2008年7月25日金曜日

筆記具にこだわる


定期試験目前でヒマはないはずなのに、こういうときに限って物欲が頭をもたげてくるんだよね...

上は、 STAEDTLER の複合筆記具 avant-garde 。赤・黒の油性ボールペン、0.5mmのシャープペンシル、蛍光オレンジのマーカーが一体になった4in1の多機能タイプなのに、太さ11.5mmと普通のボールペン並、重さはわずかに18gと使いやすい。ペン先の がたつきしなり も少なくて、品の良い書き味だ。

下は、 ゼブラ 手帳用ツゥーカラー 。標準では赤・黒の油性ボールペンで何の変哲もない普通の手帳用2色ボールペンなのだが、実は 非常に豊富な替え芯 が用意されている。4C系という、長さ67mm、太さ2.4mmの金属製の替え芯なら、どれでも使えるのだ。さらには ジェルインクの芯 もあり、カラーバリエーションが豊富で、太さもいろいろ選べる。本体が1,000円、替え芯は80円〜160円だから、何本か使い分けても面白いだろう。

で、この2本のペンにどういう関係があるのかというと...

実は、STAEDTLERを始め、欧米の複合ペンでも、この「長さ67mm、太さ2.4mmの金属製の替え芯」というのがけっこう多かったりする。もちろん、メーカーの保証外だが、サイズはぴったりだ。

つまり、 avant-gardeでもゼブラの豊富な替え芯が使える ということ。これは、けっこう重要だ。何といっても、STAEDTLERでは赤・黒の油性ボールペンの替え芯しか出していないから、 青や緑を使いたい場合 には困ったことになるが、これが解決する。しかも、 水性ボールペンのサラリとした書き心地 まで手に入る。

僕の場合は、黒を使うときは万年筆で書くときなので、カーボンコピー用に油性の黒があれば足りる。シャープペンシルはめったに使わない。青(ロイヤルブルーかブルーブラック)も万年筆に入れているから、これも要らない。ということで、avant-gardeの赤をジェルインクに、ツゥーカラーの赤と黒をジェルインクのエメラルドグリーンとマンダリンオレンジに、それぞれ入れ替えた。

唯一の難点を挙げるなら、インクの絶対量が少ない上に、1本あたりの値段がけっこう高いことだ。まあ、メインは万年筆のブルーだし、試験の答案みたいに分量を書くときは黒の万年筆だから、そんなにガンガン減るものでもないだろう。

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〔以下、追記〕

その後、調べてみると、同じゼブラでも油性ボールペンの芯は4Cという規格(かなり普及しているデファクトスタンダード)、ジェルインクの方はJSBという規格らしい。4Cは直径2.3mmであるのに対して、JSBは2.4mmのようで、場合によっては不具合が出るようだ。

とりあえず、キツイ感じはなくスルッと入ったから、このまま使ってみることにしよう。もしかすると、空気の置換がうまくいかなくなってインクが出なくなるかも知れないが...

2008年7月18日金曜日

Dayton RS100S-8 データシート

ようやく、本家 Parts Express の製品ページ に、RS100S-8 のデータシートが掲載された。

周波数特性のグラフを見る限り、150Hz〜10kHz程度まで公称SPLである83.3dB程度を中心に、+/-2dBくらいの範囲に収まっている。キラキラしたサウンドは、2.3kHzと3.1kHzに-3dBほどのディップがあるせいだろうか。4kHz付近にも-3dBほどのディップがある。14kHz付近に92dB近くまで跳ね上がる大きなピークがあるが、これを潰すとおとなしくなるかもしれない(4kHzのディップから14kHzのピークまでは、ほぼ一直線にハイ上がりになっている)。

40Hz〜50Hzにかけて大陸棚のような部分があるので、バスレフにするときはポート共振周波数を調整して、うまくここに繋げてやると、意外に低い周波数まで使えそうだ。

インピーダンス特性は、400Hz付近でRe:6.3Ωに近似して、少しずつ上昇して、20kHzでは17Ωくらいだから、公称8Ωのフルレンジとしては優秀なんじゃないだろうか。

ちなみに、日本語で使えるスピーカーシミュレータとして有名な Bachagi,h さんのサイト でシミュレートした結果は、こんな感じになった(すばらしいプログラムを無償公開してくださり、ありがとうございます)。

2008年7月17日木曜日

RATOC RAL-AMP01

ラトックシステムの無線オーディオシステムとして、RAL-Settia 1Bなるもの があったが、発売が延期されていたようだ。RAL-Settia 1Bのときは、 中途半端なスピーカーなら抱き合わせない方が良い と書いたが、今回は本体だけで発売するようだ。とりあえず、良いことだと思う。

出力 10W*2/8Ω に対して、トンランスの容量が80VAというのは、結構大きい方だろう。製品写真を見る限り、トロイダルコアではなくて単なるIEコアのようだ。DCカットのコンデンサは、相変わらずニチコンMUSE KZだ。電解コンが必要なほど低インピーダンスな回路なんだろうか。いくらオーディオ用とはいえ、フィルムコンが使えるならその方が良いと思うのは素人考えだろうか?

