 ----- SONY SRP-D2000 のコピー商品(?)。A, B, Cの3系統で、A, Bが遅延連動、Cが un-switched 。ゼロクロススイッチ。生産は McAudio が行っている(?)。
    • 東通産業
      • TD2000 ----- 同上。ゼロクロスかどうかは不明。
  • 家庭用一般
    • テーブルタップ、OAタップ各種
  • 家庭用高機能品
    • audio-technica
      • AT-NF518 ----- トリプルノイズフィルタ搭載。旧モデル AT-NF517 の分解レポート(1 / 2)によると、シングルノイズフィルタ部分はフェライトコアを通しただけ、トリプルノイズフィルタ部分はそれに加えてLCフィルタとフェライトビーズが使われている?
  • 家庭用オーディオグレード
    • オヤイデ
    • チクマ
    • audio-technica
    • PS Audio
    • クリプトン

MOTU 896mk3 Hybrid

Ultralite-mk3、828mk3 と来て、順当に 896mk3 もハイブリッド化 されました。これで、残るは Traveler-mk3 だけです(8Pre も FW だけですが、このモデルをオーディオI/Fとして使う人は少ないでしょう)。

MOTU というと、古くからの Mac ユーザにはおなじみのブランドで、現在でも MIDI なら Degital Performer というくらい支持者がいるようです。個人的にも、子どもの頃(当時は DTM = MIDI だった)高くて手が出ない「憧れの存在」でしたね。メカっぽい外観もそそります。

なので、余裕があれば買ってみたいと長らく思ってはいるんですが、しかし、それほど食指が動く訳でもありません。すでに Fireface UC を持っていて、安定性、クロック精度、ルーティングの柔軟さなどの面では十分優れているし、マイクプリを増やすなら Focusrite を選ぶと思うので、敢えて MOTU のオーディオI/Fを導入するまでの積極的理由がないんです。オモチャとして買うには、ちと高すぎますしねぇ。

でも、やっぱり憧れのブランドではあります。今後も意欲的な製品をリリースして欲しいですね。

2011年9月8日木曜日

PreSonus Monitor Station 導入 [2012/1/21追記]

三木楽器の楽天市場店 で29,800円だったので、ついついポチってしまいました。何台ものヘッドフォンを使うことはないし、モニタースピーカーも1組しか持っていませんが、やはり音量を手元で瞬時に、直感的に、確実に操作できるのは便利です。

Fireface UC は、TotalMix FX になってから、スピーカーを "Main" と "Speaker B" とに分けて、切り替えられるようになっています。もちろん、どのラインアウトを "Main" や "Speaker B" と定義するかは、自由に決められます。また、ヘッドフォン出力も自由に定義できます。さらに、Mute、Dim、Recall なども備えており、1台でモニターコントローラとしても機能するようにできています。
ただ、TotalMix FX が別のアプリの背面に隠れているときは(そういう場合の方が多い)、いったん前面に出して、マウスで狙い澄ましてポチッとやる必要があるので、けっこう面倒なんですね。音量の微調整も瞬時にやるのは難儀で、行き過ぎないように気を使います。
やっぱり、そういう辺りはハードウェアの方が便利というか、目をつぶっていても間違いが起きにくいのは良いことです。

取扱説明書を読むまで分からなかったことや、実際の使用感などを少々。

まず、よく問題視されるレベルメーター。キャリブレーションは3段階に切り替えられるだけで、微調整が効きません。輸入代理店の 製品紹介ページ では、
信号レベル(-10dB、+4dB、+10dB)に合わせて3つのモードに設定することができます。 
とありますが、メーカーの説明では
Dual 8-segment LED input meters with selectable  +4, +10, or +18 dBu reference level
となっていて、こちらの方が正確です。つまり、メーターの表示範囲は "0dB〜 -24dB" で、基準レベル(0dB)を +4dBu とするか、+10dBu とするか、+18dBu とするか、を選択できます。たとえば、規定出力レベル +4dBu の機材なら、Monitor Station のレベルメーターも 0dB = +4dBu で設定すれば良い訳です。
従って、Monitor Station をオーディオインターフェイス(やDAコンバータ)に繋ぐ場合、その規定出力レベルが問題です。0dBFS のデジタル信号をDA変換したとき、何dBu (dBV) の出力になるのか、です。
Fireface UC の場合、Fireface USB Settings で規定出力レベルを +4dBu にした場合、0dBFSの信号に対して +13dBu を出力します。同様に、-10dBV に設定すると +2dBV = +4.22dBu となり、Hi Gainだと +19dBu となります。つまり、 Fireface UC の出力レベルと Monitor Station のレベルメーターの折り合いがつくのは、Monitor Station のレベルメーターを +4dBu にセットし、Fireface UC の規定出力レベルを -10dBV にセットしたときだけ 、となります。

