2011年12月31日土曜日

Clementine 1.0 リリース

年の瀬ですが、クロスプラットフォーム、オープンソースのミュージックプレーヤー Clementine がバージョン 1.0 にアップデートされました。今回のアップデートの主な変更点として、全ライブラリ検索、Spotify や Grooveshark のサービスのサポート、Nyan Cat をモチーフにしたアナライザ Nyanalyzer Cat などがあります。Nyanalyzer Cat がどれだけ意味のあるアップデートかは分かりませんけど...

 
 いまいち実用性のなさそうな Nyanalizer Cat

また、 前回書いた通り 、iTunes で取り込んだアートワークは、今回のバージョンでも未対応のようです。キューリストからデスクトップへのドラッグ&ドロップのとき、普通にやると「移動」、オプションキーと組み合わせると「コピー」になり、キューリストの表示がおかしくなる、といった不具合も承継されています。

やはり現段階で常用するにはちょいと難がありますが、けっこう活発に開発されているようなので、今後が楽しみです。

2011年12月28日水曜日

Sony Tablet P - やっぱりAPN設定が消える?

アップデートが来て b-mobile SIM でも DoCoMo の 3G アンテナ表示が出ると喜んでましたが 、ぬか喜びだったのか? 当初、3G アンテナ表示が出ないのは「仕様」と割り切るにしても、 APN 設定が消失する という困った事象が出ていました。1回めのアップデートで解消したかに思えましたが、2回めのアップデート後、またしても APN 設定が消えてなくなるケースが出てきました。

ただ、従来は 3G 接続でもスリープが継続していると消えていた のに対して、現在は 無線 LAN 接続の状態が継続すると消えている という印象です。ある程度の期間、検証が必要かも知れませんが、もしそうだとすると、必要なとき以外は無線 LAN をオフにすることで対処できるでしょう。モバイル Wi-Fi ルータのユーザには困った話ですが...

2011年12月27日火曜日

ヒビノがポータブルプレーヤーを開発中

ヒビノインターサウンドが、 iBasso Audio と共同で 24bit / 192kHz 対応のポータブルオーディオプレーヤーを開発中 とのこと。ヒビノはもともと iBasso Audio の国内代理店だったので、その関係もいよいよ深まってきたということでしょう。

ハードウェアボタンがあるのを見ると、OS は Android 2.0 系でしょうか。仕様にある「USB スロット登載」というのは、いまいちよく分かりませんが、ストレージデバイスとしてパソコンに接続可能、ということでしょう。価格未定とのことですが、5万円以内で収まればけっこう売れるんじゃないでしょうか。てゆーか、僕が買います。

(ニュースリリースより: http://www.hibino-intersound.co.jp/information/2833.html )
この手のハイレゾ対応プレーヤーは、旧来のオーディオ機器メーカーではなくベンチャーから発売されるものが多いですね。大手は「たくさん売れるもの」を作らないと利益に繋がらないので、オーディオマニア向けのニッチな商品は作りたがらないんでしょうか?

しかし、Android を採用し、デジタル出力・アナログライン出力付きで、microSDHC による拡張も可能、定評のある DAC チップを登載したハイレゾ対応プレーヤー、とくれば、 SONY の Android Walkman ( NW-Z1000シリーズ ) よりずっと魅力的ですよね 。FLAC対応は当然として、オープンソース化された Apple Lossless にも対応してくれると言うことなしなんですが、そこまで求めるのは贅沢でしょうか。

2011年12月17日土曜日

Sony Tablet P - システムアップデート

2度めのアップデートが来ました。
今回、主にPS3のコントローラが使えるようになったのが目玉ですが、b-mobile SIMでも、アンテナ表示が機能するようになっているようです。これは、予想外に嬉しいアップデートです。

2011年12月11日日曜日

月食

たぶん、日本中のブログ、SNSで綺麗な写真がアップされてるんでしょうけど...


手持ちなので、かなりぶれています。三脚も欲しいですが、年に1回くらいしか必要な場面がないので、ちょっと買う気になりません。

2011年12月9日金曜日

MacBook (Late 2008, Aluminum) と iMac (Early 2009) にメモリ増設

DRAMの値下がり著しいこと周知の通りです。

メインマシンとして使用中の iMac (Early 2009) と、モバイル用として使用中の MacBook (Late 2008, Aluminum) は、いずれも PC3-8500 SO-DIMM204pin のメモリが使われています。Core 2 Duo 世代でやや古いんですが、それほど重い作業をする訳でもないので、あと2〜3年は頑張ってもらいたいところです。

Mac専門店 で買えば安心ですが、4GB モジュールで3000〜3500円程度のようです。「Mac対応保証」だと、その倍以上の値段で売っている店も少なくありません。いくら 安心を買う とはいえ、ちと高いですね。

PCパーツ屋で探せば、1枚当たり2000円前後で購入できます。ドスパラのオンラインショップだと、現在、 Samsung 製が1980円 のようです。数日前に見たときは1780円くらいだった気がします。地元にあるドスパラの実店舗では、同じ製品が2480円でした。

iMac (Early 2009) は、最大 8GB まで 公式に対応 しています。MacBook (Late 2008, Aluminum) は、 非公式ながら 最新のファームウェアを適用すれば 8GB まで利用でき(る場合があり)ます。Samsung 製メモリは Apple が採用していることもあって、多くの先達が利用しているようです。私の環境でも、特に問題ありません。

これまで両方とも 4GB で、ともするとメモリが枯渇していましたが、いろいろアプリケーションを起動しても 3GB 以上余るようになりました。動作が特に快適になった訳ではないですが、メモリ残量を気にしなくて良くなったので、心にはちょっと余裕ができました。

2011年12月8日木曜日

beyerdynamic DT880 PRO 購入

 beyerdynamic DT 880 PRO を買いました。


同じく beyerdynamic DT 250/80 と並べて写真撮影。いろんな人がさんざんレビューを書いているので、あえて書くまでもないとは思いますが、お約束で。

1. 音質
淡々と鳴らすヘッドフォンです。半密閉型だけあって比較的空間的な広がりを感じられ、聞き疲れしにくい音です。ボリューム感のある低音を鳴らす反面、高音は比較的柔らかで、良い意味で刺激がありません。歪みが少ないのでしょう。高級大型スピーカーの音に近いと言って良いと思います。

「ベイヤーの高音は刺さる」というレビューを随所で見かけますが、 音源か他の機器が低音質なんじゃないですか? これで高音がキツいんだったら、SONY や audio-technica なんて殺人兵器です。

DT 250 のほうがクリアというか、やや高音域が刺激的で低音のボリューム感が少ない分、音の特徴はつかみやすい気がします(DT 250 は3年以上使っています。DT 880 PRO は10日程度なので、今後さらに変わっていく可能性はあります)。しかし、DT 880 PRO のほうが細部まで再生されていて、立体感もあります。音に圧迫感や刺激が少ないので、音量を上げられるからかも知れません。

2. 装着感
ふかふかもこもこのベロアパッドなので楽ですが、締め付けが比較的強いです。私の場合、耳たぶの下、つまりアゴの付け根の裏側(ちょうど リンパ の通っている辺り)に強く当たる感じがあって、その点はやや不快です。頭頂部も当たっている感覚はありますが、頭の形に添って比較的広い面積で触れているので、不快感はありません。 Edition 2005 だと締め付けが緩くなっているので、リスニング用としてはこちらの方が快適だと思います。

3. 作り
値段の割に、高級感はありません。プラスチックとスチールの 素材感 がよく分かります(もちろん褒め言葉ではない)。長さ調整部分のストッパも、あまり精度が高くありません。キャリングケースが付属しますが、短くしないと収まらず、あまり頻繁に出し入れすると早く痛みそうです。そこはドイツ製、意外と凝った機構だったりするのかも知れませんが...?

コードは直出しです。DT 250 のように交換可能だとなお良かったですが、いざとなれば簡単に交換できるでしょう。パッドだけでなく、ヘッドバンドを覆っているクッションも簡単に交換できる作りです。おそらく、コードも含めてすべてのパーツが容易に交換できる作りになっていると思われます。

4. 音量
インピーダンスが250Ωと高めなので、比較的音量がとりにくいですが、iPod でも必要なレベルは確保できます。ヘッドフォンアンプはあった方が良いですが、爆音で聞く人でなければ絶対必要という訳でもないでしょう。

2011年12月6日火曜日

Sony Tablet P - その後

いろいろと難癖を付けた ( 1, 2, 3 ) Sony Tablet P ですが、システムアップデート以降は安定して利用できています。APN設定が消失するといった謎のトラブルも、まったく再現していません。バッテリの保ちも若干伸びたように感じます。

現在インストールしている主なアプリは...
  • ブラウザ
    • 標準ブラウザ ----- サクサクエクスペリエンスで意外と快適
    • Firefox ----- 動作が重い。ときどきページを読み込まなくなる(強制終了が必要)が、PC版とのシンクが便利。
  • メール
    • K-9 Mail ----- 差出人名の表示のために。
  • スケジュール管理
    • ジョルテ ----- ウィジェットも使えて非常に便利。
  • セキュリティ
    • AVG Mobilation ----- 新しいアプリのインストール時にチェックしてくれる。
  • ファイルブラウザ
    • tetra free ----- 国産。動作が軽快。
    • Ghost Commander ----- プラグインの追加で機能が拡張できる。2ペインでファイルの比較、コピー、移動が分かりやすい。
  • その他ウィジェット類
    • Yahoo! 天気予報
    • 附箋メモ
    • Volume Control+
    • バッテリー情報
    • WiFi OnOff
...など。今後は、自炊したPDFを見られるように整えていこうと思います。

2011年11月30日水曜日

Enqueue 0.4.10 リリース

時間がなくてタイミングを逃した感がありますが、 Enqueueバージョン 0.4.10がリリース されています。

ユーザインターフェイスなどに大きな変更はなさそうですが、音質が良くなった気がします。0.4.9 までと比べてバッファサイズが2倍になったようで、そのためでしょうか? 最初に Enqueue を試した のは 0.4.7 の時でしたが、そのときに感じていた「こもった感じ」は改善されているように思います。いわゆる 高音質プレーヤー と比較すると劣るものの、日常的に使う分には特に不満もありません。

現状、iPod/iPhone/iPad との連携ができないので iTunes を捨て去ることはできませんが、そちらは他のアプリケーションで管理するようにすれば、iTunes とオサラバできるかも知れません。もう1点、ドラッグ&ドロップで他のアプリケーション(Finder 含む)と連携できないもの多少問題ですが、Enqueue 自体の音質が改善してくれば、あまり気にしなくても良くなりそうです。

2011年11月19日土曜日

Decibel 購入

どうしようかと迷いましたが 、試用期間を十分使い切って、けっきょく購入することにしました。

Decibel は、Stephen F. Booth 氏が開発している高音質音楽プレーヤーです。S. Booth 氏のソフトとしては、 Play が有名です。というか、Play をベースに、ハイエンドオーディオで有名な Ayre の協力で作られたのが AyreWave 、これを有償化に際して名称変更したのが Decibel です。

機能的には、Hog mode、Integer mode、64bit 浮動小数点処理、サンプリングレート変換、メモリー上への読み込みなど、高音質プレーヤーとしての基本的なものを網羅しています。Integer mode を明示的に設定するオプションはありませんが、 フォーラムによれば 、DAC が対応してさえいれば自動的に Integer mode で出力する(Hog mode 必須)ということのようです。

音質面では、粒立ちの良さが特徴だと思います。余韻の少ない音と言っても良いかも知れません。メロディ、ベース、ハーモニー、リズムといった気付きやすい音だけでなく、その背後に仕込まれた「気付きにくい音」まで(意図せずに)聞こえます。ある意味で、モニター的な音です。良くいえば 度の合った眼鏡にかけ替えた感じ でしょうか。

しかし、 64bit の恩恵を最も受けるのは、むしろ Replay Gain ではないかと思います。Replay Gain は、音量の小さいトラックを増幅する機能です。当然、ビットパーフェクトではなくなりますが、32bit float より 64bit float のほうが有利です。また、サンプリングレート変換の際にも役立つでしょう。

現在、Mac App Store 価格で 2900 円ほどですが、果たしてそれだけ支払う価値があるかといえば、人によりけりでしょう。こだわるなら買ってみても良いと思いますが、「ふつうに良い」程度で十分ということなら、 Audirvana (Free) で事足りる気もします。

個人的に、ランキングをつけるとすると、
  1. Decibel ----- 細かい部分までよく聞こえる。iTunes のライブラリ、プレイリストの読み込みは、まあ及第点。
  2. Audirvana (Free) ----- フリーウェアであることを考えれば大満足。ほかに楽曲管理ソフトが必要なのが面倒。
  3. BitPerfect ----- 安い。iTunes との連携は最高。音質も許容範囲。
  4. iTunes ----- 無料。ライブラリ、プレイリストの管理が最高。音質は可もなく不可もなく。悪くはないが、積極的に聞きたい音でもない。
という感じです。Fidelia が入っていませんが、これは番外。Decibel、Audirvana (Free)、BitPerfect は、いずれも 本来の音を目指す方向 だと思いますが、Fidelia はむしろ オーディオ的な楽しさ を目指しているように思えます。それはそれで良い音ですが、比較の前提が違う気がします。

