2008年5月28日水曜日

Dayton RS100S-8 到着

横浜ベイサイドネット で注文していた Rayton RS100S-8 が、今日、到着した。当初、今月20日頃に入荷の予定だったのが27日にずれ込んだとのことだったから、すぐに発送して頂いたようだ。

さて、本来なら 専用に設計した箱 に入れるべきなのだが、今は折しも中間試験のラッシュ期間で、今日も民法演習で撃沈してきたところだ。そして、明日には民事訴訟法演習(いちばん不安)、土曜日には商法演習(実質的には会社法演習だが)、来週は弁護士ゼミと刑事訴訟法演習のレポート提出、民事訴訟法演習の発表、再来週に行政法のミニテストと、まったく時間がない。

そこで、少しだけ時間をとって、今までデスクトップに置いていたスピーカーのエンクロージャーを流用することにした。このユニット、「4インチ」と称してはいるが、実際にはいわゆる8cmユニットと同じ寸法(開口直径73mm)なので、ほとんど無加工で取り付けられる。

とはいっても、 Fostex や TangBand の8cmユニットに比べるとコーンが深く作られていて、フレームも大きく張り出しているから、掛け値なしで直径75mmくらいの穴でないと取り付けられない( Fostex や TB だと、70mmくらいの穴でも付けられたりする)。ターミナルは8mmの大型タイプだから、これを逃がす切り欠きが必要だ。ネジ穴はこのサイズにしては多い6つなので、新たに開け直してやる必要がある。

そんなこんなで、1時間ほど作業してユニットの取り替えに成功した。バスレフポートは、直径0.8mm * 長さ15mm * 2個 だったのを、1個に吸音材を充填して1つとした。Vb=2.2リットルくらいだから、計算上は Fb=60Hz くらいだろう(もちろん、ポートはもっと大きく、長いのが望ましい。このくらい細いポートだと、風切り音が生じてしまう)。吸音材は少し多めに入れた。

さすがに、Vas=1.98リットル、Qts=0.82のユニットにしては小さすぎるから、低音が盛り上がって濁り気味だが、中高音の素性の良さは十分に感じられる(銅製のショートリングを持つ磁気回路らしいが、その恩恵だろうか? クリアでさわやかだが歪み間の少ない音という印象で、小気味よい)。低音も、この様子だと先日の設計で上手くいきそうだ。

しばらくはベストではない状態で聞くことになるが、新しい箱に入れる日が楽しみだ。

2008年5月24日土曜日

Dayton RS100S-8

いつの間にか Parts Express の製品ページ のスペックが変わっている。 先日のエントリ と見比べると一目瞭然。

さて、日本では超有名なスピーカー設計のためのシミュレータ「 スピーカー設計プログラム 」のJavaアプレット版を利用させてもらって、このユニットのT/Sパラメータ(不明な部分は自動補完で)を入れて占ってみると、実効5.0リットルのバスレフで、ポート直径25mm・長さ100mmとすると(Fb=38Hz)、120Hz付近に2dB程度の膨らみができ、下は40Hzくらいまで実用的な音圧を得られそうだ。吸音材は少なめに設定してある。フルレンジなので中高音を吸わせる必要があるが、吸音材を増やすとバスレフの恩恵が受けにくくなるから、ちょっと頭をひねる必要がありそうだ。

他のシミュレータを当たってみると、実効5.0リットルのバスレフ、ポート直径25mm・長さ5.8cm(Fb=61Hz)で、Fb付近で3.6dB程度の膨らみができるが、F3=51Hzという結果も出た。このサイトでは、「箱の内側のサイズを 1 : 1.618 : 0.618 にすれば定在波を打ち消せる」とある。この場合、吸音材や補強、ユニットの体積を0.3リットルと仮定すると、17.759 * 28.733 * 10.975 (cm) となるようだ。近似値をとって、幅11cm・高さ29cm・奥行き18cmというところだろう。板は15〜18mm程度で十分だろう。となると、外形寸法は、幅14〜15cm・高さ32〜33cm・奥行き21〜22cm程度ということになる。デスクトップ用としては少々大きい気もするが、まあこんなところだろう。

2008年5月23日金曜日

TASCAMのスタジオモニター、RATOCの無線オーディオアンプ

TASCAM VL-A5 。実売3万円程度とのこと。ディップスイッチで周波数特性を調節できるなど、廉価ながら押さえるべき点は押さえたモデルのようだ。デスクトップスピーカーに良いかも知れない。