これは、けっこう面倒というか、気が利かない仕様です。

次に、スピーカーレベル調整ですが、右に回し切った状態でゲイン1倍、左に回すほど減衰という仕様です。ただ、ゲイン1倍だとクロストークがあって、メインのボリュームを絞り切っていても微かに音が聞こえてきます。ヘッドフォンのボリューム、Mute ボタンも同様で、完全には消音できずに漏れてくる音があります。

発熱は、気になるほどではありませんが、放熱孔が開けられているのに見合う程度には熱くなります。

AC アダプタは、文字通り AC を出力しています。Fireface など RME 製品の場合は AC/DC どちらで入力しても良い仕様ですが、Monitor Station では AC 専用のようです(本体の記載によれば 16VAC/10W)。

音質面では、特に不満はありません。気持ち程度にはステレオ感・定位が悪くなり、PreSonus らしい(?)高域のクセが付きますが、ソースのキャラクタは失っていないように思います。値段(実売33,000円前後)を考えれば、十分納得できる音です。

[2012/1/21追記]
帰宅が遅くなり、ヘッドフォンで聞く機会が増えて、何やら気持ち悪い感じがしていましたが、調べてみると ヘッドフォン出力が4つとも左右が入れ替わっている ようです。3台のヘッドフォンを使い、Fireface UC のヘッドフォンでは問題がなく、Monitor Station では入れ替わるので、Monitor Station の問題と見て間違いありません。なお、スピーカー出力とレベルメーターは正常です。

海外のフォーラムでも話題になっているので、一定のロットで生じている問題なのか、実は全個体で生じている問題なのかは分かりませんが、少なくともユーザは要チェックでしょう。

三木楽器で購入したものですが、購入時期からすると初期不良扱いではなくメーカー保証になると思うので、地元の楽器屋に持ち込んだほうが話が早いかも知れません。

2011年9月6日火曜日

アカンがな...

こんなプラグを見つけました。テーブルタップとか壁コンセントの拡張用に良さげ。もちろん、特定電気用品なので PSE 届出済み。
 プラグの根元にはカバー付きで、トラッキング火災↓の予防策もバッチリです。

・・・・・と思いきや?
なんか金属らしきものが... 反対側にも同じものが露出しています。

ちゃんとプラグと導通してます。テスター棒の接触抵抗を考えると優秀な値...って良いのか? 個人的には、ちと使う気になれません。Panasonicとかのスイング式プラグでも、目を凝らしてみれば導体が見えるんですが、ここまで露出しているのは初めて見ました。

スイング式って、便利なようで不便なようで、いずれにしても好きになれないんですが... 折曲げても真っすぐでも使えて、使用場所を変えても使い続けられるってのがウリなのは分かりますが、グラグラして不安定だし、無駄に接点が多くてトラブルの原因になりそうな印象があるんですけどね。

Macで使えるオーディオ・アナライザ・ソフト [2012/7/28更新]

最新の情報は「2013年版 Macで使えるオーディオアナライザソフト」に記載しています。本記事は2012年7月28日が最終更新で、以後の情報はフォローしていません。

当ブログで最もページビューが多いのが、何とこの記事とのこと。Macユーザの皆さん、音響解析でお困りなんでしょうか...?
新しい情報もあるので、記事を更新してみます。[2011/09/06追記]

SpectreがApp Storeで販売されているようです。[2011/09/25追記]