2011年11月15日火曜日

高音質を謳うプレーヤーいろいろ [2012/2/4更新]

これまで Audirvana (Free) を使ってきましたが、 BitPerfect を購入 したのを機に、他のソフトもいろいろ試しています。

まず、 Fidelia を App Store で購入しました。メインのコントローラウィンドウが非常に大きく、標準サイズでも幅 1240 x 高さ 360 px を占有します。

App Store 版は Advanced 版へのアップグレードが不可能ですが、iZotope のサンプリングレートコンバータ (SRC) は使えます。SRC は、CoreAudio の低品位・標準・高品位と、iZotope から選べます。変換はオンザフライ(リアルタイム)のようで、アップサンプリングすると CPU 消費量が増えます。なお、アップサンプリングなしでも 10% 前後の消費があります。

また、24bit MBIT+ のソフトウェアボリュームも備えています。Advanced 版との違いは、64bit ではなく 32bit 処理であること、詳細オプションが設定できないこと、Hog mode(排他モード)が使えないこと、などです。経験的に、Hog mode はけっこう音質に効くように思うので、本当はベンダーから直接購入するのが良いのでしょうが、カード払い(か PayPal )しか方法がないので、諦めました。

[2012/1/26更新]
Mac App Store でも Advanced 版を 購入できるようになりました
[以上]

起動に若干時間がかかりますが、音のほうはなかなか良いと思います。若干丸みがあるというか、ふくよかで音楽的な音です。曇っている訳ではなく、音の輪郭が不明瞭になることもありません。十分メインとして使える実力があります。もっとも、やや演出過剰な気配がない訳でもありません。何を聞いても「ハリウッド映画のサントラ」になるような傾向が感じられます。詳細設定や排他モードのある Advanced 版だと多少違うのかも知れませんが、こってり味が好みでない人には向かないかも知れません。

この手のアプリケーションの中で最初に購入した BitPerfect は、0.32 になって若干クリアな音質になった印象があります。やや歪みっぽい気がしないでもありません。機能面では、最近流行の Integer mode を備えています。DAC(のオーディオ I/F )が整数モードに対応している場合、32bit 浮動小数点への変換なしに送り出せる、ということのようです。

また、 Hog mode も備えており、BitPerfect が有効になっている間(切替はメニューバーのアイコンから行なう)、自動的に Hog mode で動作します。SRC は CoreAudio の最高品質で動作するようです。iTunes とシームレスに連携でき、しかも比較的低価格なので、万人向けのプレーヤーと言えます。すでに iTunes を活用しておりその操作性を維持したい人がステップアップするには、最適な選択肢だと思います。

[2012/2/4更新]
バージョン 1.0 では、64ビットオーディオエンジン、SoXサンプリングレートコンバータ、ディザなど、他のプレーヤーに並ぶ高機能化を果たしました。[以上]

Audirvana (Free) は、フリーウェア(オープンソース)のプレーヤーです。現在、Audirvana Plus という有料ソフトも発売されており、こちらは iZotope SRC や 64bit 処理など、高音質を謳うソフトが持っている全ての特徴を網羅しています。これもカードか PayPal でしか決済できないので、歯がゆい思いをしています。

Hog mode、Integer mode を備えています。というか、Audirvana が嚆矢になったと記憶しています。ちなみに、画像では Integer mode が ON になっていますが、UA-1EX は Integer mode 非対応です。

クリアでクセのない音です。実在感のある音、と言って良いかも知れません。Fidelia はオーディオ的な楽しさで、悪く言えば「本物の音じゃないけど楽しいからOK」という感じですが、Audirvana は「生の音はこんな感じなのかな」と思わせるところがあります。しかし、比べてみると意外と中音域に集まった印象があります。音の分離の良くないオーディオ機器を通して聞くと、音が団子状になって聞こえるかも知れません。

SRC は、オープンソースの libSampleRate が利用できます( CoreAudio も選択可能)。libSampleRate はかなり性能の高いコンバータのようで、1世代前の商用 DAW の SRC よりも高調波歪みが少ないようです。ただし、Best で使うとかなり CPU を食うので、よほど高速なマシンでなければ実用には堪えないと思います。

現在は、Decibel を試用しています。この手のシェアウェアの中では比較的高価(App Store で現在 2900 円)ですが、クリアさで言えば Audirvana (Free) より明瞭に感じます。やや線が細い、あるいは Audirvana (Free) よりも高音寄りと言えます。粒立ちの良い音ですが、人を選ぶ音かも知れません。個人的には、嫌いではありません。

ちなみに、試用期間は「合計での再生時間が48時間まで」です。

もうちょっと Decibel を試してみて、購入するかどうか決めようと思います。
=> けっきょく買うことにしました 。[2011. 11. 20 追記

2011年11月7日月曜日

Clementine - オープンソース、クロスプラットフォームの音楽プレーヤー

Enqueue に引き続き、音楽プレーヤーねたが続きます。

Clementine は、Qt を使って開発されているクロスプラットフォームの音楽プレーヤーです。


やや垢抜けないユーザインターフェイスですが、使い勝手は悪くありません。バーグラフ風のピークメーターや、曲の残り時間にあわせてドックアイコンの色が変わっていくなど、何気に細かい芸が利いています。また、半透明の通知ウィンドウを表示する機能が標準で内蔵されています。

細かい芸といえば、たとえば、キューリストに従って順に再生される場合はクロスフェードなし、「自分でトラックを切り替えた場合だけに機能させる」といったことも可能です。なかなか気が利いています。

カバーアートを iTunes から持ってくる方法が分かりませんが、Clementine 自身で拾ってくることも可能なようです。歌詞のネット検索、Last.fm 連動などの機能も標準で付いてきます。ほかに、イコライザ、ビジュアライザ、フォーマット変換(WMAもある)などがあります。

そういえば、何気なく Apple Lossless のファイルを読み込ませていますが、何の問題もなく再生されています。ただし、フォーマット変換として Apple Lossless ファイルを生成することはできないようです。

いちおう、ドラッグ&ドロップでデスクトップに移動・コピーできることは確認しました。注意点として、単にドラッグ&ドロップすると「移動」になるので、「コピー」したい場合はオプションキーを押しながらドロップする必要があります。また、その後にキューリストの表示が更新されなくなるという問題があるようなので、現時点では事実上使えない状態です。

音質について一言しておくと、標準状態の iTunes よりは良さそうな印象ですが、やはりオーディオファイル向けを謳うアプリケーションには劣る気がします。操作性の良さと音質を考えると、やはり iTunes + BitPerfect が最強ではないでしょうか。

Enqueue 0.4.9 リリース

以前紹介した Enqueue の バージョン 0.4.9 がリリース されています。


相変わらず、デスクトップを含む他のアプリケーションへのドラッグ&ドロップには対応していませんが、ユーザインターフェイスが改良されているほか、安定性が改善されているそうです。また、このバージョンからイコライザが付きました。"Preferences" の "Playback" タブの中にあります。

しかし、曲を選択しようとクリックした瞬間にフリーズすることもあったので、やはりまだ不安定さを感じる部分もあります。音質面でも、やはり今イチ感が残ります。もっとも、やや低音寄りのバランスなので、聞きやすいと言えるかも知れません。個人的には、 BitPerfect のほうが透明感が感じられて好みです。

いずれにせよ、ドラッグ&ドロップはできるようにして欲しいですね。それさえあれば、ライブラリ管理ソフトとしては最高クラスだと思うんですが...

Sony Tablet P - 3. APN設定消失?

写真を追加すると言いつつ 、未だにしていませんが...

原因不明ですが、スリープ状態で数時間放置すると3Gの接続が切れてしまう、という症状が出ています。具体的には、APN設定が全部空白になって、新たに追加しようとしても保存されず、電源を入れ直すと何事もなかったかのように設定が復活します(もちろん繋がります)。

SIMフリー化せずに、ドコモ以外の回線(といっても b-mobile なのでFOMA回線ですが)を使っていることが原因なんでしょうか?

他に何人かそういう症例を報告している人を見かけますが、OSやファームウェアの問題なら早急に対応してもらいたいところです。

システムアップデートにより解消したようです[2011年12月6日追記]

2011年11月2日水曜日

Sony Tablet P - 2. ファーストインプレッション & b-mobileSIM U300で3G接続

(( 写真はあとで追加します ))

いきなり ダメ出し した Sony Tablet P ですが、とりあえず手にした感想。

まず、運用面で大事そうな部分を箇条書きにします。
  • b-mobileSIM U300 使えます
  • バッテリの保ちは、フタを閉じた状態、バックグラウンド同期ON、3G回線で 1時間当たり2〜3%程度消費 します。
  • バッテリの充電にかかる時間は、ドコモによると7.5時間です。
b-mobileSIM U300 は、説明書通り、携帯電話から指定の番号に電話して、SIMカードの台紙に記載された電話番号を入力すると、あっけなく開通しました。回線契約のとき、何枚もの書類を書いて、証明書を提示して、サインをして、何分も待たされる、というのとは全く違う世界です。

ちなみに、ドコモショップではなく量販店の携帯電話コーナーで購入したので、私の個体はSIMフリー化されていないはずです。b-mobileSIMには堂々と「FOMA」と書かれていますが、要するにFOMA白SIMそのもの、という扱いになるのでしょうか。なお、既知の問題として、3Gのアンテナや通信状態は表示されません(データ通信専用SIMの仕様のようです)。 [2011年11月6日追記]

また、説明書通りにAPNを設定すれば、すぐに3G回線でインターネットに接続されました。アクセラレータ(b-mobileのプロクシ)は使っていませんが、Google検索やウェブ閲覧くらいなら特に不満のない速度です。 Sony Tablet にプリインストールされてるウェブブラウザは、「サクサク・エクスペリエンス」なるもので体感上の速度を上げているそうですが、その恩恵でしょうか。

ドコモのパケット定額(パケ・ホーダイ フラット)だと月額5,460に IPS 利用料(moperaUなど)がかかりますが、b-mobileSIM U300ならひと月当たり2,500円未満なので、 年間3万円以上の節約 になります。2年使えば Sony Tablet 1台分は十分にペイします。

バッテリは、あまり保ちません。僕の場合だと、Wi-FiをOFF(3G回線使用)、GPSもOFF、バックグラウンドで同期(Gmail、カレンダー、連絡先)させつつ、フタを閉じた状態で、 1時間当たり3%程度 の割合で消費しています。フル充電に7.5時間かかるそうなので、1日16時間運用すると考えると、その間 放置するだけで50%も減る 計算です。当然、使えば使うほど消耗は激しくなるので、ゲームもネットもばりばり、四六時中ツイートが入る、といった使い方になると、けっこう辛いかも知れません。

もっとも、まだバッテリを使い始めて間がないので、表示が不正確である可能性も否定できません(いったん完全放電したあと、完全充電したほうが良いと言われています)。

また、通信をしなければ電力消費はグッと減るはずなので、3GもWi-Fiも必要なとき以外は切って使うという人なら、あまり心配する必要はないかも知れません。

ちなみに、フル充電に7.5時間かかり、充電には Sony Tablet P 本体が必要なので、予備バッテリを持ち歩こうと思うと1日の半分以上を充電に費やすことになります... eneloop mobile booster でバックアップできると良いんですが、最高でも1500mAまでしか取れないので、ちょっと難しいかも知れません(Sony Tablet 付属のACアダプタは2000mA)。

外観に関して、まずは ストラップ 。ヒンジ(蝶番)の片方、画面に向かって右側=カメラがある側にしかホールがありません。僕は右利きなので、むしろ左に付けられるようになっていた方が良かったんですが、まあ良しとしましょう。購入したのは、手首に掛けられる ストラップヤ スリムレザー携帯リストストラップ(レッド) です。本体がシルバー(交換カバーがホワイトとブラック)なので、色の付いたストラップのほうがワンポイントになって映えると思います。

そして、 ディスプレイ用フィルム 。標準状態だと指紋が気になるので、 バッファローコクヨサプライ SONY Tablet P Series専用液晶保護フィルム スーパースムースタッチタイプ を貼りました。光沢がなくなる分、クリア感も殺がれますが、反射が抑えられてウェブなどは見やすくなります。動画やゲームなど、「 Sony Tablet らしい使い方」をしたい場合はクリア系のフィルムのほうがベターですね。

カバー自体はマット調なのでほとんど気になりませんが、側面とヒンジ付近の黒い部分は、表面がツルツルのプラスチックで 指紋が非常に気になります 。クリーナー付きのストラップは似合わないと思いますが、ちょっと対策を考える必要がありそうです。

その交換カバー、 1セット5,980円 とけっこう高価です。カバーごときに 本体価格の1/10 というのは、ちょっと手を出しにくい価格設定です。せめて3,000円くらいなら良かったんですが。

2011年10月31日月曜日

Sony Tablet P - 1. いきなり注意喚起

悩んだあげく、買うことにしました。今月はお金を使いすぎました... orz
外観や使い勝手に関しては、すでに先達のレビューがあるので、重複しそうな部分は割愛して、個人的に感じた部分を書いていこうと思いますが...