RATOC RAL-Cettia1B 。2.4GHz帯の無線を利用して非圧縮(44.1kHz/16bit)のオーディオデータを送受信できる、アンプ、USBアダプタ、スピーカーのセット商品。スピーカー用のボリュームは回転式、ヘッドホン用のボリュームはスイッチと、なぜか別系統になっているようだ。ニチコンのMUSE KZを使っていることがウリらしい。が、しかし、信号ラインに電解コンデンサというのは、オーディオマニア的には承服し難いところだろう(全部が全部ダメだとはいわないが...)。それよりも悪いのは、「抱き合わせ販売」だ。スピーカーはオプションにして、自分の好きなものを使えるようにした方が売れると思う。

2008年5月22日木曜日

OpenOffice.org 3.0.0 beta 続々報

build numberが同じだから、当然といえば当然だけれど、やっぱり入力プログラムの切り替えが上手くいかない。

ということで、意を決して(?)、 aerial nekton の Ozk さんのお勧めにしたがって ja.openoffice.org のメーリングリスト に登録してみた。といっても、いきなり投稿するのはやっぱり気が引けるから、とりあえず、他の人の投稿をいくつか見てから投稿してみよう。

ついでなので、 日本ユーザー会 のメーリングリストも購読してみる。

OpenOffice.org 3.0.0 beta 続報、ほか

OOo 3.0.0 beta のディレクトリが更新されている(08年5月19日付け)。Mac OS X Intel版の日本語バージョンもアップロードされた。現在ダウンロード中。明日にはレビューできるだろう。

同時に、DEV300_m12(5月19日付)、DEV300_m13(5月21日付)、OOH680_m14(5月19日付)も発見した。OOH680は、OOo 2.4.0および2.4.1系のコードのベースのようだ(したがって、X11上で動作する。Aquaインターフェイスではない)。

これらのファイルは、以下のリンクからダウンロードできる。
ftp://ooopackages.good-day.net/pub/OpenOffice.org/MacOSX/

2008年5月20日火曜日

衝動買い

もう1週間ほど前になるけど、な〜んとなく自作スピーカー系のパーツを物色していたら、 横浜ベイサイドネット で Dayton Audio の新製品 RS100S が出ていたので、思わず注文してしまった。そのときはあまり深く考えてなかたのだが、そろそろ入荷予定日を迎えるとあっては箱の設計を考えないといけない。

本家 Parts Express に掲載されているT/Sパラメータは、以下の通りだ(あまり当てにならん、という話もけっこう目にするんだが)。
  • 定格入力: 30 ワットRMS; 最大 45 ワット
  • ボイスコイル直径: 1 インチ(25 mm)
  • Le: 0.15 mH
  • Z: 8 ohms
  • Re: 6.3 ohms
  • 周波数特性: 85-12,000 Hz(ただし、別に「Full Range Capaability」との記載もある)
  • Fs: 85 Hz
  • SPL: 82.8 dB 2.83V/1m
  • Vas: .07 cu. ft.(1.96 リットル)
  • Qms: 3.48
  • Qes: 1.16
  • Qts: 0.87
  • Xmax: 4 mm
さて、このパラメータで占いをやってみると、僕の知っているオンラインの無料シミュレーションでは、たいてい、かなり出鱈目な箱を推奨してくれる。Qtcを0.7に近づけようとして、箱の容積がマイナス値になったりする訳だ。他に、17リットルバスレフでポート共振周波数を40Hzくらいにすれば28Hz/-3dBになる、といった、ちょっとにわかには信じ難い結果が出てしまう。

ということで、超いい加減な手法を試みる。

実は Hi-Vi Research M3N というユニットが、これによく似たT/Sパラメータを持っているようだ。
  • 定格入力: 15 ワットRMS; 最大 30 ワット
  • ボイスコイル直径: 20 mm
  • Le: 不明
  • Z: 8 ohms
  • Re: 6.5 ohms
  • 周波数特性: 明記なし(特性図を見ると高域はかなり荒れているが...)
  • Fs: 91 Hz
  • SPL: 82 dB 2.83V/1m
  • Vas: 1.5 リットル
  • Qms: 3.57
  • Qes: 1.03
  • Qts: 0.80
  • Xmax: 3 mm
そして、 M3N は 1.6リットル密閉箱を推奨、とある。実際、外形寸法が15cmの立方体の密閉箱に放り込んでみると、かなりご機嫌な音だ。これのスピーカーは、いま、母親のパソコン用に使われている。

「超いい加減」というのは、これを元に、「えいやっ」と決めてしまおうということだ。直感的には、2.5〜3.0リットルの密閉もしくはバスレフ(ポートは50〜60Hzくらいだろうか)で、けっこう良い塩梅になるのではないかと思う。サイズ的には5リットルくらいまでなら置けるから、いざとなれば作り替えても良い、というくらいのつもりではいる。

