2007年9月23日日曜日

MATAA for Japanese

先のエントリ で挙げた MATAA が気になったので、とりあえず最低限のセットアップを済ませてみた。実際にはまだ測定をしていないので、細かな部分での問題が残っているかも知れない。この点については、おいおい検証していこう。

MATAA for Japanese

どの程度の人が必要としているのか分からないけど、とりあえず自分用の覚え書きということで。

先のエントリでは、X11が必要らしいということを書いたが、 必要ではないようだ 。Terminal.appからコマンドラインで使うので、多くの人(もちろん、僕もだが)には敷居が高いかも知れないが、かなり多機能かつ高機能に使える気がする。

2007年9月20日木曜日

ATH-ESW9

オーディオテクニカから、新しいヘッドホン「ATH-ESW9」が発売されるようだ。ポータブルだが37,800円もする。ハウジングにアフリカンパドックを使っているから、だそうだ。

パドックは、シロフォンやマリンバの鍵盤に使われており(他にローズウッドなどもある)、ほかにもクラベスやスネアの胴などに使われる、非常に響きの良い木材だ。いかにも音の悪そうなプラスチックの筐体に取り付けられているのはいかがなものかとも思うが、意匠的にも音質的にも、優れているのは確かだろう。

ただ、やはり木材なので、雨風に晒されたり、直射日光を浴びせられたり、温度差・湿度差の激しいところを移動させられたりするポータブルの用途には、ちと向かない。雑踏の中でパドックの良さが生きるかどうかも、微妙だろう。そして、3万円も出せば、ふつうに良いヘッドホンが手に入る。

試みとしては非常に興味深いが、欲をいえばユニットを固定している方のフレームを、こういう素材で作ることはできないんだろうか? コーンですら木材で作れるんだから、難しくはないと思うんだけど。そういう構造で室内用のオープンエア型なら、かなり食指が動く。

情報源

2007年9月18日火曜日

PFR-V1のレビュー記事

Impress AV Watch に、SONYのぶっ飛び新製品 PFR-V1のレビュー記事 が載った。もうね、知識がないのがバレバレ。「クロストークの無さ」とかいい出す辺り、 言葉の意味さえ分かってない 。クロストークというのは、ある信号経路から別の信号経路に信号が回り込むことをいう。原因はさまざまあるが、ヘッドホンの場合は左右の信号線が直に隣り合っているし、グラウンドラインも共通だ。だから、スピーカーの何倍もクロストークの影響を受けやすい状態にある。

能率についての記述も、かなり怪しい。 SONYが公表しているデータ では、能率は93dB/mWだ。同記事は、これを「感度は93dB/mWと比較的高く」といっているが、そうか? ふつう、コンシューマ向けヘッドホン/イヤホンでは、100dB/mWを超えるのが常識的だ。ポータブルオーディオのヘッドホン出力が2.5mWとかのレベルなので、93dB/mWだと最高でも96dBくらいしか出せない。スタジオモニター用のヘッドホンでは91dB/mWなどの製品もあるが、そういうのは例外だ。スピーカーとして見た場合は、93dB/ W/m なら、確かに比較的高能率だが、それとは単位が違う。mW単位での表記は、ふつう、ヘッドホンなどにしか用いない。だから、 PFR-V1は高能率ではない

利用方法については、かなり無理をして書いているようだ。わざわざ5万円も出すなら十分に良いヘッドホンとヘッドホンアンプがセットで買えて、なおお釣りが来る。音が漏れて構わない環境なら、 BOSEのWave Music System でも買った方が何倍かマシだ。

まあ、もともとのコンセプトが意味不明なので、用途を思いつけなくても仕方ないのだが、結論に窮するようなレビューはしない方が良いと思う。音質だの音場感だの云々の前に、用途のない道具をわざわざ買う意味はないのだから、そういう話だけ書いても意味がないのだ(しかも間違いだらけだし)。

2007年9月8日土曜日

Apogee Duet

Apogee Duet は、2ch/24bit/96kHz対応のFireWireオーディオインターフェイス。本体価格65,000円。

うーん... XLRマイク入力(もちろん48vファンタム対応)が2系統なのはともかく、ライン入力がハイインピーダンス/アンバランスのみ2系統、出力もアンバランス2系統とヘッドホンだけというのは、どうもなぁ.... しかも、本体にはヘッドホン出力とロータリーエンコーダだけで、他の入出力はブレイクアウトケーブルで、というのもいかがなものか。

せめて、S/PDIFの入出力くらい欲しい気がするが...