取り急ぎ、これから購入を検討している人に向けての 注意喚起 を。結論から言うと、 液晶の品質管理に問題がありそう です。オンラインでの購入はもちろんですが、店頭(ドコモショップや量販店)での購入の際にも、必ず現物を確認させてもらうことをお勧めします。

僕が購入したのは10月30日(日)で、市内の某大型家電量販店の携帯電話コーナーです。店頭在庫は7〜8台ほどあったようです。

まず、1台め、店員さんから動作確認を求められ、明示的に「ドット欠けなどがないか確認して下さい」と言われたので(こちらから申し出たのではありません)、ブラウザを立ち上げてチェックしました。無線LANの設定をせず、FOMAカードも挿していない状態なので、真っ白なページが表示されます。この個体は、目を凝らさないと分からない程度ですが、下側のディスプレイの上部に1カ所、黒点が出ていました。

店員さんにも確認してもらって、2台めを開けてもらえることになりましたが、これも上側のディスプレイの左端に1カ所、黒点が出ていました。

3台めは明らかに酷く、それぞれのディスプレイに3〜5カ所の黒点が出ていました。このくらいになると、クレームの対象と考える人は多いと思います。

4台めはさらに酷くなって、上側のディスプレイで10個まで数えて、それ以上探すのは止めました。この個体は本当に酷くて、遠くから見ても「ごま塩状態」なのがハッキリ分かる状態でした。明らかに不良品です。

5台めは、一見ふつうでしたが、下側のディスプレイに白点が2〜3カ所あったほか、スジ状のもの(赤や緑の点が長さ1cm程度にわたって繋がっている)が見られました。パネル表面に傷がついたか、ゴミが混入したような印象でした。パッと見では気付かないレベルでしたが、明らかに不良品です。

延々と繰り返して、ようやく6台め、上下どちらにもドット欠けのなさそうな個体が出てきました。けっきょく、動作確認だけで1時間も浪費するハメになりました。一抹の不安はありましたが、この個体を購入することとしました。

通常、1枚の液晶画面の中に1〜2カ所程度のドット欠けがあるのは不具合とは言わないので、1台めや2台め程度だと「仕様です」と言われて交換してもらえない場合もあります。これは、仕方ありません。僕の場合、対応してくれた店員さん自身がそういうのに拘る人だったようで、3台めを開封してもらえることになりました。運が良かったとも言えます。

しかし、3台め以降はかなり品質が悪く、特に4台め、5台めは明らかに不良品と言えるレベルです。販売店に選択の余地はないので責任はなく、もっぱら SONYの品質管理の悪さ が原因です。おそらく、初回出荷分は多かれ少なかれ似たような状況にあると思われるので、すぐに購入したい人は 必ず現物を確認してから 購入したほうが良いと思います。

購入後のレビューは、
に続きます(予定含む)。

2011年10月29日土曜日

iCon - iControls Pro

フックアップ が輸入代理店になっている iCon から、Mackie Control 互換の MIDI コントローラ iControls Pro が発売になるようです。



(画像は カモンミュージックの商品ページ より)


iCon というと、これまでも USB バスパワー対応の i シリーズ がありましたが、今回は全フェーダがモータームービングフェーダになっているなど、けっこう本格的な仕様です。それでいて3万円を切る価格というのは、要注目ではないでしょうか。個人的には、けっこう食指が動きます。

2011年10月25日火曜日

Steve Jobs I

買いました。なんだかんだ言って、やっぱり気になる人物だったことに違いはありません。
大学生協で予約してたんですが、入荷数が限られていたようで、店頭展示用の1冊を回してもらえることになりました。ほかに期待していた学生さん、いたらご免なさい。

今週は金曜日までかなり忙しく、土日も溜まってる仕事を片付ける必要があってなかなか時間が取れないんですが、11月には「 II 」が出るので(こちらも予約済み)、暇を見つけて少しでも読んでいけたらと思います。昼食・夕食のときに「ながら読み」したら1日20ページくらいは進めるかな...?

2011年10月20日木曜日

A-H01、DS-H01、S-300NEO 発表

TEAC が、UD-H01 とセットになる H01 シリーズの新製品として、プリメインアンプ A-H01 と、デジタル出力付き iPad/iPhone/iPod 用ドック DS-H01発表しています 。また、 A-H01 の製品ページにも写真が出ていますが、同軸スピーカー S-300NEO が同時に 発表されています

このブログで、現在いちばんアクセス数の多い記事が UD-H01 関連の2つ( TEAC UD-H01続・TEAC UD-H01(と関連製品) )なんですが、近所の量販店に展示していなくて、未だに実機を見られていない状態です。もしレビューを期待していただいているなら、ごめんなさい。

A-H01 は、何といっても ICEpower モジュール登載というのが目を引きますね。自社製でないのは、いささか残念ですが、デジタルアンプとしては定評のあるブランドなので、けっこう注目度は高いと思います。

また、D/Aコンバータ内蔵でUSB入力(アシンクロナス方式)も備えているので、これ1台で最小規模のデスクトップオーディオが実現できます。UD-H01 と同じくUSBコントローラはTENOR TE8802Lのようなので、違いはDACがモノラル使用かステレオ使用かという程度です。

この違いは、やや誇張された形で喧伝されているい印象があります。レコーディング機材のAD/DAコンバータは、1チップでステレオどころか8チャンネル以上を扱っていたりします。それで十分なセパレーションが得られるので、家庭用オーディオのD/Aコンバータで、あえてモノラル使用でなければならない理由はないと思います。その意味では、A-H01 は UD-H01 を食っている( UD-H01 は不要)気もします。これから買うなら、 A-H01 だけで十分ではないでしょうか。

DS-H01 は、僕は今や iPad/iPhone/iPod のユーザではないので、あまり興味がありません。デジタル出力のほか、D/Aコンバータも内蔵していて、単体でも使えるようになっているようです。また、iTunes との同期、iPad/iPhone/iPod の充電にも対応します。

S-300NEO は、13cmウーファーと2.5cmツイーターの同軸2ウェイで、かつて好評だった S-300 の現代版といえる内容です。バイワイヤリングにも対応しています。ネットは磁石で吸着するタイプのようで、バッフルに余計な穴がないのは良いと思います。

ここまで見てくると、H01 シリーズの性格は、寝室や書斎で手軽に、しかしある程度高品位にPCオーディオを楽しみたい人や、これから本格的にオーディオに取り組むきっかけとしてPCオーディオを考えている人、を対象にしているように見えます。

これまでパソコンで音楽を聴くと言うと、「しょせんパソコンでしょ?」と 半分馬鹿にされるか、かなりの知識・経験を持ったマニアのためのものだった印象があります。でも、いまはそのほうが裾野が広い訳で、今後の成長分野にいち早く取り組むという姿勢は、他社も見習うべきでしょう。

本当は「 Walkman のドック用」もあると良いんでしょうが、それができなくて iPad/iPhone/iPod 対応品ばかりというのは、やっぱり「オトナの事情」なんでしょうか? オーディオ機器メーカーとしては、Appleはビジネスチャンスを与えてくれるパートナー、SONYはいかにもライバル、ということなのかも知れませんが、それじゃあ Walkman に勝ち目はないでしょう。もしSONYの意向でそうなっている(SONYが他社にライセンスしないなど)のであれば、SONYは「失敗から何も学んでいない」ってことになりますね。

さて、話が脇道にそれましたが...

H01 シリーズを購買層ごとに分けてみると、

(1) すでにそれなりのオーディオ機器を揃えていて、PCオーディオに手を出したい人 → UD-H01

(2) すでにパソコンで音楽を聴いているが、本格的なオーディオへの買い替えを検討している人 → A-H01

(3) iPad/iPhone/iPodを据置型プレーヤーとして使いたい人 → DS-H01

という感じでしょう。(1)と(3)、(2)と(3)は組み合わせられ、(2)には本格的なオーディオは持っているが寝室用や書斎用にちょっとしたPCオーディオを組みたい人、も含めて良さそうです。

音を聞いてみないことには何とも言えないんですが、なかなか面白そうなシリーズではあります。

2011年10月18日火曜日

iMac不調

家で使っている iMac (Early 2009) の調子が良くありません。

購入後1年ほど経った、2010年の5月頃に Wi-Fi が繋がらなくなり、Ethernet も数日後に繋がらなくなって、一度修理に出しています。NIC (Network Interface Card) 不良でロジックボード交換でした(Apple Care に入ってて良かったですが、1年で壊れるロジックボードというのも如何なものか...)。

その後、今年の7月頃から、また Wi-Fi が繋がらなくなっています。今のところ Ethernet は無事ですが、メンテナンスのために寝ている間つけっ放しにしておくと、翌朝無反応になっていることが多々あります。

まだ Apple Care の有効期間内だと思いますが、修理に出している間、1週間程度とはいえ使えないのは不便です。Mac Mini が Core i5(ノート向けのデュアルコアとはいえ)になったこともあるので、いっそうのこと買い替えようかとも思います。ディスプレイは EIZO が良いので、全部込みで20万円近い出費ですが、iMac を2年ごとに買い替えると考えれば、5年以上使えるディスプレイに投資するのは、実際にはそれほど高い買い物でもないでしょう。今でも、2005年頃に購入した EIZO S170 はその辺の安物よりずっと高画質ですしね。

2011年10月13日木曜日

「それ、iPadですよね」「xxxx君、iPhone持ってるでしょ?」

おやじ様が ICONIA TAB A500 をお買い上げになって数種間が過ぎました。職場の会議で紙資料の削減のために iPad が配布されているのを見て、あたらし物好きの血が騒いでタブレット端末が欲しくなったようです。

しかし、それを見た人の大半が iPad だと思っているようです。いくらサイズや形状が似ているとはいえ、間近で見ているのに(ちなみにケースカバーは付けてません) iPad と ICONIA を区別できない人がいるというのは、個人的には 信じ難い のですが、世の中の多くの人はそうなのかも知れません。

僕のケータイは(ガジェット好きな人からすると石器文明のような)HT-03A ですが、これも持ち始めた当初は「xxxx君、iPhone使ってるよね」と頻繁に言われて辟易していました。「いや Android だよ」と答えても、99%「 Android ってなに?」と聞かれるので、正直、面倒くさいんです。

さすがに Android のスマホも増えてきて、新聞なんかでも取り上げられるようになったので、今さら間違えられることは減ってきましたが、今度はタブレット端末がそういう境遇にあるようです。

一昔前は、携帯音楽プレーヤーといえば iPod(そのもう一昔前は Walkman )で、当然これらは商標なので Apple なり SONY なりしか使えないものですが、「 Panasonic の Walkman 」とかいう人も、けっこういましたね。でも、これは、「SONY製でも、Panasonic製でも、ポータブルプレーヤーは Walkman と呼ぶ」という誤解なので、まあ無邪気なモンです(商標権という意味では大問題ですが、別製品であることに誤解はないので)。

ICONIA TAB を iPad と間違うとか、Androidスマホを iPhone と間違うのは、 道路を走ってる車は全部カローラでしょ? と言うのに等しい間違いだと思うんですが、なぜか許されているのが不思議です。

2011年10月12日水曜日

HHKB Professional2が意外と喧しい件

先日購入したHHKB Professional2 ですが、これまで使っていたMajestouch茶軸ほどカチャカチャいわないとはいえ、カツカツコトコトという音が響きます。筐体が薄っぺらいプラスチックで、鉄板なども入っていないからだと思いますが、静かな部屋では少し周囲の人に気を使います。

静音化改造している人の例を見ると、キーが戻るときに部品同士が当たる音が「カツカツ」の原因のようで、ゴム板などを丸く切り抜いてクッションとすると良さそうです。あまりストロークが短くなるのも嫌なので、0.5mm厚くらいで探してみます。

もう1点、筐体の剛性が低いことに関しては、現状、下にタオルを敷いて対応していますが、これも何とかしないとダメですね。フェルトのように繊維が飛び散ったり、ウレタンスポンジのように経年劣化したりしやすい素材は困りますが、何か吸音材になるものを中に仕込んでみようと思います。

せっかく録音機材が揃っているので 、ここはひとつ前後で比較でもしてみましょうか。

2011年10月8日土曜日

EnqueueはMacユーザをiTunesの呪縛から開放するか

Enqueue という音楽プレーヤーアプリがあります。 Macの手書き説明書紹介されています

標準でiTunesライブラリのインポートができるほか、フォルダのモニタリングも可能です。Last.fmにも対応しています。この辺りの機能は、 Songbird に似ています(SongbirdはMozilla系のウェブブラウザも内包していますが)。

対応ファイル形式で注目したいのが、OggVorbis、 FLAC 、APEなど比較的オープンなフォーマットに対応している点です(Apple Losslessも再生できるので、iTunesユーザなら何の不安もなく移行できるでしょう)。アプリ自体は64bit Cocoaですが、音声処理が何bitかは明記されてません。Hogモード、Integerモード、アップサンプリングなど、いわゆるオーディオファイル向けの機能はなさそうです。

音質のほうは、取り立てて良いとは感じません。iTunesの標準状態と同じ、あるいはその他の(オーディオファイル向けではない)プレーヤーと同じ、という感じです。むしろ、iTunesのほうがクリアかも知れません。もちろん、iTunes + BitPerfect のほうが良いので、この点ではあまりメリットがありません。

しかし、iTunesではFLACの取扱いに難があります。Apple LosslessはiPod/iPhone/iPadでしか再生できませんが、FLACなら他のポータブルプレーヤーのほかネットワークプレーヤーでも比較的広く対応しています。

そして、高音質再生という点では、BitPerfectよりも Audirvana (Free) のほうが良さそうなので(ややドンシャリな気がしないでもないですが、クリアで前に出る音です。もちろんFLAC対応)、Enqueueをプレーヤーではなく 音楽ファイル管理アプリ として使えれば、iTunesとおさらばできる可能性が出てきます。

iTunesも、まあ悪いアプリではありませんが、やはりFLACを扱えない( fluke を入れても快適とは言い難い)のは決定的に減点対象です。

で、結果、ダメのようです...