ElectroAcoustics Toolbox も Mac App Store で販売されています。また、機能を一部に限定した SignalScope Pro 、その下位バージョンである SignalScope も販売されています。オシレータとして SignalSuite もラインナップされています。[2012/1/31追記]

audiotools、AudioTest、ProLevel、ProPhase を追記。価格情報を更新。[2012/7/28]

オーディオをやっていると、何かと測定したくなるのは必然の流れなんだろうか。ともあれ、Windowsの世界では、 efu氏 のWaveSpectraとWaveGeneで基礎的な計測ができる。しかも、フリーソフトだから入門にも適している。
Macでは、というと、なかなか良いものが見当たらない。まず、さまざまな信号を自在に作成できるソフトが少ない。特に、時間ではなくサイクル数で音の長さを指定できるものが、ほとんど見当たらない。 Audacity を使えば比較的柔軟に信号を生成できるが(波形編集ソフトなので、当たり前といやぁ当たり前だ)、面倒だし、リアルタイムで設定を調整したりできないのが辛い。
とりあえず、シェアウェアを含めて、目に付いたソフトをメモ書きしておこう。

オーディオ・アナライザ
  • ElectroAcoustics Toolbox
     非常の高機能なソフトのようだ。あらゆる種類の信号の生成と、スペクトログラム、波形表示、リサージュ、オシロスコープ、ウォーターフォールなど、主立った機能は完全に網羅している様子だ。ただし、高い。シェアウェアというより商用ソフトで、7万円強もする。信号生成ソフトや、解析ソフトSignalScope Proを単体で購入すればそこまでは行かないが、ElectroAcoustics Toolboxにしかない機能もあるようだ。
     現在は iPhone や iPad 向けに、スピーカーの測定や設計支援のアプリもあり、いろいろ充実している模様。[2011/09/06追記]
     本ソフトが Mac App Store で販売 されています。現在の価格は、42,500円です。[2012/1/31追記]
     価格が26000円に引き下げられています。これは安い。[2012/7/28]
  • SignalScope / SignalScope Pro
     上記の ElectroAcoustics Toolbox のうち基本的な機能に限定した解析ソフト。波形生成機能も備えている。価格は、それぞれ6,900円と17,000円。このくらいなら買っても良いかも。 ウェブサイト から体験版をダウンロードできます。[2012/1/31追記]
     価格が4300円、13000円に引き下げられています。今が買い時か?[2012/7/28]
  • AudioTools
     Mac のほか Windows でも動作するオーディオアナライザ。レベル表示のほか、オシロスコープ(シングルショットやストレージ機能あり)も備えているようです。波形生成も可能。ただし、信号レベルは相対表示のようです。[2012/7/28追記]
  • FFT Audio Analyzer
     フリーソフトだが、まだ若く、機能的にはほとんど整っていない。複数のデータを重ねて表示することができないし、棒グラフ式の表示なのであまり細かな計測はできない。今後に期待しよう。[2011/09/06リンク更新]
  • Spectre
     スペクトログラム、波形表示、リサージュ、オシロなどの機能を搭載。信号を発生させる機能はないようだが、150ドルと比較的安い。購入するとすれば、有力株か。App Store価格は、 Starter版 が4,300円、 機能無制限版 が8,500円。機能面で以下の差がある。
    • Spectre Starter
      • レベルメーター、VUメーター、オシロスコープ、スペクトログラフ、スペクトログラム、波形、リサージュ、数値表示
    • Spectre
      • レベルメーター、VUメーター、BBCメーター、オシロスコープ、スペクトログラフ、ローエンドメーター(?)ハイエンドメーター(?)、レベルヒストリーメーターLeqメーター(積分騒音計)、スペクトログラム、リサージュ、パワーバランスコリレーション、数値表示、スペクトル比較フェーズ比較コヒーレンス
  • AudioXplorer
     もともとシェアウェアだったが、開発中止とともに無料化され、BSDライセンス(修正型?)の下でソースコードが利用できるようになったようだ。スペクトログラム、波形表示、オシロが使える。基本的な信号を生成することもでき、かなり強力なソフトだ。開発中止が悔やまれる。SourceForgeで開発継続されないかなぁ。
  • MATAA
     GNU GPLのオープンソース・ソフトウェア。まだ試用していないので、具体的な使い勝手は分からないが、どうやらX11上で動作するようだ。スクリーンショットを見る限り、インパルス応答、ステップ応答、位相、周波数特性などが解析できる模様。使いこなせば、かなり強力なソフトかも知れない。
  •  Sonic Visualizer
     音声ファイルを解析できるソフト。波形の他、スペクトログラム、メロディライン解析など、録音技術の学習に焦点を当てている。[2011/09/06追記]
  • ProLevel
     レベルメーターだけの機能の模様。 Mac App Store 価格450円[2012/7/28追記]
  • ProPhase
     位相を比較表示するソフト。上記の ProLevel と同等のレベルメーターも備えている模様。 Mac App Store 価格2200円
    [2012/7/28追記]
波形生成
  • AudioTest
     リアルタイムにさまざまなトーンを生成できるウェアウェア。15ドルなので、機能を考えれば安い。
     Mac App Store で 450円で販売 されています。[2012/7/28追記]
  • SignalSuite
     ElectroAcoustics Toolbox、SignalScope等と同じメーカーから発売されている波形生成ソフト。Mac App Store 価格で2,600円。こちらも体験版がある模様。[2012/1/31追記] 価格が1700円に引き下げられています。[2012/7/28]
番外編?
  • DIGICheck
     RMEのオーディオインターフェイスで動作する音響解析ソフト。ピーク/RMSレベルメーター、周波数分布、リサージュ、サラウンド解析、デジタル音声信号のビット監視など、非常に多機能。Babyfaceでも使えるので、測定用マイクを使うためと称して買うという手もあり?[2011/09/06追記]
  • CueMix FX
     MOTUのオーディオインターフェイスで動作するソフト。オーディオI/F内のDSPミキサ/エフェクタの設定を行なうとともに、スペクトラムアナライザ、X-Yプロット、フェーズアナライザとしても使える(DSP上で動作しているのでCPUパワーは必要としない)。MicroBookでも使えるので、意外と安く導入できます。[2011/09/06追記]
     今買うなら MicroBook II でしょうか。[2012/7/28追記]
本記事の初出は2007年9月23日(日) 9:54です。