2007年9月7日金曜日

kinput2MacIMのインストール

ホームページの方で、「X11環境での日本語入力」として、kinput2MacIMのインストール方法を覚え書きしておいたのだけれど、コマンドの一部に誤植があった。PowerBookの方でインストールしようとして、どうも上手くいかないので 原点 に当たったら、何のことはない、書き写すときに行を読み違えていたようだ。

PowerBookの再構築

先日のエントリ で書いた通り、2005年に購入したPBG4 12" (M9690J/A) が不調を訴えたので、Disk Utility で修復したのだけれど、この際なので後期が始まる前にまっさらの状態に戻しておこう。現在バックアップ中。今のうちに、今後の手順と方針を固めておく。

パーティション
UNIX系OSの基本は、仮想メモリ用のボリュームを用意することらしく、じっさいそうしている人もいるようだ。でも、Mac OS Xは基本的に単一パーティションで全てをこなすように設計されているようだし、このモデルのHDDは60GBしかないので、ヘタに分割するよりはこまめにメンテナンスする方が話が早いだろう。

OSとインターフェイス
AquaとX11の両方を整える。OpenOffice.orgを使うので、X11(ないしその互換環境)は必須。コマンドラインは、基本的にTerminal.appで行えるようにする。

ユーザ
セキュリティ上の問題や、Terminal.appを使う際に不用意な操作をして基幹部にダメージを与えないためには、管理者と一般ユーザを分けて、日常的な作業は一般ユーザとして行うのが良い。.....のだけれど、面倒なんだよなぁ。

バックアップ体制
HDD全体コピーを月に1回、DocumentsフォルダをUSBメモリに週1回、コピーできるようにする。ソフトについては、別途考える。

作業手順
  1. OS Xのクリーンインストール
  2. X11とDeveloper Toolsのインストール
  3. ソフトウェア・アップデート
  4. egbridge UNIVERSAL 2のインストール
  5. MacPortsのインストール
  6. bashの設定
  7. X11環境の整備(日本語入力とフォント)
  8. その他のアプリ、コンポーネントのインストールと設定
  9. 書類、初期設定の復元

え、移行アシスタントを使えよって?
あんなの飾りです。偉い人にはそれが分からんのですよ。

2007年9月6日木曜日

ボリュームヘッダに若干の修復が必要です

大学で使っている PowerBook G4 12" が悲鳴を上げた。といっても、具体的にこれといった不具合はない。Onyx を起動した際のディスクの検証で、Disk First Aid でディスクを修復せよといわれたので、 Disk Utility で「ディスクを検証」すると、「ボリュームヘッダに若干の修復が必要です」という、 見慣れた赤い文字列 が出たまでだ。.....って悠長なことをいっている場合でもないんだけど。

とりあえず家に持ち帰って、Tiger のインストールディスクで起動。無事、修復された。ついでなので、アクセス権も検証・修復しておく。

新・iPodシリーズ

おおかたの予想通りiPhone同様のタッチスクリーン採用 iPod touch 、アルミトップになった iPod classic 、iPod classic の弟分的な iPod nano 、第2世代とあまり変化のない(?) iPod shuffle 。iPod classic と iPod nano は、ユーザインターフェイスも若干変更になっているようだ。

デザインとギミックでいえば、断然、 iPod touch だろう。でも、やっぱり高い。それに、ケータイを電話とメール以外には(暇つぶしのゲームにさえ)まったく使わない上に、iPod nano (2nd) も放り出しっぱなしの僕にとっては、新しもの好きという以上の興味はない。

iPod classic は、圧倒的な容量の多さで、ポータブルというよりジューク的な使い方が良さそうだ。160GBもあればロスレス圧縮でもCD換算で500枚分は入るだろうから、もはやMP3やAACを使う積極的な理由はないだろう。

2007年9月4日火曜日

Canon PowerShot G9

G8をとばして G9 になった。9月下旬発売予定。

これでワイド端が28mm(35mm換算)からならいうことなしなんだけど。 35mm〜210mmというのは、どうも使いにくい気がする。風景を撮るなら、断然、広角のスケール感が生きる。200mmのズームなんて、日常的にパシャパシャ撮るもんじゃない。盗撮が趣味なら、どうか知らんけど。

だいたい、1200万画素もあれば2倍に拡大しても実用上十分なクオリティを得られる。画素数が増えれば、そういう編集上の自由度も大きくなって、わざわざテレ端を伸ばす必要なんてない。逆に、写っていない範囲はどうがんばってもダメなんだから、ワイド端が短いのは問題なのだ。

0.75倍のワイドコンバータもあるみたいだけれど、それなら28mm〜150mmにしてテレコンをつけてもおんなじだ。というか、日常的に使う可能性の低いテレ端こそ、必要なときにテレコンで伸ばせばいい。

Canonのデジタルカメラは、印象的でメリハリのある絵作りで悪くないと思うのだけれど、どうも広角を軽視している節があって好きになれない。フラッグシップでこれなんだから、下位モデルに期待するのは無理という話もあるけど。

Sony新製品3題

MDR-EX700SL
36,000円の高級イヤホン。....なんというか、こう、もうちょっとマシなデザインでお願いしたい。

情報源
PFR-V1
こっちは、もっとブッ飛んでる。バスレフポートを耳の中に突っ込んで、球形のスピーカーを頭にかぶる。『「スピーカーを頭にかける」というスタイルを提案する“パーソナルフィールドスピーカー”』だそうだ。提案するのは勝手だが、誰がどこで使うんだ? しかも55,000円もする。

情報源

SRS-ZX1
これは、少なくとも見た目は、まとも。5万円の高級アクティブスピーカー。Sonyの小型アクティブスピーカーとしては、オーディオ評論家の江川氏が称賛して2ちゃんねるで話題になった、SRS-Z1 が有名。実際、これは良いスピーカーだ。ただし、SRS-Z1 が実売15,000円程度なのに対して、一文字違いの SRS-ZX1 は、実売でもその3倍の45,000円くらいだろう。売れるんだろうか?