Enqueueのウィンドウから曲名をドラッグしても、どこにもドロップできません。デスクトップにさえドラッグ&ドロップでコピーできないので、Macのソフトらしい直感的でシームレスな操作性がありません(インターフェイス自体はiTunesライクで使いやすいのですが)。ライブラリやプレイリスト自体は非常に良くできていますが、これでは使い物になりません。

現時点ではバージョン 0.47 なので、今後どうなるかは分かりませんが、もくろみはソッコーで頓挫してしまいました... orz

しばらくは、iTunes = Apple Lossless + Audirvana / BitPerfect という環境が続きそうです。

バージョン 0.4.9 がリリースされました[2011年11月7日追記]
バージョン 0.4.10 がリリースされました 。音質も改善した気がします。iTunes からの解脱(げだつ: 意味 )も夢ではないかも知れません。[2011年11月30日追記]

2011年10月6日木曜日

訃報:Steve Jobs 死去

既報の通りですが、Apple元CEO Steve Jobsが現地時刻5日の早朝に亡くなったそうです。Appleのウェブサイトに 告知 が出ています。

Steve Jobsは、1955年生まれ、1976年にApple社創業、Apple、Lisa、Macintoshを発売した後、NeXTを立ち上げ、その思想・技術は現在のMac OS Xにも受け継がれています。iTunesとiPodの成功で一躍ポータブルプレーヤー市場の雄となり、iPadはスレート型端末の代名詞的存在にまでなりました。

聞くところによれば、彼は、市場を調査してニーズに合った製品を作るのではなく、自分が面白いと思ったものを追求して世に問う「ひらめきの人」であったようです。時代の先を行き過ぎたことも少なからずありましたが、多くの人々にインスピレーションを与え、今日の様々な製品にその片鱗が見られることは疑いようもありません。

入院騒動の頃から、体調は目に見えて良くなかったように思います。CEOへの復帰後は多少肉がついたようにも見えましたが、それでも昔のような体力に満ちあふれた姿は、見ることができないままでした。

8月下旬の退職発表のとき、すでに「これはいよいよまずいんじゃないか」と思っていたので、今回は「やっぱりか...」というのが正直なところです。OS X 10.7 Lionだけは、どうしても自分の手で世に出したかった仕上げたかったのでしょうか。

そのLionへの移行に関しては、個人的には疑問も少なからずあります。Macを含めたApple製品にも全く不満がない訳ではありません。しかし、Steve Jobsが関わった多数の製品には、やはり心躍るものがありました。せめて、彼の最期が安らかなものであったことを願わずにはおれません。

2011年10月5日水曜日

iPhone 4S発表、iPod touch低価格化、iCloudの詳細が明らかに

随所で報じられていますが...

iPhone 4Sの発表自体は、au参入以外に見るべきものはないと思います。性能向上とかは、まあ普通の出来事なので。逆に、au参入はかなり面白そうですね。 SotfBankがどれくらい割りを食うか楽しみです 。完全SIMフリー化してFOMA回線で使えるようにしてくれると、さらに競争が激化して面白そうなんですが。

iPod touchは、全般に10〜20%の値下げのようです。iPod ClassicやiPod shuffleの販売が終了するのでは、といった憶測もあったようですが、継続するようです。iPod Classicは低価格・大容量の需要があると思いますが、iPod shuffleってそんなに売れてるんでしょうか?

個人的にいちばん気になるのはiCloudです。

ストレージ容量は、MobileMe(その前身のMac.com)が年間9,800円@20GBだったのに対して、5GBまで無料、プラス10GB(計15GB)で1,700円、プラス20GB(計25GB)で3,400円といった具合で、事実上(大幅に)値下げされます。これは、歓迎すべきでしょう。無料のオンラインストレージサービス(SugarSyncやDropbox)が普及しているので、年額1万円近い「お布施」はさすがに...

しかし、ドキュメントのクラウド化(iCloud Storage)に関しては、予断を許さない状況です。iDiskが終了(2012年6月30日)するのはともかく、「iCloudに対応したアプリケーションのドキュメントのみ」同期できるのであれば、これは困った話です。個人的には、OpenOffice.orgやLibreOfficeが対応してくれないと、使い物になりません。その他、多種多様なアプリが対応するかどうかは、全く先が読めません。

もしそうだとすると、僕にとってiCloudはゴミ以下の存在になってしまします。むしろ、ないほうがマシ。「初心者でも悩むことなくクラウド化できる」ことのメリットは計り知れません。その意味では、確かにiCloudには魅力があります。でも、「あらゆるニーズを受け入れる懐の深さ」も持ち合わせて欲しい。「iCloud対応アプリ以外はクラウド化できないクラウド」は、ただの 囲い込み 、もっと悪い言葉で言えば 餌付け です。「俺たちの言う通り使ってりゃ、お前ら幸せになれるんだよ」的な。

一番うっとうしいのは、Lionにバージョンアップしないと 試すことすらできない ことです。日常使うマシンを最新OSのバージョンアップするのは、やっぱり躊躇します。かといって、数年に一度のメジャーアップのためだけに実験用パーティションを作るほどヒマでもない。

せめて「iCloud Storageであらゆるドキュメントをクラウド化できるアプリ」があれば良いんですが、それがないとなると、個人的にはむしろ「退化」してUSBメモリでデータを持ち運ぶことになりそうです。

2011年10月4日火曜日

HHKB Professional2を買いました

HHKB Professional2 を買いました。 Type-S が出ましたが、直販限定で29,800円というのは、やはりやや高いです。無印Pro2を静音化改造している人もいるらしいので、これで妥協しました。販売店のポイントが貯まっていた、というのもあります。

白の刻印あり、もちろん(?)英語配列です。墨も良かったんですが、机の周りが暗くなる気がしたと、これまで使っていた Majestouch が黒だったので、雰囲気を変える意味で白にした、という感じです。

HHKBは、以前 HHKB Lite2 を使っていた頃以来、5年ぶりくらいでしょうか。当時、家ではグラファイトのApple Keyboardを使っていて、その後Majestouchの茶軸に買い換えたんだと記憶しています。学校では、HHKB Lite2 → Matias USB 2.0 Keyboard → Apple Wireless Keyboardと移行しました。

Majestouch茶軸は、カチャカチャうるさくチャタリングが時々あるのが不満です(最初の1台はかなり酷くて、翌日に交換してもらった。現用機は"R"にチャタリングが多い)。それ以外は心地良かったんですが、夜中に使うのは、自分の部屋とはいえ気になります。黒軸、赤軸も音に関しては同じで、ちょっと安っぽいんですよね。そこだけが残念です。重量感、剛性感があって良いキーボードなんですが。

Matias USB 2.0 Keyboardは、メンブレン方式なのでもともとタッチは期待していませんでしたが、意外と悪くはありませんでした。特殊記号が刻印されているのが珍しくて買ったようなものですが、割と静かでガシガシ底打ちさせても近所迷惑にならない程度で、なかなか使えるヤツでした。が、大きくて邪魔になったので、処分。家ではMajestouchを使い始めていたので、残しておくほどでもなかったので...

Apple Wireless Keyboardは、やはりパンタグラフ式、このペナペナ感は許せません。剛性感もなく、打鍵の振動がそのまま机に伝わってドドドドドドドン!という感じの音になります。文字入力の少ない人や、リビングパソコンとしてMacを使うには好適かも知れませんが、それ以上のものではないですね。

HHBK Lite2は、HHKB Professionalを買えるほどの余裕(勇気)がなかったので買ったんですが、やはり値段なりに安っぽい。キートップの仕上げもテカテカしてるし、音もカシャカシャ盛大に鳴ってくれます。Mac用オプションまで買ってけっこう長く使ってた気がしますが、学校環境が変わって音が近所迷惑になってきたので、Matias USB 2.0 Keyboardに取って代わられました。今でも押し入れの奥に置いてあるかな...?

今回のHHKB Professional2は、まあ「自分への誕生日プレゼント」ですかね。さすがに定評ある東プレの静電容量スイッチを使っているだけあって、滑らかなタッチで使いやすいです。入力速度も多少上がりました(とはいえ、Majestouchも打ちやすいキーボードだし、僕の場合は推敲しながら打ち込んでいくので、最終的にかかる時間は大差ないと思いますが)。Fnキーとのコンビネーションにはまだ慣れていませんが、Lite2時代を思い出して少しずつ馴染んでくるでしょう。Mac用ドライバはインストールしていません。大半の機能は、それで問題なく使えます。

音の方ですが、店頭にあった東プレの静音モデルRealforce91UBK-Sよりは耳障り、他の標準モデルよりは多少静か、という感じです。Type-Sとの比較はできませんが... メンブレン式の中でも比較的静かな方だと思います。しかし、底突きしたときの音も、キーが戻って頂点に当たるときの音も、若干高音寄りで耳障りではあります。静かな研究室で使うには、若干気を使いますね。自宅で使う分には十二分に静かだとは思いますが。

とりあえず、家と学校の間を毎日持って移動する予定。ソフトケースがアマゾンで2,400円ほどなので、ポチッてしまいそう...

HHKB Professional2が意外と喧しい件 」に続きます。

パイオニアからネットワークプレーヤー

面白そうな製品が AV Watch に 掲載されています

パイオニアから24bit/192kHz対応のネットワークプレーヤーが2機種発売されるとのこと。上位モデルN-50は、USBオーディオデバイスとして32bit/192kHzまで対応するようです。コアキシャル、オプティカルの24bit入力でも32bit処理らしいので、なかなか期待できるのではないでしょうか。

高域補間の類いはあまり好きではありませんが、圧縮ファイルだけらしいので、これはこれで「あり」ですね。ていうか、FLACも「圧縮ファイル」ですが、これは補間の対象じゃないですよね? もし補間されるなら興ざめなんですが...

いちばん惹かれるのは、iPodに対応したUSB-A端子があることでしょうか。デジタル接続とのことで、手軽に高音質なジュークボックスとして使えそうです。2.1Aの容量があるので、iPadの充電にも対応しています。ちなみに、画像の下に
N-50の前面。左にUSB端子があり、iPodやPCを接続可能
というキャプションがついていますが、USB-A端子をアップストリームに使うなんて中華製の怪しげな機械でもあるまいし、これは間違いでしょう(そういう初歩的な間違いをするのって、プロのライターとしてどーなんですかね)。

でも、「買うか」となると話は別。うちの場合、僕は自分の部屋でしか聴かないし、母親はDLNAを使いこなせるほどデジタル人間でもないので、ネットワーク経由での再生が必要な状況ではありません。N-50の希望小売価格は74,800円らしいですが、それならMac miniの下位モデル(52,800円)を買って、既存のFireface UCに繋いで音楽専用に仕立てます ;p

2011年9月28日水曜日

フリーウェアのヴァーチャルアナログシンセ Synth1 がMacに対応

少し前のニュースなので、そのスジの方々はすでにご存知だと思いますが...