といいつつ、来週は中間試験のラッシュ週間だから(小テスト1つと中間試験3つ... orz )、けっきょく作業に取り掛かれるのは6月上旬になってしまいそうだけれど。

2008年5月19日月曜日

極東奇譚( by 衣谷遊)

衣谷遊:作の『極東奇譚』を読んだ。マガジンZに連載されていた漫画で、コミックは全3巻。

民俗学と妖怪アクション(そんなジャンルあったっけ?)の折衷のような印象で、人によってかなり評価が分かれるんじゃないかと思った。伏線の多さ、難解な言葉遊び、「行間」の多いことなどが、魅力でもあり、取っつきにくさ・理解のしにくさの原因でもあるようだ。恐ろしく精緻に描き込まれている絵から受ける印象(情報量の多さ)もある。

絵が細かくて写実的な印象を与えるから、おどろおどろしさが余計に強調されていて、人によってはちょっと気分が悪くなるんじゃなかろうか。物理的な気色悪さもなくはないが、むしろ、墓地とか廃寺とかの不気味さに近い。「日本の怖い話」的な感じかな?

かなり中途半端な終わり方だったから(それでも、一応のオチはついている)、どうやら打切りになったようだ。個人的には、こういう謎めいた話は嫌いではないし、謎解きも面白かったし、ヒロインの暮緒も良いキャラだったし(途中から本筋とは逆行して子供っぽくなった気はするけど...)、キタロー君も自然消滅してしまったし(笑)、肝心の「花の謎」は解かれないままになってしまった。もうちょっと続いて欲しかったので、ちょっと残念だが、いろんな意味で頭への良い刺激になる漫画だった。

2008年5月10日土曜日

OpenOffice.org 3.0.0 BETA

早くも OO.o 3.0.0 のベータ版が登場した。「ベータ版」として公開されているのはPPC版だけのようだが、 BEA300_m2 ベース(Build:9301)のようだから、Intel版の方は DEV_BEA300_m2 をそのまま使えば良いということだろう。更新日時からいうと DEV300_m11 の方が最新だが、 BEA300 系の方がコード的に安定しているのが理由だろう。

動作自体は安定しているようだ。日本語版もある。十分実用に耐える状態といっていいだろう。

ただ、日本語環境で唯一問題なのは、「コマンド+スペース」で入力プログラムの切り替えができないということだろうか(PPC版、Intel版ともに確認)。メニューバーから切り替えれば入力自体はできるのだが、これではストレスフルだ。ダイアログ(保存とかファイルを開くとかの)が表示されたときは問題ないようなので、OO.o自体のバグ?だろう。フィードバックを提出したいのだけれど、どこにいえばいいものやら...

2008年5月6日火曜日

2つの OpenOffice.org 3.0 Beta

OpenOffice.org 3.0 Betaの開発版は、現在、主に2つのルートで作業が行われているようだ。

1つは DEV300 系で、現在 m11 まで開発が進んでいる(2008年5月4日更新)。もう1つは BEA300 系で、現在 m2 まで進んでいる(2008年5月2日更新)。

2つとも独立した親ワークスペース( MasterWorkSpace = MWS )で、同じく3.0のコードをベースにしている。違いは、 DEV300 系が3.0正式版のリリースに向けて様々な変更を繰り返しているのに対して、 BEA300 系は、 ベータ版としての コードの安定性を重視して、子ワークスペース( ChildWorkSpace = CWS )から MWS へ統合するコードを厳選する、というところにあるらしい。 Sun の OO.o チームの ブログ には、以下のように説明されている。
Thursday, 24 Apr 2008
Branching for OOo 3.0 Beta
Ruediger Timm

We've created a new master workspace (MWS) called BEA300.

What does BEA stand for? No, it is not the name of program manager's girl friend. BEA300 simply is an acronym for Beta release of OOo 3.0 . In other words, while current development code line DEV300 is heading towards OOo 3.0 final without respite, we separated a branch to stabilize the code base for OOo 3.0 beta (branch name: mws_bea300). Only selected childworkspaces will be integrated to that master workspace, containing issues regarded as beta stopper by release status meeting. For details of the schedule please see OOo Wiki.
ということで、今のところ、OO.o 3.0 Beta を使う場合には、 DEV300 系を使うのが良いようだ( BEA300 系は、あくまでベータ版を開発する評価基準とでもいうのか、正式版リリースへ向けた直接の基礎となるものではないようだ)。