なんといっても、高級アクティブスピーカーの分野では BOSE が幅を利かせてるし、BOSE はパッと聴いた感じで印象に残りやすい(音が「良い」とは思わないが)。店頭で並べられたとき、どこまで訴求力をもった音になるか聴いてみたい気はする。

情報源

2007年9月2日日曜日

クラシックよりテクノ?

iTunesにインターネットラジオの受信機能があるのは、周知の通り。各放送局のビットレートの分布状況を見ていると、どうもクラシックやジャズより、エレクトロニカ系の方が高ビットレートの局が多い気がする。前から何となく思ってはいたけど、改めて調べ直してみる。

本稿投稿時点での結果は、以下の通り。

Classical: 128kbps 17局(33局中/52%); 160kbps なし; 192kbps なし
Electronica: 128kbps 65局(149局中/43.6%); 160kbps 7局(同4.7%); 192kbps 6局(同4.0%)

注目すべきは、音質にうるさいはずのクラシック系では最高1288kbpsなのに対して、割合こそ大差ないものの、エレクトロニカ系の方が高ビットレートの局がある(しかも割合にして9%近い)ということだ。だから、エレクトロニカ系の方がビットレートが高いと思っていたのかな。

しかし、クラシック系の局でも、もう少し音質の良いところがあると嬉しいんだけど。

Macで利用可能な音声ファイルの覚書き (3)

ロスレス圧縮(可逆圧縮)について – その1

Apple Losslessおおむね理解
Macユーザにもっとも知られているであろうロスレス圧縮。Apple Lossless Audio Codec 略称として「ALAC」が用いられる。通常、Mpeg4-Audioコンテナに格納されるので、拡張子は .m4a でAACと同様。AACとの区別は、ファイルサイズを見るのがいちばん簡単である。

技術的にはクローズでプロプライエタリ、つまり、仕様が公開されていない。そのため、iTunesユーザ以外にはまったく受け入れられていないといって良い。したがって、iPod以外のポータブルプレーヤーでは対応していない(仮に対応させたくても、できない)。しかし、リバースエンジニアリングによって、デコーダが頒布されている(ここここ にある)。

曲にもよるが、おおむね40〜60%の圧縮率がある(650MBのCD全体が、およそ250〜400MBになる)。QuickTimeのライブラリとしてCoreAudioレベルで提供されているので、G4/G5/Intelいずれのマシンでも最適化された状態でエンコードできるようで、速度的にはかなり優秀な部類(Windows版QT+iTunesに関しては不明)に入る。

FLACおおむね理解
Free Losless Audio Codec の略。文字通り、フリー、すなわち仕様がオープンで改変自由かつ無償で利用できる、ロスレスのオーディオフォーマット(ただし、かつてはGPLを採用していたが、現在は修正BSDライセンスである)。iTunes では標準状態で取り扱えないため(今後もApple自身が対応させる可能性は低いと思われる)、Macの世界ではあまり一般化していないが、古くからある由緒正しいロスレス形式である。

単体で存在する場合は、拡張子 .flac または .fla が用いられる。OGGコンテナに格納可能で(FLACプロジェクトがOGGプロジェクトに合流し、OGGの可逆圧縮形式として採用されたため)、その場合の拡張子はコンテナのそれである .ogg となる。

圧縮率は、おおむね40〜60%。ALACに比較すると、Macでのエンコード/デコード速度は速くないが、一般的に見れば比較的速い方であるといわれる。シークは比較的速く、正確。

iTunes(QuickTime含む)で再生するには、XiphQT を用いる。

Monkey's Audioおおむね理解
ロスレスのオーディオフォーマットとしては古参に数えられる。フリーソフトであり(フリーソフトウェアではない)、ライセンス料はかからない。ソースコードとSDK が提供されており、比較的自由な条件で利用が可能となっている(GPLによるフリーソフトウェアに組み込むことも可能)。

拡張子は、.ape

圧縮率は比較的良いとされるが、エンコード/デコードに要する時間が長く、シークも細かく行えないとされる。

Macでは、現在のところ、libsndfile ライブラリを搭載したソフト以外では再生できない。つまり、XiphQTを用いればiTunes等で利用可能なFLACと異なり、Monkey's Audioファイルを再生するには別途対応したソフトを用意する必要がある。とりあえず、AIFF等に変換するだけで良いなら、以下のページが役に立つ。
Monkey's Audio for Mac
..... to be continued.