フリーウェアのヴァーチャルアナログシンセ Synth1 が、 Macにも対応 しています。VSTi 2.4仕様で、AU版も開発中とのこと。まだベータ版ということもあって様々な不具合が出ているようですが、Macユーザ待望のソフトシンセだけに期待が高まりますね。

細かい部分まで試せていませんが、Ableton Live Lite 8 で Ver.1.13 beta5 を使用する限り、起動は正常で音も出ています。時間が取れたら、ちょっといじってみようと思います。

2011年9月27日火曜日

ICONIA TAB 100AとThinkPad Tablet

ケータイWatch ほかのニュースで報じられていますね。

ICONIA TAB A100 は、同A500と同時期に発表されていましたが、このたび日本国内で正式に発売が決まったようです。性能的にはTegra2: 1GHz、RAM: 1GB、Android 3.2、ATOK for Androidプリインストールといった感じ。Sharp/EMOBILEのGALAPAGOS A01SHの好敵手となりそうな製品です( 比較表 )。

しかし、予想価格4万円というのは、ちと高い。A500が売れているのは間違いなく「安い」というのが大きいでしょう。A500の市場価格は、量販店で36,800円にポイント還元といった感じで、ネット通販の安い店だとニーキュッパくらいまで下がっています。最新モデルとはいえ、スペック面で特に優れた点のないA100が4万円だと、売れないでしょう。32,800円にポイント還元くらいなら食指も動きますが。

ThinkPad Tablet は、従来、法人向けモデルとされていた製品ですが、 直販サイト で一般向けにも販売を開始しています。性能的には Android 3.x 系タブレットとして標準的ですが、USB2.0ホスト機能があるのでUSBメモリを利用できるのは良いですね。また、MMCスロットを持ったタブレットは、これが初めて? データ暗号化、ペン入力など、法人での導入でなくともビジネスマンが持つ1台として良さそうです。置き忘れや盗難は怖いですからね。

今回は3G非対応ですが、年末までに3G対応モデルを投入するという 噂もあります 。個人的には現状 Sony Tablet P になびいています が、本当にThinkPadブランドで3G対応モデルが出るなら、ちょっと気になりますね。

しかし、何ですね、ThinkPadブランドがIBMの手を離れてから文字通り「パッド」になったというのは、IBM時代のThinkPadを愛用していた人間としては感慨深いものがあります。気になってるのは、そういうノスタルジーもあるのかも。

2011年9月25日日曜日

金高の剃刀

金高 の剃刀です。日本剃刀は需要が減りつつあり、生産している鍛冶師も少なくなっているようですが、金高では自社生産しているようです。鋼には安来鋼の白紙2号が使われています。

剃刀は、「髪」を剃る道具として僧侶や武士に使われてきました。ここ京都には寺が多いこともあって、日本剃刀は比較的需要が多いようですが、最近では剃髪も儀礼化してきていて、大部分を安全剃刀で剃っている場合も少なくないとのこと(出身校が仏教系なので、その手の話を聞く機会がけっこうあります)。

金高では一丁掛け、二丁掛けの2種類を生産していますが、これはやや小振りの一丁掛けです。切れ味は良いですが、慣れないのでなかなか上手く剃れません。ほっぺたは割と簡単ですが、口ひげやあごひげは平面を作りにくいので難しい。落ち着いて剃らないと、刃が滑ってエラいことになりそうです。

日本剃刀は、安くても1万円くらい、高いと3〜4万円もしますが、T字剃刀も切れ味を維持しようと思うと週1回くらい刃を替えていく必要があるので、替え刃代に年1万円近くかかります。そう考えると、砥石(天然砥石なので目が飛び出るほど高いですが、コッパなら3000円くらいで手に入ります)を合わせても、そんなに高いものではないでしょう。

ただ、深剃りは難しそうです。いや、上手くなればできるのかな?

オーバートーンフルート

昨日(23日)、 コイズミ楽器 に立ち寄りました。もともと行く予定ではなかったんですが、前を通りかかったら先日テレビでオーバートーンフルートが映っていたのを思い出して、欲しくなってしまいました。

コイズミ楽器は、その筋ではちょっと有名なエスニック楽器の専門店です。寺町通の御池を少し下がったところにあり、店内は世界各地のエスニック楽器で溢れかえっています。ディジュリデュ、ジェンベ、タブラ、ケーナ、パンフルート、尺八、カリンバ、シタール、三線、二胡などおなじみ(?)のものから、バードホイッスルなどの擬音楽器まで様々です。エスニック楽器のCDや教則本なども置いてあります。

店舗の2Fは音楽教室になっていて、エスニック楽器の講座が開講されています。

目当てのオーバートーンフルートは、僕が探していたハンガリーのものはなかったのですが、ベトナム製の短いものがあったので、これを買いました。オーバートーンフルートは、東欧の羊飼いが使っていた笛がルーツと言われており、地方によって様々なバリエーションがありますが、基本的に音孔(トーンホール)がありません。オーバートーンとは倍音の意味で、つまり「指使い」ではなく吹き方(息の使い方)を変えて音程を変える管楽器です。

購入したベトナム製のこれは、おそらくローズウッド系の材木を使っています。リード部分の形状はあまり奇麗ではありませんが、 10数本ある中でいちばん倍音に当てやすかったので、これにしました。2,980円也。ほかに、フヤラ(チェコ〜スロヴァキア地方のオーバートーンフルート)もありましたが、4万円以上するとのことで、さすがに買えませんでした。

オーバートーンフルート自体はけっこう有名なようで、水道用の塩ビパイプを加工して自作している人も多いようです。構造的には単純なので、1つ作ってみようかな。

2011年9月21日水曜日

PreSonus: AudioBoxシリーズを一新、ソフトウェアDSPも

低価格・高音質で有名な PreSonus から、USB2.0対応のオーディオI/F、 AudioBox VSLシリーズ が発売されるようです。これまでもUSB1.1で2in/2outの AudioBox USB がありましたが、今回はUSB2.0で24bit/96kHzまで対応しています。

ラインナップは、 AudioBox 1818VSLAudioBox 44VSLAudioBox 22VSL で、それぞれの型番がフィジカルな入出力数を示しています。すなわち、
  • AudioBox 1818VSL:18入力、18出力
  • AudioBox 44VSL:4入力、4出力
  • AudioBox 22VSL:2入力、2出力
となります。他の製品と同様、XMAXと称する高電圧動作のマイクプリや内蔵DSPミキサを搭載し、DAWソフト StudioOne Aritst をバンドルするほか、新機能として、ソフトウェアベースのDSPである Virtual StudioLive (VSL) との連携可能になっています。

VSLは、カーネル領域で動作するソフトウェアで、空間系エフェクト(リバーブ、ディレイ)とチャンネルストリップ(コンプ、リミッタ、パラメトリックEQ、ハイパス)が使えるようです。VSLソフトウェアから見たAudioBox VSLの入出力数は、それぞれ、
  • AudioBox 1818VSL:26入力、8出力
  • AudioBox 44VSL:8入力、4出力
  • AudioBox 22VSL:4入力、2出力
となるようです。


PreSonusのオーディオI/Fは、高音質ながら高音域に若干作為的なクセを感じるというか、ちょっとわざとらしいきらびやかさがあるように感じられるので、個人的には購入にまでは至っていませんが、なかなか面白そうではあります。


もっとも、カーネル領域で動作するソフトをインストールするというのは、安定性などの点でどうなんでしょうか? レイテンシーはかなり低くなり、ハードウェアDSPエフェクトに迫るという話ですが、パソコン側の負荷は増えそうです。その辺りが問題なければ、モバイル用途に手頃かも知れません。

小刀、ナイフいろいろ (1)

机の引出し、ペンケース、工具箱の中などに入っている小刀、ナイフを集めてみると、けっこうたくさん出てきました。このほかにも スイスアーミーナイフ やら何やらがありますが、別に マニア という訳じゃありません。
左から順に、
  • NTカッター:デザインナイフ D-400
  • NTカッター:プロシリーズ AD-2P
  • OLFA: クラフトナイフL型
  • 肥後隆義:肥後守
  • トップマン:肥後ナイフ
  • OPINEL:No.9
  • 梅鉢龍馬:横手小刀120mm
  • 義定: 小刀
となっています。

梅鉢龍馬:横手小刀120mmは、Amazon.co.jpや楽天などでも売られている一般的な小刀で、近所のホームセンターで購入したものです。
比較的大振りで、刃付けされている幅が実測57mmほどあり、義定(実測56mm)と同等です。子どもだと持て余すサイズですが、大人でも、細かい作業をするにはやや大きい気もします。

鍛造だと思いますが、2000円程度と手頃で入手も容易な小刀としては、切れ味も悪くないと思います。同じブランドでもっと小振りの小刀もあるので、子ども用や細かい作業用に好適でしょう。

というか、子どもに小刀を持たせるなら、せめてこの程度は切れるものが必要だと思います。ホームセンターや文具屋に行けば、プラスチック製のサヤが付いた数100円の小刀(切り出しナイフ)も置いてありますが、切れ味が悪くてかえって危ないし、正しい刃物の扱い方も身に付かないでしょう。切っ先の尖りが心配なら、削り落とせば良いだけです。

今日はここまで。

2011年9月20日火曜日

BitPerfect 0.31

iTunesの再生シーケンスを横取りして代替するアプリ、 BitPerfect が0.31にアップデートしています。もともとBetterSoundという名前のフリーウェアでしたが、0.29からAppStoreに登録され、450円の有料アプリになりました。iTunes StoreがまだiTunes Music Storeだった時代に買った3000円のプリペイドが1500円分余っていたので、0.30を購入して使っています。

高音質という触れ込みの通り、iTunesで直に再生するより雑味が少ない気がします。出力されているデータ自体は変わりません(その意味でもともとビットパーフェクトです)が、ジッタが少ないことがミソ、のようです。といっても、調べられませんわな。ジッタ測定器なんてシロートが買える値段じゃないし。

高音質プレーヤーのフリーフェアとしては Audirvana が有名で、個人的にはこちらを常用していますが、何より 操作性がiTunesそのもの というのが良いですね。BitPerfectを有効に使うには (1) BitPerfectを起動する、(2) iTunesを起動する、という順番を守る必要があるものの、それ以外は従来通りです(BitPerfectの初期設定で、BitPerfectの起動後にiTunesを起動するよう設定できます)。

Integerモード、アップサンプリングには若干の注意が必要で、音飛びや、最悪のケースではカーネルパニックが起こる場合がありました。

具体的には、Integerモード非対応のオーディオデバイスを使っている場合、IntegerモードをONにすると音飛び・音切れが発生する場合があります。Edirol (Roland) UA-1EXとRME Fireface UCで確認しています。

と思いましたが、ON/OFFに関わりなく発生するようです。具体的な条件がハッキリとしませんが、ディスクアクセスが多いときには頻繁に起こるようです。いちおうメモリープレイなんですがね... BitPerfectのCPU負荷はiTunesと合わせても3%前後なので、それほどシビアとも思えないのですが、よく分かりません。[2011/09/27追記]

アップサンプリングは、CoreAudioのBest品質で行なわれているようですが、メモリ管理の都合か、カーネルパニックを起こしたことがあります(iMac Early 2009、Fireface UC @ 176.4kHz)。もっとも、Firefoxで5ファイルほど並行ダウンロードするなど、ディスクアクセスの多い使い方をしていたときなので、BitPerfectだけが原因かどうかは不明。

BitPerfectは、iTunesとシームレスに連携しているだけに仕事中のBGMとして使うケースも多いと思いますが、カーネルパニックを起こすと未保存のデータは一発アウトなので、ちょっと怖いですね。Audirvanaでもアップサンプリング再生のときはカーネルパニックなどを起こしやすい気がするので、基本、現状ではアップサンプリングなしで使う方が良いのかもしれません。[2011/09/27追記]

バージョン番号もまだ0.31ということで、完璧な仕上がりではないということでしょう。しかし、手軽に高音質が得られ、App Storeなので支払いも簡単(しかもリーズナブル)と3拍子揃っていて、今後が楽しみです。

2011年9月19日月曜日

続・TEAC UD-H01(と関連製品)

先日の TEAC UD-H01 から続きます。

この製品、ドイツの HIGH END 2011 で発表されていたモデルのようで、Phile Webで山之内正氏(当初、山内と記載していました。大変失礼しました。[2011/09/28追記])が 紹介しています 。同時に、デジタルアンプA-H01も出品されていたようで、記事の書きぶりからすると、これもデジタル入力付きということでしょうか。

また、その写真でUD-H01の上に載っているのが、「AirPlay対応機」でしょうか。

TEACとしては、この H01シリーズ を広げて行く考えのようです。従来、TEACブランドでは Referenceシリーズ として200、380、500、600というラインナップがありましたが、H01シリーズは「 PCオーディオ 」のカテゴリに分類されているので、別のラインナップになるのかも。そのうちスピーカーも出してくるかも知れませんね。

スピーカーがペア5〜7万円程度と想定すると、10〜15万円くらいで1セットになるハイコンポ兼PCオーディオ、という感じでしょう。すでにオーディオに突っ込んでる人にはUD-H01でPCオーディオ入門をアピール、これからオーディオを始める人にはA-H01をプッシュ、かな?