2011年9月1日木曜日

Sony Tablet P と ニンテンドーDS

以前から「SonyのAndroidタブレット」は上下2画面とウワサされていましたが、今日、 発表されました

こういう上下2分割デザインで有名なのは、やはりニンテンドーDSでしょう。そちらは携帯ゲーム機、Sony Tablet Pは汎用端末という大きな違いがあるものの、「2画面であること」の意味を考えるには好適かと。

問題点を先に言ってしまえば、Sony Tablet Pは汎用機だけに画面分割が裏目に出そう、ということです。プリインストールの一部のアプリは2画面用にカスタマイズされていますが、ストアから落としてくるアプリの大部分は、そういう想定ではないでしょう。メールやウェブブラウズ程度であれば支障はないものの、タッチやスワイプが交錯するゲームなどでは裏目に出そうな予感がします。

もちろん、時代はSONYのオンリーワンではないので、SONYとて無茶が通るとは思っていないでしょう。他のスレートと比較して、あるいはケータイとの2台持ちとして、さらにはiPadからの買い替えさえもアピールできる、という自信が持てるほどにはチューニングされているはずです。

しかし、やはり汎用端末である以上、「汎用的に対応」できる必要があります。ニンテンドーDSは専用プラットフォームで、ソフトハウスは当然2画面を前提に開発します。Androidの場合、プラットフォームは無数にあり得る訳で、「2画面では使いにくいアプリ」があったとしても、必ずしもソフトハウスの評価が落ちるとは限りません。そうなると、プラットフォーム自体が無視される可能性すら出てきます。

SONY Tablet Pは、意欲的な製品とは言えます。しかし、市民権を獲得できるかどうかは、どれだけ多くのアプリが2画面に最適化されるか次第ではないかと思います。