2009年9月29日火曜日

egbridgeの後継ソフト

iPhone向け辞書ソフトを発売している 物書堂 が、egbridgeの後継ソフト「かわせみ」を発売するようだ。egbridgeは、古いMacユーザにはなじみ深い日本語入力プログラムだが、2008年1月に開発・販売を終了してしまった。

個人的に、Mac版のATOKにはあまり良い思い出がなくて、ずっとegbridgeを愛用してきた。安定性が高く、動作が軽く、アップデートが早いと良いこと尽くしだっただけに開発終了は残念だったのだが、これは朗報だ。egbridgeの開発終了が伝えられて以来、ことえりを使ってきたが、賢くなったとはいえ、「やっぱり、ことえりだな...」と思うところがない訳ではなかった。さりとて、ATOKに乗り換えるのは気乗りがしなかったので、またegbridgeが使えるのは喜ばしい。

物書堂は、 act2 と繋がりが深いようなので、そちらから購入できるようになるかも知れない。コンビニ支払のダウンロード販売だと、最短30分ほどでライセンスキーが発行されるので、思わずポチってしまいそうだ...

SONY PCM-M10

SONYが新手のポータブルレコーダを 発売するようだPCM-D50 に比べて小型化しているが、意匠的にはよく似ている。

初代の PCM-D1 は、でかい、値段が高い、駆動時間が短いと三重苦で、とても一般人向きとはいえなかったが、PCM-D50に来てようやく駆動時間も伸び、価格も6万円程度と(気軽には買えないとはいえ)他社のレコーダーと比較できるレベルになった。もっとも、定番の Roland R-09 辺りと比べると重厚長大な感は拭えず、 ZOOM H4 と比べるとファンタム電源の供給ができないといったデメリットがあった訳で、取っ付きにくかったのは確かだろう。

SONYとしては、可動式のマイクやSuper Bit Mappingをウリに、本体だけで(他社製品よりも)高音質で録音ができることをアピールしたかったのだろう。しかし、マイクのセッティングというものは、角度さえ変えれば済むというほど単純ではなく、動かないよりは可動式の方がマシという程度のものだ。

さて、このPCM-M10は、24bit/96kHzというハイビット、ハイサンプリングでデジタル化できるポータブルレコーダーだ。もっとも、それ自体は特に珍しくなくなっているし、たとえば、 TASCAM DR-100ZOOM H4n はファンタム電源も供給できる。 Roland R-09HR という競合製品もある。音楽製作という目で見ると、SONYよりも知名度は高いのではなかろうか。

しかし、SONYにはデンスケの歴史があるし、意匠という目で見ると(少なくとも僕の感覚では)上の競合機種よりもカッコいい。楽器屋の作るレコーダーは、どうも業務用機・電子楽器という印象を拭えないから、一般の人からすると取っ付きにくいのではないかと思う。そういう意味で、ママさんコーラスとか、ピアノの発表会とかいった、「イカツイ機械に抵抗を覚えそうな場面」では、かなり有力な候補になりそうだ。

2009年9月20日日曜日

アールズ訪問

知る人ぞ知るオーディオショップ、否、 サウンドスタイリスト大傍さん を訪ねて東大阪まで。これまで長い間、「録音をやってみたい!」と密かに思いつつ実行に移せなかったのだが、なぜか最近、急にその思いが強くなってきていた。レコーディングやプロオーディオといえば大傍さんの専門分野だから、相談しない手はない。

今のところ、僕が目をつけているのは、 StudioProjects C4sE Electronics SE4 だ。どちらも、ステレオペアで5〜6万円程度と、初心者である僕が手を出すには高めの部類かもしれない。

StudioProjectsは、米国カリフォルニア州に本拠を置く新興メーカーで、なかなか評判も良いらしい。C4は、カーディオイドとオムニの2つのマイクカプセルが標準で付属するほか、ショックマウント、風防、キャリングケースがセットになっている。ただ、高域に独特の歪み感があるらしく、 変人音館 で公開されているサンプル録音を聴くと、確かにクリアラッカーのようなカチカチテカテカな印象。一説によるとダイヤフラム自体の問題らしいので、モデルチェンジ後もほとんど同じような音なのかも知れない。

対するsE Electronicsは、英国に本拠を置き、ダイヤフラムだけでなくケースなども自社生産しているらしい。サンプル録音は、軽く探した限りでは見当たらなかった。SE4は、カーディオイドのカプセルが標準で、オムニとハイパーカーディオイドのカプセルが別売のオプションになっている。ステレオペアで買えばショックマウントとステレオバーが付属するようだ。しかし、ペア6万円となると、AKG C 451 Bのマッチドペアが10万円そこそこなので、ちょっとビミョーな価格帯ともいえる。