コンセプトとしては悪くないし、TEACの音は個人的にも嫌いではないので、そういう知人がいたら薦めると思います。

関連記事
A-H01、DS-H01、S-300NEO 発表 」へ続きます。

2011年9月17日土曜日

Sony Tablet P (2)

以前、 Sony Tablet P と ニンテンドーDS で否定的なコメントをしましたが、現実問題として、僕がタブレット端末を買うとしたら最有力候補ではありそうです。

現在、タブレットやスレートの類いの多くは10インチ前後のディスプレイを採用していますが、手軽に持ち出すためにはウェストポーチに入るくらい、大きくてもA5版サイズ(およそ15cm x 21cm)が限界です。重量を考えても、600〜700gのスレート端末を持ち出すぐらいなら、処理能力が高くて周辺機器も自由なMacBook Airの11.6インチを選びます。

他方で、通信環境を考えると、モバイルWi-Fiルータには抵抗があります。b-mobile以外は回線契約=月額使用料というヒモが付く上に、バッテリの保ちが数時間しかありません。何より、「身軽さ」が信条のはずなのにケータイ、Wi-Fiルータ、タブレットと大量に持ち歩くのは、背理でしょう。

特に僕の場合、タブレットは、メール専用端末+電子書籍(自炊PDF)+文書ファイルの閲覧・簡易編集、という感じで使いたいので、メールはプッシュ受信できないと不便です。昼間の多くの時間を過ごす大学構内は無線LANがPPPoE認証なので、Wi-Fi専用の端末では使い物になりません。

そうすると、コンパクトで3G対応のタブレットがベストです。Sony Tablet Pなら、折り畳めば厚めの新書サイズなので、ポケットに入れて持ち歩くにはやや大きいですが、ウェストポーチなら余裕で入ります。

問題は回線契約ですが、月々サポートセット割がどの程度利くのか次第でしょう。場合によっては、白ロム端末にb-mobile SIM U300を入れたほうが安上がりかも?

2011年9月16日金曜日

TASCAM DR-40, Roland R-26

生録向けポータブルレコーダーの定番、TASCAMとRolandから、それぞれ新製品が発表されています。

TASCAM DR-40 は、可動式マイク、4トラックレコーダー(内蔵マイク+外部入力)、+48Vファントム電源登載、ワイヤードリモコンなど、 DR-100DR-07MkII の良いとこ取り+@といった印象です。DR-100は存続するようなので、音質面では差別化されていると思いますが、機能面ではこちらのほうが豊富で、ZOOM H4n的な印象を受けます。

オープンプライスですが、店頭価格は 2万円前後になる見込み のようなので、サイズさえ問題にならなければ、これから生録やバンド録音を始める人には魅力的な製品だと思います。

Roland R-26 は、内蔵指向性マイク、内蔵無指向性マイク、外部入力(+48Vファントム電源登載)の合計6トラックまで同時録音可能で、タッチパネル方式の大型ディスプレイ、大型の入力レベルつまみなど、従来の製品にあまり類を見ないデザインです。USBオーディオI/Fとしても動作するようです。

イケベ楽器サウンドハウス では44,800円となっているので、最近の同種製品からすると1ランク上の価格帯です。個人的に、デザインが酷いと思う(これに限らず、RolandはシンセでもオーディオI/Fでも、メカメカしさが強調されている割に近くで見ると安っぽさが目立つ気がして、あまり好きになれません)のであまり買いたくはありませんが...

2011年9月15日木曜日

Steinberg から新しいオーディオI/F - UR824 と UR28M

Rock oNのユース 経由。

UR824は、28in/28outのオーディオI/FでUSB2.0接続、UR28MもUSB2.0で4in/6out。いずれもDSPエフェクト内蔵とのこと。

UR824は、MR816シリーズの後継機種になるようです。UR28MはCIシリーズの後継機種ということでしょうか。いずれもJetPLL登載とあるので、今回もまたTC Electronicからライセンス、技術提供を受けているようです。

UR28Mは、モニターコントローラ的な卓上型です。CIシリーズではMIDIコントローラと一体化されていましたが、方針転換でしょうか。CC121などがあるとはいえ、「Cubaseとのシームレスな連携」がウリだったはずでは? 個人的には、モニターコントローラのほうが汎用性があって良さそうに思いますが。

ちなみに、 Rock oNのニュース記事 では
中途半端なDAWコントローラーは付けずに操作系統はCC121やMC、Automap等に任せ、卓上インターフェースには音に関わるモニターコントロール機能を厳選搭載したURの狙いは正直共感が持てます。
と書かれていますが、 CI2+に関する2010年7月3日の紹介記事 では、
もちろん自慢のAI knobも使用できますからコンパクトな筐体からは想像できないほど機能性を秘めているといっても過言ではないでしょう!
といって、かなり高く評価しています。・・・まあ、しょせん販売店の口上ですからね。

個人的にはそれほど魅力を感じませんが、MR816シリーズなどは良く売れたのでしょうか?

TEAC UD-H01

TEACから USB入力付きのDAC UD-H01 が新発売となるようです。

D/AはBB1795をモノラルで使用し、IV変換にMUSES 8920を採用するなど、いわゆるオーディオマニア向けの設計ですが、バランス出力(XLR端子)も付くようです。といっても出力レベルは2Vrmsで、アンバランス出力(RCA端子)と同じです。何となく、騙された気がしないでもない。

(まあ、民生用なので、細かい仕様はどーでも良いのでしょうね。Esotericブランドのウン10万円のDACでさえ、バランス出力とアンバランス出力の規定レベルが同じだったり、最高級のD-01に至っては「規定出力レベル」という項目さえない有様です。もちろん、TASCAMブランドのCDプレーヤーなどは、ちゃんとRCA端子 -10dBV、XLR端子 +4dBuとなっています。)

(しかし、UD-H01のアピールとして「プロ用オーディオ機器にも繋げる」と書くなら、やはり規定出力レベルくらいはしっかりしてもらいたいものです。そりゃ、確かに繋がりはしますがね。)

フロントパネルには入力信号のサンプルレートを表示するようですが、どんな信号でも 192kHz にアップサンプルするようなので、こういうギミックが必要かどうかはやや疑問です。というか、アップサンプリングはON/OFFを切り替えられたほうが良かった気がします。

PCオーディオ向けにアピールしているようですが、肝心のUSBオーディオデバイスはTENOR TE8802Lのようなので、要するに「TEACが作った Dr.DAC 2 DX」といったところでしょう。 実売5万円程度の見込みらしいので 、まあ、この程度と言えばこの程度なのかも知れません。最初に見たときは「おっ!?」と思いましたが、よくよく見ると大して面白そうなところはありません。

ダメ出しばっかりですが、もちろん、これからPCオーディオを始めてみよう、という人には悪くないでしょう。Dr.DAC2 DXが実売4万円前後なので、それを買うならUD-H01のほうが良いのではないでしょうか。その他、USBオーディオデバイスとしてPCM27xx系を使っている製品も「なんちゃってUSB-DAC」に見えるので、その手合いよりは良さそうに思います。

単体DACとして使えるので、すでにCDプレーヤーやミニコンポを持っていてアップグレードしてみたい、という場合にも使えます。既存のオーディオも、PCオーディオも、無難に対応できる辺りはポイントが高いですね。

続・UD-H01(と関連製品) に続きます。

2011年9月14日水曜日

義定の小刀

昨日 は、義定の小刀を買ったので、ついでに、と調べてみた訳です。

その小刀が、こちら。
ちと画質が荒いですが、刃渡りは比較的長めですが、全体に大振りなので、単体で見るとそれほど刃渡りが長いようには見えません。もちろん材質は鋼です。もっとも、鋼にはいろいろな種類がありますが、その中のどれかまでは聞きそびれました。

裏には「義定別打」と刻印されています。機械生産ではなく、手作りの打出しのようです。サヤ付きの小刀もありましたが、ちらは単に「義定」としか打たれておらず、刃先も機械研磨のように見えました。

その刃先。良く切れそう?

お値段は6,300円でした。

2011年9月12日月曜日

京都の刃物

日本で有名な刃物の産地というと、関(岐阜県)、越前(福井県)、堺(大阪府)、土佐(高知県)辺りだと思いますが、われらが京都にも刃物の伝統があります。その歴史は平安遷都に遡ると言われ、明治ころまでは、つまり京が都だった時期は全国的な産地であったと言われています。

菊一文字
最も古いと思われるのは、 菊一文字 でしょう。後鳥羽上皇のお抱えだったようで、700年以上の伝統があることになります。河原町三条から東に入った繁華街の中ですが、壁一面に多種多様な刃物がズラリと並んでいます。Victorinoxなども置かれていますが、やはり打出しのカスタムナイフなどが面白いでしょう。もちろん、包丁や鋏なども本職用から家庭用(とはいえ本物志向)まで幅広く揃っています。刃物なら、たいてい何でも揃うんじゃないでしょうか。

有次
世間一般で知られているのは、 有次(ありつぐ) でしょうか。1560年創業というので、450年の歴史がある老舗です。特に包丁が有名ですが、ハサミなどの刃物のほか、銅製やアルミ製の鍋やタンブラーといった料理道具・食器なども製作されています。錦市場の中にある本店のほか、有名デパートにも出店しているので、意外に手に入りやすいと思いますが、切れ味とお値段はさすがです。ちなみに、東京にある 築地有次 は、有次からの暖簾分けです。

金高
観光地に近い、といってよく紹介されているのは、 金高(かねたか) でしょう。六角堂の真正面に店舗を構えています。有次から徒歩15分くらいなので、観光でも一緒に回れます。カスタムナイフなどのカジュアルな刃物も扱っていますが(隔週土曜日にはカスタムナイフ講習会もある模様)、奥行きのある店内には様々な刃物が並び、本職用から家庭用まで数多く取り揃えられています。寛永末期に二条城付近に店を構えたとのことで400年近い歴史があるものの、蛤御門の変の際に店が焼け落ち詳しい資料などは残っていないようです。19世紀頃からの200年間は刃物商だったようで、21世紀に入ってから生産を再開したとのこと( 参考リンク )。日本剃刀も生産しています。

常久刃物店
さらに、繁華街のど真ん中、四条河原町を東に行った北側に、 常久刃物店 があります(ホームページはない模様)。ここも1631年創業とのこと。

安重
三条堀川の南には、 安重 があります。創業は元禄13年。

義定刃物
東山七条には、 義定刃物 があります。ここも300年以上の歴史がある老舗で、包丁がメインですが、小刀や彫刻刀も製作されています。知らなければ素通りしてしまうほど小さな店ですが、現社長の山口悌市朗氏は今年の春の褒章で 黄綬褒章を受章 (8ページ) 。付近には三十三間堂、京都国立博物館などの観光スポットもあり、やや遠いですが京都駅から徒歩15分ほどの距離です。

今井義延商店
そこから北へ5分ほど行くと、 今井義延商店 があります。明治40年の創業と、京都の店としては新しいですが、彫刻刀やノミなどに定評を得ているようです。


とりあえず、今日はここまで。

[2011.09.23写真追加]

2011年9月10日土曜日

パワーディストリビューター(2)

Googleの解析によると、今月に入ってから去年6月の「 パワーディストリビューター 」の記事が最もページビューが多いようです。良質な電源を求める人が多いのかも知れません。
ということで(?)、個人的メモをかねて整理してみました。
  • スタジオ、PA/SR向け
    レコーディングスタジオやPA/SR用途での使用が想定されたモデル。こういう現場ではノイズが多いので、多くがノイズフィルタを登載しているようです。照明など大電力機器と隣り合わせなので、電圧が安定しないケースもあり、安定化装置を登載したモデルもあります。
    • FURMAN
      • PRESTIGEシリーズ
        安定化装置、ノイズフィルタ登載のフラッグシップシリーズ。ノイズフィルタはPLシリーズと同等の高音質タイプの模様。
      • PLシリーズ
        電源ラインと並列に入る高音質タイプのノイズフィルタを登載した主力シリーズ。
        • PL-8CJ ----- 3Pが9個口。前面ライト付き。背面ライト端子あり。内部で2系統に分かれていて、デジタル系とアナログ系に分けられる。MERITシリーズより意匠が良い。
        • PL-Plus DMC J ----- PL-8CJに電圧・電流計を付けたモデルだが、高い。
        • PL-Plus J Series II ----- 電圧計がLED表示。発売時期が古いためかMERITシリーズに近い意匠。
        • PL-Plus DJ Series II ----- PL-Plus J Series IIの電圧計を7セグメントLEDにしたもの。
        • PS-8 RJ Series II ----- 3系統のシーケンス機能付き。
      • MERITシリーズ
        電源ラインと直列に入るタイプのノイズフィルタを登載した普及価格帯のシリーズ。間隔が広いのでACアダプタなども無理なく挿せるが、全部の差込口が switched なので、やや使い辛い面も。
        • M-8x2 ----- 3Pが9個口。実売13000円前後。奥行き95mmと短い。
        • M-8Lx ----- 3Pが9個口。前面ライト付き。背面ライト端子なし。
        • D10-PFP ----- ノイズフィルタなしの3Pが10個口。
      • 主幹電源装置
      • テーブルタップ
        • SS-6B ----- 3Pが6個口。フィルタはMERIT相当か。延長用に好適。
        • PST-6 ----- 3Pが6個口。フィルタはMERIT相当か。
        • PST-8D ----- 3Pが8個口。フィルタはPL相当か。
    • TASCAM 
      •  AV-P25RmkII ----- un-switched が計6個口、switched が9個口で使い分けに便利だが、全部2Pで間隔が狭いのが難点。
    • CLASSIC PRO
      サウンドハウスのオリジナルブランドで、ノイズフィルタ登載。廉価なため人気がある模様。
      • PD12II ----- 3Pが計12個口。前面の1つが un-switched 。背面ライト端子あり。
      • PDMII ----- 3Pが計9個口。前面に un-switched 。背面ライト端子あり。電圧・電流計あり。
      • PDM/LII ----- PDMIIに前面ライトを付けたモデル。
      • PDM/LSII ----- PDM/LIIにシーケンス機能を付けたモデル。
    • Proceed
      • PZ-10 ----- ゼロクロススイッチを使ったディストリビューター。ノイズフィルタは登載しない。
    • Volt Ampare
      • GPC-TQ ----- 高品質ノイズフィルタ、ステップアップトランス登載。
      • GPC-T Limited Edition ----- 同上だが、フィルタが異なるらしい。
  • 設備向け
    他のディストリビューターとタイマー連動したり、非常放送時に電源を遮断したりできるように設計されています。音質面よりも、使い勝手の良さと非常時の対応に重点が置かれているように見えます。
    •  TASCAM
    • RAMSA
    • TOA
    • LogAudio
      • LD2000 ----- SONY SRP-D2000 のコピー商品(?)。A, B, Cの3系統で、A, Bが遅延連動、Cが un-switched 。ゼロクロススイッチ。生産は McAudio が行っている(?)。
    • 東通産業
      • TD2000 ----- 同上。ゼロクロスかどうかは不明。
  • 家庭用一般
    • テーブルタップ、OAタップ各種
  • 家庭用高機能品
    • audio-technica
      • AT-NF518 ----- トリプルノイズフィルタ搭載。旧モデル AT-NF517 の分解レポート(1 / 2)によると、シングルノイズフィルタ部分はフェライトコアを通しただけ、トリプルノイズフィルタ部分はそれに加えてLCフィルタとフェライトビーズが使われている?
  • 家庭用オーディオグレード
    • オヤイデ
    • チクマ
    • audio-technica
    • PS Audio
    • クリプトン