それはともかく、ヘッドホン出力の仕様は、まったくいただけない。
高級ヘッドホン(インピーダンス40Ω)まで幅広く対応し、ハイインピーダンスの高級ヘッドホンをつないでも、充分な音量を得ることができます。
というが、ふつう、ハイインピーダンスのヘッドホンというと、250Ωとか300Ωとかをいうと思うのだが。定格出力 62.5mW*2/16Ω ということは、
W=I*E
I=E/R
よって W=E^2/R
に代入すると、
0.0625=E^2/16
E^2=0.0625*16
E=1
I=0.0625
ということになる。電圧スイング幅はわずかに1V、最大出力電流はわずかに0.0625Aということだ。ということは、インピーダンス250Ωのヘッドホンをつなぐと、
I=1/250
W=0.004
つまり、4mWしか取れないことになる。たったの4mWだ。これでは、十分に余裕のある出力とは、とうていいうことができない。しょせん、おまけ程度と考えた方が良いだろう(その割には独立ボリュームで変に凝っている。金の無駄遣いだ)。レイル・トゥ・レイルのオペアンプだと、+/-12Vの電源につなぐだけで電圧スイング幅は+/-11V以上取れるし、品種によっては50mWくらいの出力を取れるから、かなりお粗末な設計といわざるを得ない。

ということで、オーディオ機器としてみたときには、あまり凝った製品とはいえなさそうだ。まあ、高級オーディオ機器でも、ふたを開けてみたら素人の工作レベルというものは少なくなさそうだけれど、それにしても妙な仕様が多い。

しかし、気軽に、便利に使える製品という意味では、これまであまり製品のなかったジャンルだから、なかなか面白そうだ。このアンプ自体は、あまり食指の動くものではないけれど、より良い製品を開発してもらいたい。

2008年7月2日水曜日

非科学的

CDからリッピングするときに、
iTunesでAIFFにするより、Finderのドラッグ&ドロップでした方が音質が良く、Finderを終了してTerminal.appからcpコマンドですればさらに高音質、同じコピーでもdittoだとさらに音質が変わる
のだそうだ。

ハッキリいって、眉唾どころかオカルトかペテン以外のなにものでもないのだが、そういう僕でも聞き分けられたなら本当だといって良いだろう(もちろん、「変わるわけがない」という先入観のせいで正しく判断できない可能性はある。これを避けるには、ダブルブラインドテストしかない)。

で、結論。やっぱり変わらない。当たり前だが

念のためにバイナリエディタで比較してみたが、iTunesだろうが、Finderだろうが、Maxだろうが、CopyToだろうが、ヘッダ情報以外は完全に一致した。これも、当たり前だが。

話は簡単だ。どんな方法でリッピングするにせよ、Mac OS Xの場合、AIFF化するには必ずCoreAudioに処理させている。しかも、AIFFのうち、音のデータはRawデータそのものだ。だから、フロントエンドが違うだけで音質が変わるわけがない。(・・・はず。少なくとも、iTunes、Finder、Terminal.app、Maxは、CoreAudioを呼び出してAIFF化している。CopyToは、Terminal.appにコマンドを送るだけだから、けっきょく一緒だ。)

むしろ、Maxのように、エラー訂正機能が強力なソフトを使って、リッピングを正確に行うことの方が重要だ。もちろん、キズのついたディスクでない限り、エラー訂正で結果が変わることはない(1回読みでも正確にコピーできている)。

思い込み(プラシーボ効果)以外の要因は考えられない。

甚だしきは、
「デジタル」・・・の本当の実相は頭の中だけにあるのだと、私は考えています。頭の中にあるものを実現するために、現実の形相や現象を利用して擬似的に「0と1」の2値と見なすのがデジタル記録伝送技術ではないか
とまで仰る。コンピュータっていうのは、何100万個のトランジスタ(=スイッチ)を物理的にON/OFFしているのであって、観念的なものではないはずなんだけどなあ。