もう少し安いところでは、SeideやMXLあたりも良さそうだ。少なくとも、オンマイクで録ったサンプルを聴く限り、悪くはない。ただ、僕が録りたいのは吹奏楽やオケの大編成をワンポイントステレオで、という方向なので、いささか心許ない気がしないでもない訳だ。僕は凝り性なので、あまり頼りないマイクを買っても、絶対、近い将来買い替えたくなるのは間違いない。

そうはいっても、スタンド、ケーブル、マイクプリ(or USBオーディオI/F)も必要なので、あまり高いマイクは予算的にも厳しい。マイクプリに3〜4万円はかかるだろうから、ケーブルやスタンドも合わせると10万円では収まらないかもしれない。

・・・そんな話をしつつ、試聴室の音を聴かせてもらって、自分のシステムの音が変な方向に走っていないか確認。前回(2006年2月17日)聴かせてもらってから2年半くらいは経っているし、その間に DACを作ったりスピーカーを作ったり しているから、ちょっと不安だったが、結果的にはこの間の変化も間違いではなかったようだ。家に帰ってから、大傍さんの音を思い出しつつ、スピーカーの置き方をちょっと調整した。

録音の機会は10月中頃にやってきそうなので、もう少しリサーチしてもらうこととしつつ、今日はおいとましてきた。

2009年9月16日水曜日

Apple TV値下げ

Apple TV の160GBモデルが23,800円に値下げされているようだ。従来価格が49,800円だったから、半額以下になったということか。

個人的には、発売以来あまり注目していなかったし、食指が動くこともなかったのだが、 ND-S1iPod を組み合わせることを考えると、実はけっこう良い対抗馬(というかND-S1がApple TVの対抗馬か)なんじゃなかろうか。

光デジタル出力しかなく、特にクロックが高精度だとかジッタが少ないとかいった「オーディオマニアが喜ぶスペック」はないが、HDMI出力があるのは良い。もっとも、地デジに完全移行したら自前で録画した番組は見られないので、動画・写真撮影が趣味という人以外にはビミョーな位置づけになるが。何気に、1080iまでしか対応していないというのもビミョーだ。

でも、リモコンの操作性とか、アートワークとか、スライドショートかの機能がApple流の操作感で実現されている点は大きい。ここにきて、ちょっと興味をそそられているのだが...

2009年9月11日金曜日

SAECのスピーカーとな?

ケーブル関係で有名な SAEC が、スピーカーを 発売するようだ 。米国メーカーの輸入品のようだが、ペーパーコーンの4.5インチウーファーと、アルミリボンのツイーターが組み合わされている。

面白いのは、クロスオーバーが10kHzと高いことだ。4.5インチと、ウーファーの口径は比較的小さいが、それでも分割共振は避けられないような気がする。この辺りをどう処理してるんだろうか。

基本的に、SAECの製品は信頼できる。自社ブランドもそうだが、たとえばSUPRAのケーブルも妙な誇張感がなくて好感度は高い。そういう意味では、このスピーカーもけっこう期待できるんじゃないかと思う。

2009年9月3日木曜日

ONKYO ND-S1 のブラックモデル

少なからぬ人が期待しているであろう ND-S1 に、直販限定でブラックモデルが用意されるらしい。

AV Watchの記事

e-onkyo direct では、シルバーモデルと同様に予定販売価格15,000円となっている。従来の実売予想価格が 20,000円程度とされていた ことからすると、かなり安い印象だ。もっとも、シルバーモデルは、すでに13,000円程度で予約受付をしているところもあるので、それに比べると割高だが。

2009年9月2日水曜日

HT-03AとGmail

先日のエントリの通り、HT-03Aを使い始めた訳だが、Gmailの関係で気になった点を...