MOTU 896mk3 Hybrid

Ultralite-mk3、828mk3 と来て、順当に 896mk3 もハイブリッド化 されました。これで、残るは Traveler-mk3 だけです(8Pre も FW だけですが、このモデルをオーディオI/Fとして使う人は少ないでしょう)。

MOTU というと、古くからの Mac ユーザにはおなじみのブランドで、現在でも MIDI なら Degital Performer というくらい支持者がいるようです。個人的にも、子どもの頃(当時は DTM = MIDI だった)高くて手が出ない「憧れの存在」でしたね。メカっぽい外観もそそります。

なので、余裕があれば買ってみたいと長らく思ってはいるんですが、しかし、それほど食指が動く訳でもありません。すでに Fireface UC を持っていて、安定性、クロック精度、ルーティングの柔軟さなどの面では十分優れているし、マイクプリを増やすなら Focusrite を選ぶと思うので、敢えて MOTU のオーディオI/Fを導入するまでの積極的理由がないんです。オモチャとして買うには、ちと高すぎますしねぇ。

でも、やっぱり憧れのブランドではあります。今後も意欲的な製品をリリースして欲しいですね。

2011年9月8日木曜日

PreSonus Monitor Station 導入 [2012/1/21追記]

三木楽器の楽天市場店 で29,800円だったので、ついついポチってしまいました。何台ものヘッドフォンを使うことはないし、モニタースピーカーも1組しか持っていませんが、やはり音量を手元で瞬時に、直感的に、確実に操作できるのは便利です。

Fireface UC は、TotalMix FX になってから、スピーカーを "Main" と "Speaker B" とに分けて、切り替えられるようになっています。もちろん、どのラインアウトを "Main" や "Speaker B" と定義するかは、自由に決められます。また、ヘッドフォン出力も自由に定義できます。さらに、Mute、Dim、Recall なども備えており、1台でモニターコントローラとしても機能するようにできています。
ただ、TotalMix FX が別のアプリの背面に隠れているときは(そういう場合の方が多い)、いったん前面に出して、マウスで狙い澄ましてポチッとやる必要があるので、けっこう面倒なんですね。音量の微調整も瞬時にやるのは難儀で、行き過ぎないように気を使います。
やっぱり、そういう辺りはハードウェアの方が便利というか、目をつぶっていても間違いが起きにくいのは良いことです。

取扱説明書を読むまで分からなかったことや、実際の使用感などを少々。

まず、よく問題視されるレベルメーター。キャリブレーションは3段階に切り替えられるだけで、微調整が効きません。輸入代理店の 製品紹介ページ では、
信号レベル(-10dB、+4dB、+10dB)に合わせて3つのモードに設定することができます。 
とありますが、メーカーの説明では
Dual 8-segment LED input meters with selectable  +4, +10, or +18 dBu reference level
となっていて、こちらの方が正確です。つまり、メーターの表示範囲は "0dB〜 -24dB" で、基準レベル(0dB)を +4dBu とするか、+10dBu とするか、+18dBu とするか、を選択できます。たとえば、規定出力レベル +4dBu の機材なら、Monitor Station のレベルメーターも 0dB = +4dBu で設定すれば良い訳です。
従って、Monitor Station をオーディオインターフェイス(やDAコンバータ)に繋ぐ場合、その規定出力レベルが問題です。0dBFS のデジタル信号をDA変換したとき、何dBu (dBV) の出力になるのか、です。
Fireface UC の場合、Fireface USB Settings で規定出力レベルを +4dBu にした場合、0dBFSの信号に対して +13dBu を出力します。同様に、-10dBV に設定すると +2dBV = +4.22dBu となり、Hi Gainだと +19dBu となります。つまり、 Fireface UC の出力レベルと Monitor Station のレベルメーターの折り合いがつくのは、Monitor Station のレベルメーターを +4dBu にセットし、Fireface UC の規定出力レベルを -10dBV にセットしたときだけ 、となります。

これは、けっこう面倒というか、気が利かない仕様です。

次に、スピーカーレベル調整ですが、右に回し切った状態でゲイン1倍、左に回すほど減衰という仕様です。ただ、ゲイン1倍だとクロストークがあって、メインのボリュームを絞り切っていても微かに音が聞こえてきます。ヘッドフォンのボリューム、Mute ボタンも同様で、完全には消音できずに漏れてくる音があります。

発熱は、気になるほどではありませんが、放熱孔が開けられているのに見合う程度には熱くなります。

AC アダプタは、文字通り AC を出力しています。Fireface など RME 製品の場合は AC/DC どちらで入力しても良い仕様ですが、Monitor Station では AC 専用のようです(本体の記載によれば 16VAC/10W)。

音質面では、特に不満はありません。気持ち程度にはステレオ感・定位が悪くなり、PreSonus らしい(?)高域のクセが付きますが、ソースのキャラクタは失っていないように思います。値段(実売33,000円前後)を考えれば、十分納得できる音です。

[2012/1/21追記]
帰宅が遅くなり、ヘッドフォンで聞く機会が増えて、何やら気持ち悪い感じがしていましたが、調べてみると ヘッドフォン出力が4つとも左右が入れ替わっている ようです。3台のヘッドフォンを使い、Fireface UC のヘッドフォンでは問題がなく、Monitor Station では入れ替わるので、Monitor Station の問題と見て間違いありません。なお、スピーカー出力とレベルメーターは正常です。

海外のフォーラムでも話題になっているので、一定のロットで生じている問題なのか、実は全個体で生じている問題なのかは分かりませんが、少なくともユーザは要チェックでしょう。

三木楽器で購入したものですが、購入時期からすると初期不良扱いではなくメーカー保証になると思うので、地元の楽器屋に持ち込んだほうが話が早いかも知れません。

2011年9月6日火曜日

アカンがな...

こんなプラグを見つけました。テーブルタップとか壁コンセントの拡張用に良さげ。もちろん、特定電気用品なので PSE 届出済み。
 プラグの根元にはカバー付きで、トラッキング火災↓の予防策もバッチリです。

・・・・・と思いきや?
なんか金属らしきものが... 反対側にも同じものが露出しています。

ちゃんとプラグと導通してます。テスター棒の接触抵抗を考えると優秀な値...って良いのか? 個人的には、ちと使う気になれません。Panasonicとかのスイング式プラグでも、目を凝らしてみれば導体が見えるんですが、ここまで露出しているのは初めて見ました。

スイング式って、便利なようで不便なようで、いずれにしても好きになれないんですが... 折曲げても真っすぐでも使えて、使用場所を変えても使い続けられるってのがウリなのは分かりますが、グラグラして不安定だし、無駄に接点が多くてトラブルの原因になりそうな印象があるんですけどね。

Macで使えるオーディオ・アナライザ・ソフト [2012/7/28更新]

最新の情報は「2013年版 Macで使えるオーディオアナライザソフト」に記載しています。本記事は2012年7月28日が最終更新で、以後の情報はフォローしていません。

当ブログで最もページビューが多いのが、何とこの記事とのこと。Macユーザの皆さん、音響解析でお困りなんでしょうか...?
新しい情報もあるので、記事を更新してみます。[2011/09/06追記]

SpectreがApp Storeで販売されているようです。[2011/09/25追記]

ElectroAcoustics Toolbox も Mac App Store で販売されています。また、機能を一部に限定した SignalScope Pro 、その下位バージョンである SignalScope も販売されています。オシレータとして SignalSuite もラインナップされています。[2012/1/31追記]

audiotools、AudioTest、ProLevel、ProPhase を追記。価格情報を更新。[2012/7/28]

オーディオをやっていると、何かと測定したくなるのは必然の流れなんだろうか。ともあれ、Windowsの世界では、 efu氏 のWaveSpectraとWaveGeneで基礎的な計測ができる。しかも、フリーソフトだから入門にも適している。
Macでは、というと、なかなか良いものが見当たらない。まず、さまざまな信号を自在に作成できるソフトが少ない。特に、時間ではなくサイクル数で音の長さを指定できるものが、ほとんど見当たらない。 Audacity を使えば比較的柔軟に信号を生成できるが(波形編集ソフトなので、当たり前といやぁ当たり前だ)、面倒だし、リアルタイムで設定を調整したりできないのが辛い。
とりあえず、シェアウェアを含めて、目に付いたソフトをメモ書きしておこう。

オーディオ・アナライザ
  • ElectroAcoustics Toolbox
     非常の高機能なソフトのようだ。あらゆる種類の信号の生成と、スペクトログラム、波形表示、リサージュ、オシロスコープ、ウォーターフォールなど、主立った機能は完全に網羅している様子だ。ただし、高い。シェアウェアというより商用ソフトで、7万円強もする。信号生成ソフトや、解析ソフトSignalScope Proを単体で購入すればそこまでは行かないが、ElectroAcoustics Toolboxにしかない機能もあるようだ。
     現在は iPhone や iPad 向けに、スピーカーの測定や設計支援のアプリもあり、いろいろ充実している模様。[2011/09/06追記]
     本ソフトが Mac App Store で販売 されています。現在の価格は、42,500円です。[2012/1/31追記]
     価格が26000円に引き下げられています。これは安い。[2012/7/28]
  • SignalScope / SignalScope Pro
     上記の ElectroAcoustics Toolbox のうち基本的な機能に限定した解析ソフト。波形生成機能も備えている。価格は、それぞれ6,900円と17,000円。このくらいなら買っても良いかも。 ウェブサイト から体験版をダウンロードできます。[2012/1/31追記]
     価格が4300円、13000円に引き下げられています。今が買い時か?[2012/7/28]
  • AudioTools
     Mac のほか Windows でも動作するオーディオアナライザ。レベル表示のほか、オシロスコープ(シングルショットやストレージ機能あり)も備えているようです。波形生成も可能。ただし、信号レベルは相対表示のようです。[2012/7/28追記]
  • FFT Audio Analyzer
     フリーソフトだが、まだ若く、機能的にはほとんど整っていない。複数のデータを重ねて表示することができないし、棒グラフ式の表示なのであまり細かな計測はできない。今後に期待しよう。[2011/09/06リンク更新]
  • Spectre
     スペクトログラム、波形表示、リサージュ、オシロなどの機能を搭載。信号を発生させる機能はないようだが、150ドルと比較的安い。購入するとすれば、有力株か。App Store価格は、 Starter版 が4,300円、 機能無制限版 が8,500円。機能面で以下の差がある。
    • Spectre Starter
      • レベルメーター、VUメーター、オシロスコープ、スペクトログラフ、スペクトログラム、波形、リサージュ、数値表示
    • Spectre
      • レベルメーター、VUメーター、BBCメーター、オシロスコープ、スペクトログラフ、ローエンドメーター(?)ハイエンドメーター(?)、レベルヒストリーメーターLeqメーター(積分騒音計)、スペクトログラム、リサージュ、パワーバランスコリレーション、数値表示、スペクトル比較フェーズ比較コヒーレンス
  • AudioXplorer
     もともとシェアウェアだったが、開発中止とともに無料化され、BSDライセンス(修正型?)の下でソースコードが利用できるようになったようだ。スペクトログラム、波形表示、オシロが使える。基本的な信号を生成することもでき、かなり強力なソフトだ。開発中止が悔やまれる。SourceForgeで開発継続されないかなぁ。
  • MATAA
     GNU GPLのオープンソース・ソフトウェア。まだ試用していないので、具体的な使い勝手は分からないが、どうやらX11上で動作するようだ。スクリーンショットを見る限り、インパルス応答、ステップ応答、位相、周波数特性などが解析できる模様。使いこなせば、かなり強力なソフトかも知れない。
  •  Sonic Visualizer
     音声ファイルを解析できるソフト。波形の他、スペクトログラム、メロディライン解析など、録音技術の学習に焦点を当てている。[2011/09/06追記]
  • ProLevel
     レベルメーターだけの機能の模様。 Mac App Store 価格450円[2012/7/28追記]
  • ProPhase
     位相を比較表示するソフト。上記の ProLevel と同等のレベルメーターも備えている模様。 Mac App Store 価格2200円
    [2012/7/28追記]
波形生成
  • AudioTest
     リアルタイムにさまざまなトーンを生成できるウェアウェア。15ドルなので、機能を考えれば安い。
     Mac App Store で 450円で販売 されています。[2012/7/28追記]
  • SignalSuite
     ElectroAcoustics Toolbox、SignalScope等と同じメーカーから発売されている波形生成ソフト。Mac App Store 価格で2,600円。こちらも体験版がある模様。[2012/1/31追記] 価格が1700円に引き下げられています。[2012/7/28]
番外編?
  • DIGICheck
     RMEのオーディオインターフェイスで動作する音響解析ソフト。ピーク/RMSレベルメーター、周波数分布、リサージュ、サラウンド解析、デジタル音声信号のビット監視など、非常に多機能。Babyfaceでも使えるので、測定用マイクを使うためと称して買うという手もあり?[2011/09/06追記]
  • CueMix FX
     MOTUのオーディオインターフェイスで動作するソフト。オーディオI/F内のDSPミキサ/エフェクタの設定を行なうとともに、スペクトラムアナライザ、X-Yプロット、フェーズアナライザとしても使える(DSP上で動作しているのでCPUパワーは必要としない)。MicroBookでも使えるので、意外と安く導入できます。[2011/09/06追記]
     今買うなら MicroBook II でしょうか。[2012/7/28追記]
本記事の初出は2007年9月23日(日) 9:54です。