Gmailのメールボックスは、どうも右図のようになっているようだ。特に指定がない限り、 受信したメールにはすべて 「ラベル:受信トレイ」 が適用される。その上で、フィルタで指定した条件に従って「ラベル:A」「ラベル:B」「ラベル:C」が適用される。

一方で、フィルタの条件で 「アーカイブ(受信トレイをスキップ)」 を選択しておくと、「ラベル:受信トレイ」は適用されないが、「ラベル:A」「ラベル:B」「ラベル:C」はそのまま適用される。

「ラベル:A」「ラベル:B」「ラベル:C」は、「送信済みメール」にも適用される。

さて、ではHT-03Aの同期設定はどうなっているかというと、 「受信トレイ」は「n日分同期」か「すべて同期」しか選べない 。つまり、ネットショップの広告メール、メルマガ、その他諸々のすべてのメールが、自動的にHT-03Aにも同期されることになってしまう。

そこで困るのは、パケット料金だ。もちろん、たいていのユーザはBizホーダイ・ダブルを付けているから、上限でも6000円弱だ。しかし、ライトユーザなら、1日のメールの送受信数が数通かもしれない。それなのに、ケータイで見る必要のない広告やメルマガのせいで上限いっぱいまで達してしまうのは、もったいない。ヘヴィーユーザでも、緊急性のないメールのせいで必要なメールが見分けにくくなるのは、問題だろう。

この点、HT-03Aには、「ラベル:A」「ラベル:B」「ラベル:C」について「同期しない」「n日分同期」「すべて同期」を選べるようになっている。しかし、すべてのメールに「ラベル:受信トレイ」が付いているので、たとえば「ラベル:A」を「受信しない」に設定しても、全く意味がないのだ。

これを回避するには、広告やメルマガについて 「アーカイブ(受信トレイをスキップ)」してしまえば良い。そうすれば、パソコンからはラベルを選択して見ることができ、他方、HT-03Aには同期されないで済む。

分かっている人には常識なのかもしれないが、僕はこれに気づくのに半日かかってしまった...orz

2009年9月1日火曜日

Google携帯購入

2年強の間愛用していたケータイ D703i が、最近、突然電源が落ちるようになった。そこにきて、近所のドコモショップが、8月29日〜31日の3日間、ショップ会員向けに事務手数料3,000円を割り引くというので、「渡りに船」で買い替えることにした。

僕の場合、ケータイに求めるものは、
  • シンプルであること
  • 基本的な機能が充実していること
  • パソコンとの連携がやりやすいこと
  • コンパクトで軽いこと
と決まっている。ワンセグもお財布機能もいらないし、家にいるとき以外はマナーモードにしてるから着信音がどうこういうこともない。iモードもメール以外に使わないし、テレビ電話なんて輪をかけて不要だ。iアプリも使わない。これまでもそうだったし、これからもそうだろう。

そういうわけで、HT-03A( ドコモ製品紹介HTC製品紹介 )に落ち着くのに苦労はなかった。

この機種は、ほかのドコモの一般的なケータイと比べても、さらに同じPROシリーズの他の機種と比べても、かなり特異な存在だろう。すでに随所で語られているように、Googleに特化している訳だが、実際にはその 具体的な意味 が問題だ。すなわち、
  • メールはGMailと同期する
  • 電話帳はGMailの連絡先と同期する
  • カレンダーはGoogle Calenderと同期する
といった点で「Googleに特化している」のだが、ポイントはこれらが「 バックグラウンドで自動的に、双方向で行なわれる 」ということだ。これは iPhone でも同じことだが、いわゆるクラウドの概念になじむものだ。必要なデータはすべてクラウド上に置いておき、利用環境に応じて適当な端末から取り出す。これは、今までのケータイになかったものだ。

クラウドの良い点はいくつかあるが、僕が個人的に気に入っているのは、特に「 アクセスできる環境さえあれば、どこにいても同じデータを扱える 」という点だ。出先ではケータイから、オフィスや自宅ではパソコンから、単一のデータを扱えるので、「ケータイのアドレス帳とパソコンのアドレス帳、どっちが新しかったっけ?」といった面倒が起こらない。

また、「 基本的にバックアップに気を使わなくて良い 」という点も大きい。もちろんデメリットもあって、個人情報を他人の管理下に置いても良いのか?とか、無線のセキュリティは大丈夫か?とかいった不安もつきまとう。しかし、ケータイを落としてアドレスデータが救出できなくなることもないし、そういう不測の事態に備えて日々コツコツとバックアップに勤しむ必要もない。

僕が iPhone や HT-03A に魅力を感じるのは、もっぱらこういうネットワーク機能だ。クラウドコンピューティングについては、まだまだ知名度は高くないだろう。しかし、来るべき情報化社会においては、おそらく、クラウドが基本になるはずだ。HT-03Aは、その記念すべきマイルストーンとして、もっと評価されて良いように思う。従来のケータイ文化に慣れ親しんだ人々には戸惑いの方が大きいのかも知れないし、僕自身、未熟な部分を感じるので本格的なクラウドコンピューティングを知っている人にすれば物足りないのかもしれないが。