2011年9月1日木曜日

Sony Tablet P と ニンテンドーDS

以前から「SonyのAndroidタブレット」は上下2画面とウワサされていましたが、今日、 発表されました

こういう上下2分割デザインで有名なのは、やはりニンテンドーDSでしょう。そちらは携帯ゲーム機、Sony Tablet Pは汎用端末という大きな違いがあるものの、「2画面であること」の意味を考えるには好適かと。

問題点を先に言ってしまえば、Sony Tablet Pは汎用機だけに画面分割が裏目に出そう、ということです。プリインストールの一部のアプリは2画面用にカスタマイズされていますが、ストアから落としてくるアプリの大部分は、そういう想定ではないでしょう。メールやウェブブラウズ程度であれば支障はないものの、タッチやスワイプが交錯するゲームなどでは裏目に出そうな予感がします。

もちろん、時代はSONYのオンリーワンではないので、SONYとて無茶が通るとは思っていないでしょう。他のスレートと比較して、あるいはケータイとの2台持ちとして、さらにはiPadからの買い替えさえもアピールできる、という自信が持てるほどにはチューニングされているはずです。

しかし、やはり汎用端末である以上、「汎用的に対応」できる必要があります。ニンテンドーDSは専用プラットフォームで、ソフトハウスは当然2画面を前提に開発します。Androidの場合、プラットフォームは無数にあり得る訳で、「2画面では使いにくいアプリ」があったとしても、必ずしもソフトハウスの評価が落ちるとは限りません。そうなると、プラットフォーム自体が無視される可能性すら出てきます。

SONY Tablet Pは、意欲的な製品とは言えます。しかし、市民権を獲得できるかどうかは、どれだけ多くのアプリが2画面に最適化されるか次第ではないかと思います。

2011年8月26日金曜日

島根に旅行

数少ない親戚の家が島根県益田市にあります。いつもは車で行くのですが、同居の祖母が不安がるので今年は飛行機で。 大阪国際空港石見空港 の間で、ANAの1日1往復の定期便がありましたが、不採算路線のために廃止。夏季限定で運行されています。


出発は23日。搭乗口に着くまで知りませんでしたが、この路線の使用機は DHC8-Q400型 でした。まあ、島根県西部はもともと過疎地域なので、こんな小型機でも搭乗率は60%くらいなんですが。使用機の到着遅れで約15分遅れの出発。前線の影響か多少揺れましたが、問題なく到着。さすがに地方の小型空港で、閑散としていました...

到着口を出てすぐに、予約してあったレンタカーを受け取りました。ニッポンレンタカーで「国産1500ccクラス」を頼んでありましたが、アクセラ平成22年式(1500cc/CVT)だったのでちょっとお得感がありました。この車、市街地での巡航速度(60km/h以下)までは一気に加速する反面、上り坂などでアクセルを踏み込んでもやや加速(というか速度の維持)が遅れる印象でした。でも基本価格160万円、実質200万円クラスとしては十分満足。

24日は、このアクセラで宮島へ。8:00過ぎに出発して11:00前に宮島口に着きましたが、競艇の影響もあって駐車場が満車、満車、満車...。12:00過ぎにようやく駐められました。

厳島神社は小学校の修学旅行以来、実に17年ぶりです。JR西日本が運行しているフェリーに乗れば、大鳥居を右手に眺めつつ10分少々で渡れます(もう1つ、広島電鉄系列の宮島松大汽船もあり、いずれも15分に1本の間隔で運行されています)。

(「大鳥居に接近」とはいえ、294mm(35mm換算)のズームでこの程度の距離ですが...)

曇りがちとはいえ良い天気だったので、家族連れや団体さんも大勢参拝していました。ちょうど干潮の時間帯だったようで、鳥居や社殿の足下がよく分かりました。海に浮かぶ厳島神社も荘厳ですが、昔の人が知恵を絞って建てた痕跡を知るのも面白いと思います。


そして、本殿。ちょうど団体さんが押し寄せて来た時でした。


25日は15:05の便で帰るので、午前中に 山口県萩市 へ。益田市からだと、車で1時間少々で行ける距離です(海沿いを走るので、晴れていると景色がきれいです)。歴史地区には吉田松陰を祀った松陰神社のほか、幕末〜明治初期の有名人(高杉晋作、木戸孝允など)所縁の観光スポットが点在しています。とはいえ、萩には2005年にも来て城跡などはすでに回っていたし、飛行機の時間もあるので、今回は萩焼などの土産物を中心に見て回りました。

観光地からは少し離れますが、「 萩しーまーと 」という道の駅があって、萩で上がった魚や蒲鉾、地元の農産物などが販売されています(ケンサキイカなどは水槽で泳いでいます)。浜料理・漁師飯を出すレストランも3軒ほど入っていて、楽しめる施設です。今年はケンサキイカや瀬付きアジなどをお土産に買いました。

そこから少し増田寄りの場所に、明神池という海跡湖があります。火山活動などによって海から取り残された池で、国の天然記念物に指定されています。岩の隙間で海と繋がっていて潮の満ち引きがあり、様々な種類の海魚が棲んでいます。


ボラのようです。エサを売る売店があり、大勢の人が与えるので、人が岸辺に近づくだけで大量に集まってきます。素手では捕まえにくい魚ですが、警戒心が薄いのか手を出せば頭を撫でるくらいは余裕です(笑)。ちなみに、エサを狙うトビに襲われることがあるそうなので、家族連れの場合はご用心を。

この日はエイの姿も見られました。


明神池の全景。この奥に小さな池が2つ繋がっていて、意外と広いです。ちなみに、写真左手の道路沿いにコインパークがあり、1時間200円程度と安価です。写真手前側には海鮮料理を出す料理店やイカ焼きの店などもあるので、食事時に合わせて訪れるのも良いと思います。


奥に鳥居が見えますが、厳島神社の分霊とのこと。その奥には風穴(かざあな)があり、岩の隙間から冷風(13度C程度)が吹き出しています。条件によっては、水蒸気が冷やされて霞になって吹かれる様子も見られます。神社の裏山ということもあって、自然の神秘を感じることができます。


ただ、惜しむべくは、この写真のすぐ手前に「風穴の店」なる飲食店が営業していることでしょう。 萩市観光協会推薦の店 だそうですが、ハッキリ言って雰囲気ブチ壊しです。夜店の屋台程度ならともかく、イスやテーブルが所狭しと並んで小屋まで建ててあるのは、さすがに興ざめです。どのくらい興ざめかと言えば、モナリザの横に仮設トイレを置くぐらい、でしょうか。

ここから少し山を登った(といってもバス道ですが)ところに、 萩ガラス工房 があります。この辺りは半島になっていて、 笠山 という活火山があるために玄武岩が採れるようで、これを利用した薄い緑色のガラスが特徴的です。また、三層構造の「内ひび」ガラスや切り子など、高度な技術を用いた製品にも精力的に取り組んでいます。

今回は、宮島も萩も「駆け抜ける」ような速さで回ったのであまり堪能はできませんでしたが、いろいろと勝手も分かったので、次はじっくり時間をかけて見て回りたいですね。

2011年8月20日土曜日

リコー CX5

リコー CX5 を衝動買い。とはいえ、今まで使ってたのが FinePix F455 で2004年頃の製品だから、もういい加減、買い換えても良かったとは思う。ちょうど9月〜10月くらいがモデルチェンジの時期なので、いまが底値なんでしょう。カメラのキタムラで23,000円也。

コンパクトカメラとはいえ、さすがに6年強の間にずいぶん進化したもんです。手ぶれ補正、高感度化、画像処理能力の向上なんかの恩恵で、今まではフラッシュ必須だった場面でもフラッシュなしで撮れるし、最近のトレンドで広角側に重点が置かれているのも良いです。

欠点は、よく言われている「フラッシュの位置」でしょう。こればっかりは、何とかして欲しかった。画質は、コンパクトカメラにはそれほど求めていないので、十分に及第点。

購入時には、 SONY DSC-HX7V富士フィルム FinePix F550EXR 辺りと比較しました。この辺のカメラは、顔認識、マクロ、夜景など、たいていのシーンを自動で切り替えてくれて、便利は便利。母親に持たせるならこういうのが良いんだろうなぁと思いつつ、僕は天の邪鬼なのでリコーを選んでみた次第。

僕が撮った写真を判断材料にする人はいないと思いますが...

10Mピクセル・ファインモードから1024*768にダウンサイズ。周辺部分(左下や右下が分かりやすい)がぼやけるのは、レンズ性能からしてやむを得ないところでしょうか。原寸で見ると木の葉の細部などは潰れていますが、1/3程度に縮めると気になりません。

神社の境内。これも上記と同様、10Mピクセル・ファインモードから1024*768にダウンサイズ。構図があまり良くないですね。ダイナミックレンジは個人的に十分ですが、やはり周辺部の歪みが若干気になります。右の明るい杉の木肌が、ややノイジーに見えます。

これも、10Mピクセル・ファインモードから1024*768にダウンサイズ。300mmのズームで撮影しています。合焦範囲内ではノイズ感もなく良好と思います。

こちらは、10Mピクセル・ファインモードから1024*768にトリミング。ワイド寄りでのマクロですが、何となくザラついた印象を受けます。

2011年8月17日水曜日

爪切り

爪切り と聞いて、たいていの人がまず思い浮かべるのは、たぶんこれでしょう。僕もそうでした。英語では "nail clipper" と言うように、爪を「挟んでクリップする」タイプの爪切り。安いものは数100円から、総ステンレス製・高硬度焼入刃使用とかでも1000円そこそこで、ドラッグストアはもちろんコンビニでも買える、ごくごく一般的な家庭用品ですね。

巻き爪の人は、ニッパー型の爪切りを使ってる方が多いようです(知人にも数名)。100円単位の商品が多いドラッグストアなんかだと、2000円ほどするニッパー型はけっこう高額商品ですね。たとえば 貝印のニッパー型 だと標準価格3150円(税込み)。「ちょっとこだわってるぞ」という人は、 Solingen なんかを持ってらっしゃるかも。

もちろん、 Solingen も悪くはないと思う。でも、やっぱり刃物は日本でしょ、という訳でちょっと贅沢に諏訪田製作所の クラシックL を買っちゃいました。


シンセを弾いていると爪のことが気になってきて、3〜4日に1回くらい切りたくなるんですが、上のクリップ式だとどうもしっくり来ないんですね。刃の湾曲が指先に沿わないんです。


刃先の薄さ、仕上げの滑らかさが分かるでしょうか? カーブが一律ではなくて、画像の上側では一直線に近く、下側では深めに曲がっているのです。おかげで、幅広く切り落とすこともできるし、端っこを使って細かく成形することもできる。深爪にならずに、きちんと整えられます。しかも、ヤスリがけしなくても切り口のザラザラ感がほとんどありません。すばらしい。

お値段はちょっと躊躇する6500円程度。でも、この切れ味なら十分納得できるでしょう。病院、介護施設、ネイルサロンなどでも使われているとか。

ちなみに、 Solingen ブランドの1つである Zwilling の ツインSネイルニッパー 、諏訪田の OEM ではないかと...